2011/11/02

しばし、お休みいただきます。



皆さまこんにちは〜。
お元気でお過ごしでしょうか。

11月ですね。
最近、秋空がキレイな日が多くて嬉しいです。
私は出産予定日まであと2日だったりします。
「調子はどう〜?」
という連絡が増えつつありますが、
助産師さん曰く「もう一声!」らしいです。

ちなみに、アトリエのハルコ先生の診察によると
「ヨシコのお腹、地球入ってる。」
とのこと。

さてさて、
アトリエの方はTシャツ企画の方が大わらわになってきました。
今回、豊島さんを通して、本当にありがたい事に
2社のブランドさんからお声を掛けていただきまして、
来年の春夏に向けて同時進行しています。
春夏に間に合う為には今が一番忙しい!という、
アパレル産業の常識を知らなかった私たち・・・。

「大変な時期に重なっちゃってすみません!」

と皆さんにお気遣い&ご心配をお掛けしつつ、

「今日陣痛来たらすみません!」

と、お仕事ノートの隣に母子手帳をスタンバイしつつの
打ち合わせや取材が続いております。
多分、産後最初の仕事は産院でゲラのチェックです(笑)

やー「自営業に産休なし」という事が、
今回よーく分かりました。
以前、デザイナーの五十嵐さんと妊婦話で盛り上がった時、
「産前っていつ頃までお仕事されてました?」
と質問して、
「前日!」
と即答されてビックリしたもんです。
そして確か、
「ヨシコさんも絶対そーなるよ(笑)」
と言われた事も・・・。

でも動かないと子供が下がって来ないらしいので、
(なにせ子供の推定体重はすでに3600グラム!)
もう開き直って超フツウに過ごしてます。
散歩もしまくってます。
多分1日5キロ位歩いてます。
男性陣には結構心配されているのですが、
実は助産院からは「高尾山でも登っといで!」と言われているのです。
さすがに高尾山は怖いですが・・・。


さて、お客様続きの先月、
元スタッフの栗ちゃんが8ヶ月の福太くんを連れて
遊びに来てくれました〜。

             

赤ちゃんの登場に大喜びのプレのみんな。
突然後ろから囲う!というユウちゃんの絡み方は
だいぶ画期的でしたが、福ちゃんは喜んでいた様子。
なんかスゴい写真になってますが・・・。


こちらはキリンの人形を持って、
ひたすら微笑みかけるあっちゃん。
あまりに静かなアプローチにみんな大爆笑。
もちろん、キリンを動かして遊ぶなんて邪道な事はしません。
なので、この時福ちゃんはキリンの存在に気付いていません。
この状態で5分位いた二人。



福ちゃんをだっこして大喜びのハルコさんと、
ふわふわほっぺを触らせてもらうアキさん。

「かぁわぁいい〜〜〜〜!!」

と何度も絶叫していました。  
この日は一段とお姉さんに見えた二人。
ダウン症の人たちは本当に子供好きな子が多いなーと思います。


アトリエに小さい子供がいるとどうなるんだろう!?と、
先々の事を考えて少し不安もあったのですが、
福ちゃんがいる光景は思った以上に自然で、
制作の時にはしっかり集中するという自分のペースを
崩さないみんなを見て、ほほー、なんとかなるもんだ、
と嬉しい発見が出来た1日でした。
福ちゃんがとっても静かだった事もあると思いますが。




そんな訳で、
「この時期はPCを使わないようにね!」
と助産師さんに言われているので、
しばしブログはお休みさせていただきます。
目と子宮は神経が同じなので、
目が疲れると陣痛が来ないとのこと。
知らない事がいっぱいです。

無事に出産を終えましたら、
サクマブログでご報告させていただきます。

それまで皆さん、楽しくね!です。








2011/10/17

BOOK PROJECT in MARSEILLE









ご報告が遅くなりました!

10月の15、16日フランスのマルセイユで
毎年恒例のブックプロジェクトが行われました。
中日新聞で紹介された記事はこちらから。

アトリエからは、敬子さん、肇さん、フミカ、
刷り師の尾上さん、絵本作家の菅野由貴子さん、
が出品しています。
そして今研修中のゆりあと、ゆりあ父も。
私も作りたいと毎年思いつつ・・・。
作品提出の〆切が夏の終わりなので、
毎年バタバタしたまま過ぎてしまいます。

ちなみに、
日本のコーディネーターは妹のフミカが担当しました。
フライヤーはフミカ作です。
そんな訳で、
今、現地には肇さん、敬子さん、フミカが駆けつけています。

