2008/12/30

冬休み〜



冬休みになりました。
写真はだーれもいなくなったアトリエ。
いなくなると寂しいものですね。

アトリエのそばの商店街の旗は一斉に
「寿」になり、おめでたい感じです。
(ちなみに昨日までは歳末)
お惣菜屋さんの壁には
「今日からおせち料理に専念させていただきます。」
と張り紙が貼られています。並々ならぬ気合いです。
ジルーはここを通るたびから揚げのはしっこを
食べさせてもらえることを覚えてしまい
たとえシャッターが閉まっていても
1回お座りしてから帰るようになりました。
エサをあげてないみたいで、恥ずかしいです・・・。

さて、アトリエもパタッと電話が鳴らなくなり、
いよいよ周りの人々も冬休みに入った気配がします。
やっぱりみんなと同じ時期に休めるって嬉しいです。

ふだん私達は土〜水曜までアトリエ、
木、金は「外部の方とのお仕事用の日」にしている為、
今日は電話もメールもお休み!とか、
ちゃんとしたお休みってなかなか取れない生活です。
なので、みんながお休みになるお盆とお正月は
やっぱりホッとします。

そんな訳でアトリエも下記期間は冬休みです。
12月30日(火)〜1月9日(金)

関係者の皆さま、よろしくお願いします。
それまでにどーしても!とお急ぎの方は、
志摩アトリエまでご連絡ください。
メールは毎日ちゃんと見ています。
志摩アトリエ  TEL/FAX 0599-72-3799


今年、ご支援下さった関係者の皆さま、
新聞等をご覧になって応援の電話を下さった方々、
本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

皆さまどうぞ良いお年をお迎え下さいませ!

2008/12/24

クリスマス+大掃除


大そうじの季節ですねー。
この後おやつが待っているので
みんな張り切って窓ふきです。
それにしてもかなり楽しそう・・・。



そうじが終わるとみんななにやら真剣。
何をしているのかというと



家を建てていました!
今日のおやつはおかしの家、なのです。
クッキーで出来た壁や屋根、煙突などを組み立てて、
屋根が落っこちない様に押さえて・・・



で、できたーーー!!
ここまで約1時間、おなかはペコペコです。
あまりにすごい勢いで食べたので、
食べている写真は、ありません。

気配を察知したジルーも
「いただきます」のポーズ。
いも虫ではありません。



そしてアトリエには嬉しいプレゼントが続々!
クリスマスっぽい雰囲気になって来ました。
Lush Japanさまより冬季限定せっけんが届きました。
嬉しいです〜。
これからアトリエのみなさんにお配りしますね。
椎木さん、ありがとうございます!



そしてこちらは出版社のポプラ社さまより
束見本(中はまだ印刷されていない本の試作品)を
たーくさん送っていただきました。
編集部大そうじの時、いつも送って下さるのです。
アトリエでは大活躍なのでいつもとっても助かっています。
村地さん、ありがとうございます!



そしてそして、
先日掲載していただいた読売新聞さまより
今回特別に、取材の時の写真を送っていただきました。
アトリエで制作するみんなの姿がかっこよく写っています。
アルバムにまとめるのが楽しみです。
小林さん、ありがとうございます!

今年も多くの関係者の方に支えられてのアトリエです。
感謝、という言葉じゃ足りないな、といつも思っています。
いつもありがとうございます。

今年のプレ・ダウンズタウンの教室は今日から冬休みです。
絵のクラスは28日までなので、私達はもうひとがんばり。

みなさまよいクリスマスを!

2008/12/18

この頃のアトリエ




うーん!やっぱり12月は忙しいですねー。
時間に追いかけられている感じです。
いろいろな〆切を来週に控えつつ・・・
キブン転換にリンゴのコンポートを作ってみました。
台所で思いっきりお料理をすると
なぜか頭の中がスッキリしてくるんですねー。

さて、今月はいろいろなお客様にまみれて
三重から肇さんと敬子さんもやって来たのでした。
この頃のアトリエの様子をご紹介しますね。

見学生の宮浦クンは
「アトリエに来たらたまたまお2人が!ラッキー!」
と熱心に話をして帰り、



今月2歳を迎えるジルーは
「激しい毛の入れ替わり対策」として
ついに洋服を着せられ
みんなから「オジさん」と呼ばれたり

教室は女子による恋話で盛り上がっていたり、
しています。


そんな光景を横目にしつつ、
生徒全員が同時に話しかけてこようとも、
ハルちゃんにこっそり写真を撮られようとも、
スタッフ栗ちゃんは今日もがんばってくれています。
お疲れさまです!

2008/12/14

美大生の感想 

プレ・ダウンズタウンに最近熱心に通っている
多摩美生のアカ姉さんが感想を送ってくれました。
いい感想なのでご紹介しようと思います。
アカ姉さんは本当はアカミネさんですが、
ややこしいのでアトリエのみんなから
「アカ姉さん」と呼ばれています。

いろいろ感じ取ってくれて、嬉しいです。
学生達が成長していくのを見ていると
受け入れて良かったなーと思います。
では感想(長かったので一部抜粋)をどうぞ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プレ・ダウンズタウンの感想     byアカ姉さん


プレ・ダウンズタウンに行くと、
帰り道、駅までの商店街の道が、お風呂上りみたいな
ほっこりほんわかした気持ちでゆらゆらと歩けます。
いつも、すごく幸せな、いい気分になれます。


土日に行われている絵のクラスは、
アトリエの中の空気に「ぎゅっ」としたかんじがある。
わたしも「なんだかすごいぞ、どんどんいい絵ができていくな。
次は何が出てくるんだろう?」という
わくわくどきどき感を味わいながら見学します。
そしてできあがった作品も
「ぎゅっ」って集中した素晴らしさがある。

プレは、そういった「いい意味での緊張感」があるかんじとは
またちょっと違っていて、自分もみんなに溶け込んで生活する、
といったかんじです。
ダウン症の人たちは、息をしたり、ごはんを食べたり、
お風呂に入ったりする延長として、なにかを創作している。
まさに「生活」の延長線上として、
なにかを作ったり描いたりしている。
それはとても自然な姿にみえます。
わたしはその横で、見学しています。
そのときわたしの全身の筋肉はゆるんでいて、
心もゆるんでいる。

プレの好きなところは、
お昼をみんなで一緒に食べるところです。
食べてるときの会話もすっごくたのしくて、
いつも笑いが絶えません。
プレに来ると「生活」という言葉のことを思います。
「生活」ってなんていい言葉なのだろう。
みんなでごはんを食べるとおいしいし、
ダウン症の人たちは、ごはんを食べたりすることと同列に
ごく自然に「作る」っていうことがある感じを受けます。

本当に、アトリエに来ると
「今日も1日たのしかった〜」という気持ちで、
あったかいお布団で幸せに眠れるのです。
安心して眠れる、というのは本当にすてきなことですが、
こんなにすてきな気持ちに、
ダウン症の人は普通にさせてくれます。

「こういうことなんだよ」っていうのを、
さらっとおしえてくれるので、わたしはいつも元気になれます。
友達をつれてきたくなるのは、
この、ダウンの持っている力を、知ってほしい!と思うからです。
本当は、わたしの友達たちだけでなく、
たくさんたくさんの人に知ってほしいといつも思っています。
ダウンズ・タウンを、はやく実現させたいなぁ
という思いは強まるばかりです。
プレダウンズ・タウンは、その名の通り、
ダウンズ・タウンへの一歩が始まったところだと感じます。
「ほんと、あのひとたちに会うと元気になるんだよー!」と、
いろんな人に言いたいです。

いろいろなお客さま


きょうは寒かったですね。
外の冷気とアトリエのみんなの熱気で
ガラス窓がぼんやりして、
外の景色がやけに輝いて見えた1日でした。

きょうは午前中に
出版社の社長さんファミリーと某テレビ局のディレクターさんが
アトリエ見学にいらっしゃいました。
ダウン症の方の作品を通して共感出来たとき
夢はぐんぐん膨らんで、企画は盛り上がります。
今日はそんな予感がした出会いでした。
嬉しいです。

午後はアートセラピーもされている画家の方が見えました。
その方はこんな感想を仰って帰られました。
「このアトリエの現場では
 全てがバランスよく循環しているんですね。
 ダウン症の人たち、スタッフ、そこにいる学生たち、
 みんながいいものを与え合ったり、譲り合っている、
 そんな風に見えました。
 そしてよしこさん達が
 まるで何もしていないようにふるまいながら、
 しっかり見守っているという姿勢でいるのは、
 とても強い確信を持たれているからなのですね。
 迷いがないから出来ることなんですね。」

私はダウンズタウンのテーマにも
「循環」ということをずっと思っているので
今のアトリエが、ひとまず気配だけでも
「循環な感じ」を漂わせられているのであれば、
ちょっと嬉しいです。
やっぱり、何事もぐるぐると繋がっていますしね。
どこかで滞るのって
なんか不自然な感じがします。
渋滞とか、やですしね。
そして私たちのスタンスに関しても
よーく見ておられるなあ、と驚きました。
大当たりです。

そうそう、
きのうは写真家の中平卓馬さんがお越しになりました。
中平さんとアトリエのみんなが笑い合っている瞬間、
まるで映画のワンシーンのように美しいシーンが
何度もあってかなり感動しました。
ちょうど西日が射している中で
みんなの弾けそうな笑顔と、
中平さんのくしゃくしゃになった笑顔、
とってもいい雰囲気の教室になりました。
ちなみに中平さんは70歳だそうです。
70歳の方のくしゃくしゃ笑顔、いいです。

引越して以来、お客様続きのアトリエです。
いろいろな方が交差する中心には
ダウン症の人たちの作品あり、
おもしろトークあり、
お客さまも一体となったみんなの笑い声があります。

毎日、即興の音楽のようです。

2008/12/12

メディア情報



12月14日(日)読売新聞「東京ホットプレイス」欄で
アトリエの写真を中心に、「ダウンズタウン」の記事が掲載されます。
ぜひぜひご覧下さいませ!

2008/12/01

北海道の報告 その1



北海道から戻ると12月に!
そう、なんだか師走モードに突入しております。
日々のアトリエと平行して、来年に向けて
5、6個、いや、もっとかな?
なんだか色々なプロジェクトが同時進行しておりまして、
打ち合わせの嵐です。

さて、ようやく北海道視察のご報告その1です。
今回の目的は大きく2つありました。
ひとつは「浦河べてるの家」もうひとつは
「二風谷アイヌ資料館」の見学。
スケジュールの都合で、
北海道へ着いてまず訪れたのはアイヌ資料館。

静かな会場に展示された膨大な民具の数々からは
アイヌ民族の智慧、誇り、過去の歴史、現在を
圧倒的に感じることができました。
そして「文化」とはこういうことなんだ、と
深く納得させられました。
改めて、萱野茂さんの残された
アイヌ文化継承の仕事の意味を感じ取れた気がします。

私はダウン症の人達には「文化」がある、と
インタビューの機会などで人に伝えていますが、
作品を通して、文化、精神、を感じられるような
展示構成の為に非常に参考になった会場でした。
ダウンズタウンの中にミュージアムを作ったらこうしよう!
というヒントがたくさんありました。

そしてその日の内に二風谷から浦河へ移動。
その距離150㎞。バスやら電車を乗り継いで4時間。
写真は移動中の車窓からです。雨が降ってキレイです。



そしてついに浦河駅に到着!
もちろん無人です。しかも街灯が、ない。
北海道の闇はスゴいです。真っ暗、というか真っ黒。
しばし呆然とした後、線路の反対側に目を凝らすと・・・
遠くに灯りを発見!
暗闇の中で線路に落ちない様に気をつけながら
駅の陸橋を渡ります。完全に、肝試しです。
ビジネスホテルに無事辿り着いた時には、
なぜか達成感がありました。

翌日はべてるの家の見学へ。
9時15分から「金曜ミーティング」へ参加したり、
いろいろと見せていただいた報告と感想は、
次回 北海道の報告その2 で書くことにします。
「べてるの家」について書くことはなかなか難しいのです。
もう少し、考えてからにします。


さて、明日はアトリエに某カメラマンがお越しになります!
ずっとお目にかかりたかった方なので、楽しみです。

2008/11/26

きょうのおやつ


ハルちゃんが立派な富有柿を持って来てくれたので
今日のおやつは柿とほうじ茶に決まり!
写真には写りませんでしたが
かっこいいラッピングの上の方には
ぎふ特産「岐阜懸本場富有柿」
って書いてあります。
岐阜県の県が「懸」ですからね、
ぜったい美味しそうです。

包みを開いたらピッカピカの柿が現れました。
みんなワクワクしていますが、3時までガマン。

そうそう、
今夜北海道に行ってきます。
久しぶりにちゃんと「見学」をしてきます。
今回は「浦河べてるの家」です。
戻ったらご報告を書きますね。
見学に備えて
今回私は何を見たいのか、知りたいのか、
その事についてどういう考えを持っているのか、
ということを、改めて確認したり、考えたり、思ったりしています。
色々なアンテナを一番いい状態にして見てこようと思います。
そういう事をしていた矢先、ハルちゃんに
「よしこ、顔がしっかりしてない。」と指摘されました・・・。
もうちょっと、しっかりしようと思います。

2008/11/20

メディアのお知らせ


11月21日(金)東京新聞(朝刊)のTOKYO発コーナーで
「ダウンズタウン・プロジェクト」が紹介される予定です。

11月24日(月)産經新聞 生活面で「佐藤よし子」が
紹介される予定です。

ご覧いただけたら嬉しいです。

2008/11/16

ダウンタイム


先日、ある方がアトリエ引越しのお祝いに「月丸くん」
という愛媛県の低農薬レモンをお送り下さいました。
とっても爽やかな引越し祝い、嬉しかったです。
それでいま、アトリエの生徒達は絵を描いた帰りに
ひとり一個づつレモンを持って帰っています。
なかなかいい光景です。


さて、
1週間ってあっという間だなー、とか
1ヶ月ってあっという間だなー、とか
思ってるうちに
ふと、何年か前のアトリエでのエピソードを思い出しました。

ダウン症の人たちと一緒に学校を作ろう!とエコールを始めた頃、
教室として借りたお部屋は当然まっさらな状態で、
荷物を入れる棚も、ハンガーも、スリッパも、
なーんにもなかったので、ひとつひとつ手作りをしたのでした。
自分たちの教室を作る、それが最初の授業でした。
ある時みんなとカレンダー作りをしていた時のこと。

4人中2人の生徒が作ったカレンダーは
日にちも曜日も1週間で区切らずに、
ずーっと連続して描かれていたのでした。
いわゆる普通のカレンダーだと
月火水木金土日
1234567
となっていますが、
2人が作ったカレンダーは、
月火水木金土日月火水木金土日月火水木金〜
となっていて、
31日の後はフツーに32日、33日、34日と続いていたり、
12月の後は13月だったり、
かなり画期的なカレンダーになっていたのでした。
それを見て当時の私は
「1週間って7日なんだよー
 31日より多くなったりしないんだよ。」
と、なんとか日にちの感覚を教えようと試みたのですが
何回説明してもうまく伝わらない・・・。
そして彼らに説明しているうちに、
(あれ?もしやこの人達の感覚の方が正しいかも。)
と思い始めたのでした。
1週間や1年や24時間って、一応決まっているけれど、
よく考えたら全部繋がってるんだしな、と。
そしたら31日の後は32日の方が分かりやすいかもしれないし、
12月まで行ったら1月に戻らずに13月、14月と
前に進んだ方が自然かもしれないし、
大体、時間を区切るっていう事自体が不自然だよな、
と、どんどんダウンタイムに呑まれていったのでした。
この時から
ダウン症の人たち独自の時間感覚があるっぽいぞ、
物事をもっとずっと広いスパンで捉えているみたいだぞ、
そして、それは私たちが遥か昔に持っていた豊かな感覚じゃないのかな、
だったら今、私たちの方が学ばせてもらわなくっちゃ、
と思うようになりました。
彼らと色々な時間の話をする中で
決して数字に弱いとか、そういう事ではなく
色々感じながらの13月や32日だという事が
よく分かったのでした。
その時の衝撃は今も忘れられません。

アトリエではアトリエ部分に入ったら
そこは完全にダウン症の人たち中心のリズムになっています。
32日、13月の世界です。
どんなに忙しい記者の方でも、テレビ局の方でも
一旦はダウンワールドに浸っていただきます。
そして見学にいらした方はよく
「ここで会うと、ダウン症の人たちが全く障害者に見えないのがフシギです。」
とおっしゃります。
そして帰られる頃には
「今までの自分の生き方が不自然な気がしてきました。」とか、
「今度、シゴト抜きでも来ていいですか?」とか、
とおっしゃる方も多く、
実際に仕事の件が終わっても遊びに来て下さります。
また、アトリエに来る学生たちの中では
学校では仲よくなかったのに、アトリエで仲よくなった
というケースもたくさんあります。
アトリエでダウン症の人達を真ん中にして
人と人の関係が自然に作られていくのを見ていると
カレンダー作りの時に言われた一言、
「だって全部繋がってるじゃん!」
を、思い出す毎日です。

写真の2人はアトリエで友達になった学生コンビ、
モロちゃんとアカ姉さんです。

2008/11/09

鯵情報!

久々に志摩のアトリエから近況が届きました。
読んでいると後ろからのんきな風が吹いてきます。
※肇せんせいのオヤジギャグも入ってますよ。
それにしても
離れたところでひとつの夢を温め合えるっていいなあ、
そういう夢があるのっていいなあと、
今、思いました。
もちろん「ダウンズタウン」のことです。

ではでは 志摩からのメッセージをどーぞー。

アトリエ・エレマン・プレザンの庭先で・・・
アジが釣れてます!

夕食のお魚は庭先で。
一時間でホラッ!

刺身、空揚げ、南蛮漬け。  
昨日は塩焼き。
釣りたての魚は なんとアジが違う。
自給率アップで ダウンズタウンに繋がるといいですね。

畑はぼちぼち・・・・土つくりの最中。

2008/11/07

嬉しかったお手紙



このお花は引越しのお祝いに、と先月学生がくれたもの。
思いがけないプレゼントと、そこについていたお手紙が
とっても嬉しかったのでご紹介したいと思います。

Dear よしこさん            08/10/11

引越しおめでとうございます。ということで、お花を贈ります。
新居はいかがですか?
アトリエにうかがったことのある、もろちゃん、はーちゃん達の
話を聞いていると楽しそうですね。よかった。
さて、よしこさんに出会って1年半が経とうとしています。
よしこさんとお話をしたりしていると親友のようであり、
超えられないカベを感じたり、色んな想いがでてきました。
よしこさんともっと一緒になにかをしたいなって思うと、
早く社会人になりたいなって、毎日思ってます。
私はこれからもっと就活が忙しくなるので
年内はもう会えないと思いますが、
よしこさんががんばっていることを励みに
がんばります。
いつもありがとう。
                  FROMエクセル

ちなみに、エクセルっていうのはもちろんあだ名です。
昨年の夏、アトリエの数千点の作品アーカイブ作りの際、
たくさんのボランティア学生の中で、パソコンソフトの
エクセルを使いこなせる人が彼女しかおらず、その日から
みんなに「エクセル」と呼ばれることになりました。
以来、アトリエに何回も通ってお手伝いをしてくれたり、
率直な意見交換をしたり、熱心な姿に私も刺激を受ける日々。

アトリエにはこんな学生達がたくさん出入りしています。
これから益々力になってもらう事が出てきそうです。
ありがたいです。
あ、いまこれを書いている最中にも他の学生から
「勢いで書いたアトリエの感想文を今、FAXしてもいいですか?」
というメールが来ました。
勢いのない学生が多い中、勢いのある学生って貴重です。
ピロピロ届いたのでちょっと読んできます。

そして今日はこれから四ッ谷で新聞の撮影取材です。
どんな記事になるのか楽しみです。
掲載日時が分かりましたら、皆さまへお知らせ致します。

2008/11/04

最近のアトリエ


あっという間に2週間がたってしまい
浦島太郎な気分です。
と、いうわけで、
今日は2週間のダイジェスト版でお届けです。


〜先々週〜
「このアトリエ、棚が足りなーい!」とみんなから言われ
「確かにね!」と絵の具棚を購入。
プレ・ダウンズタウンのメンバーが
お手伝い栗ちゃんと一緒に組み立ててくれました。



〜先週〜
大ちゃんがプレに参加してくれました。
私の文化学院時代の恩師「サイトウ先生」が
写真をたくさん送ってくれました。
ご自身の失敗作らしいのですが、とってもキレイ。
そして大ちゃんは、失敗写真を見て熟語をひねり出す、
という新しい技に取り組んでいます。
写真は大活躍なので、大成功写真と言ってもいいと思います。


そして別室で図面を描くアキさん。
部屋の名前は「Aki Office」。
CDも自分でセレクトして、オトナの雰囲気で制作中。

ハルコさんは毎日大笑いしながら
色々な家具をフエルトで飾っていきます。
次は材料に椅子を買って来て、と注文書もくれました。

こういう椅子を2こ買ってね、だそうです。



土曜と日曜は絵のクラス。
イーゼルに初挑戦でちょっと緊張気味・・・。

絵の完成を間近に控えてこの余裕。

そしていきなり、今日です。
秋も深まってきたので、
プレで秋刀魚を焼きました。
メニューはクイズ風のこの写真。

きのこごはんチーム。

フワフワの大根おろし係。

ほうれん草のおひたし係。

全部おいしく出来ました!




みんなが帰った後はスタッフでお片づけ。
アトリエ犬のジルーにも「手伝って〜!」と言った瞬間の顔です。
後ろのフエルト拾って欲しかったなー。


この2週間はアトリエをしつつ、
新聞取材2件、来訪者の合計は18名と、
ちょっと慌ただしい毎日でした。
様々な出会いがあって嬉しいです。
明日はカウンセラーの先生がご見学に見えます。
またご報告しますね。

2008/10/17

プレダウンズタウン1

いよいよこの10月から
「プレ・ダウンズタウン」が始まりました。
これは「ダウンズタウン」の素になる実践です。
ちょっと横文字で言ってみると、モデルケースです。
ですので、ダウンズタウン同様、
多摩美術大学の芸術人類学研究所との共同プロジェクトです。
そしてこれはダウンズタウンが出来るまで続けよう、
続けなくちゃ、と思っている長期的なプロジェクトです。
スタートメンバーは3人のダウン症の人達です。
来たい人が来たい時に、
自由に制作していけるような場、
になれるように考えています。

みなさんの応援をたくさん受けてのスタートです。
ありがとうございます。
どうぞ、温かく見守って下さいね。

さてさて、
先週はみんなの希望でカレーを作りました。

ちょうど敬子先生が腰を治しに志摩から
来ているので、一緒に作りました。

サラダはほうれん草とミニトマト。
かなり楽しそうに盛りつけ中です。

出来上がり!

で、
メインのカレーの写真を撮るのを忘れてしまいました!
うっかりです。
全員おかわりしたくらい美味しくて、
気付いたら・・・。


お昼休みにはハルちゃんがピアノを披露。
愛するサクマさんの為だけに!ということで、
私は一歩後ろで聴かせていただきました。
聴いた事のないような優しい音色にうっとりです。
午後もカレーパワーで意欲的に制作した
アキちゃん、ハルちゃんでした。

2008/10/12

きのうと今日

毎週土曜日と日曜日は絵を描くクラスです。
リュウタくんは張り切って車を描き始めました。
ちなみに前にある青いものは
お向かいの人に絵の具が飛ばないガードです。
段ボール製ですが、みんなが飛ばした絵の具で
共同作品のようにもなっています。
どんどん素敵になるので7年使っています。

シンジくんはなんと
お土産に餃子を持っての登場です。
椅子に座って1週間の報告をしたあとに、
おもむろに絵筆をとります。

急に静かになって制作が始まりました。
そしていきなりカッコいい絵を描きます。


部屋の隅ではポケモンについて
学生に伝授しているマミちゃんの姿も。
今日描く絵のイメージを膨らませています。

ちょっと離れて見るとこんな様子です。
みんな真剣に描きながらも
冗談ばっかり言っているので
写真をよーく見たら、全員笑っていました。

いいことです。
最近アトリエでは
「ゲゲゲの鬼太郎」が流行っぽいのですが、
みんなは「ゲゲゲの金太郎」と言っています。
だんだん、どっちでもいい気がしてきました。
今週もみんなよく笑いました。

2008/10/11

打ち合わせ日和

今週の木曜日は秋晴れだったし、
アトリエもお休みだし、
打ち合わせ日和です。
1時に服部さんがお越し下さいました。

服部さんは
社会起業家研究家ネットワークの代表であり、
大学の先生でもあり、
アトリエの大切な相談係でもあります。

アトリエが目指す形に近づくにはどうしたらいいか、
いつも的確なアドバイスを下さいます。
とっても明るく、ケラケラ笑いつつ
瞬時に大切なことを判断できる服部さんは
とっても魅力的な方なので、
なんだか用事がなくってもお会いしたくなるような、
そんな方です。
一緒にいると元気が湧いてくるって、すごいです。


夕方からは場所を変えて別の方々と
別の打ち合わせです。

こちらは中目黒。
Dall’orto ダ・オルトというOrganicレストランです。
ここでは国内で1%しかない有機小麦のピザが
食べられます。
すごーく美味しいピザをいただきながら
いろいろ真剣なお話を伺いました。
どのジャンルでも、通じるものがあります。

2008/10/04

東大展示後期、始まってます!

お知らせが遅くなりましたが、
東大医学図書館の作品を
後期バージョンに入れ替えました。
作品が変わったのは入って左手のお部屋です。
前期は夏からの展示ということで
明るく爽やかなイメージ、
後期は冬に向けてちょっと渋めで
パンチの効いた作品達が揃っています。



今回も学生チームの出番です。
初登場の中尾くん、西くん、
スタッフ並の登場率のイサ、
という男子軍団。ありがたい!
目標は高く、4時終了です。



こちらは「真剣に測るトミタ親子」です。
アトリエに通ってくれているトミタ君と
お母さまがお手伝いに駆けつけてくれました。
そして何を測っているかというと、
作品の間隔とか、床からの距離とか、です。
搬入って意外と計算する作業が多いのです。
そこで、普段理数系のおシゴトをされている
トミタさんが大活躍。
あっという間に計算、壁にマーキングまで
して下さって大助かりでした。


そしてなんと皆さんのがんばりで
目標の4時ピッタリに作業終了!すごい!
まさかの目標達成です。
祝日にもかかわらずお手伝い、
本当にありがとうございました。


みなさん、本郷辺りを歩いたら
東大図書館へ立ち寄ってみて下さいね。
読書の秋、医学書もなかなか奥が深いです。