アトリエは、毎年招待出品しているのですが、
今年は日本が招待国となっている事もあり、
国内から多くの作家が出品しています。

オーガナイザーはマルセイユにある Atelier vis-a-vis 。
私も何度かアトリエへ見学に行ったことがありますが、
世界の手作り本コレクションや、
見た事もない古いプレス機や、
名前も分からない機械がいっぱいあって、
相当ワクワクする場所です。
純粋に、わー!作品作りたい!と思います。

何よりアトリエを運営されているマダムウベダと
そのご主人(この方が古い印刷機マニア!)が
めちゃくちゃ面白くて、パワフルで、センスが良くて、
一緒にいるとお腹が痛くなる位笑っちゃうことばかり。

例えば、
ご主人がドイツで発見して購入した今は手に入らないプレス機。
アトリエに運んでみたら余りの大きさにドアから入らず、
プレス機の為に入り口の壁を壊して入れちゃった話などなど、
逸話はいくらでもあります。
そして
「そんな事しょっちゅうよ!C'est Normal!!」
と笑って話すご夫妻。

普段、肇さんと敬子さんを見ているので
日常の珍事には慣れていたつもりでしたが、
その話を聞いた時、さすがに
上には上がいるもんだ・・・と思いました。

でも実は、そんなウベダ夫妻が
自腹を切ってでも古き良き物を手に入れ、
残しているのには理由があって、
デジタルでは決して出せない作品のニュアンス、
手作りの良さ、作る時に感じる感覚、
それらを、
これから若い人たちが知りたいと思った時に
ちゃんと知る事が出来たり、
技術として使う事が出来るように、
将来的に、マルセイユに、
過去から現代までの版画の技法を学べる学校を作るという
大きな野望があるのです。
今、マルセイユ市と協力して頑張っているそうです。

その夢に私たちも共感しています。
そしてビザビもエレマン・プレザンの版画技術や、作品、
そしてDown's Townプロジェクトに共感して、
いつも応援して下さっています。
将来的には日本とフランスで交流しようね!と
カタコトのフランス語で大盛り上がり。
カタコトで盛り上がるって、相当高度な技です。

こんな関係が出来てから、
何年経ったか忘れちゃいましたが、
国を超えても、お互いの活動を応援し合ったり、
刺激を受ける仲間がいる事は、嬉しいものです。


刺激と言えば、昨日の情熱大陸に、
IsseyMiyakeの若手デザイナー、宮前さんが出演されていたので
思わず夜更かしして見てしまいました。
実は、宮前さんは、
私たちが今のプレ・ダウンズタウンの前身となる
エコールをやっていた頃、大変お世話になった方です。

エコールの生徒達はシーズン毎の展示会やイベントに
ご招待いただいていたのでした。
その時いつも、
みんなに洋服の事を丁寧に説明して下さったり、
お水を持って来て下さったり、
時には椅子をご用意下さったり、
細やかに気を配って下さっていたのが宮前さんでした。
テレビでは「笑顔の悪魔」なんて言われていましたが(笑)
確かにその頃から微笑みが絶えなかった宮前さん。

当時IsseyMiyakeではA-POCという新ブランドを、
私たちはエコールを立ち上げた時でした。
先方事務所の方はいつも、
「アトリエの皆さんに少しでも楽しんでもらえたら。」
「お互い若いスタッフ達同士、交流が出来たら。」
とご配慮下さっていたのでした。
子供達にとっても、私たちにとっても、
大変ありがたい事でした。

最近は少しご無沙汰していましたが、
昨日は久しぶりに宮前さんが頑張られている姿を見て、
私も頑張ろ!と思いました。
フィールドは違っても、
同世代が頑張っている様子を見ると、
刺激と励みになります。

陰ながらダウン達と応援しようと思います!






2011/10/12

来夏のTシャツ企画 始まりました!




皆さんこんにちは〜。
今日はいいお天気の東京です。

秋口、色々と立て込んでいるアトリエです。
無事、臨月に入ったヨシコさんです。
お腹を挟んでPCとの距離が日々遠くなっているので、
ブログの更新もままならなくなってきました。

さて、9月の話になりますが、
9/27日〜30日の間、
今、一緒にお仕事を進めさせていただいている
(株)豊島さんの2012年春夏の展示会へ行ってきました!




ショップの様に演出されている会場に
思わずお買い物をしたくなりましたが、そこはガマン。

と言うのも、この段階ではまだ売り物ではなく、
ここから様々なアパレル会社とデザイナーさん達が一緒になって
各ブランドの個性が加わった洋服になっていく、との事。

どーりで訪れている方々がオシャレな方ばかりと思いました!
様々なアパレルのバイヤーさんが大集合していたのでした。
完全に場違いな私たち・・・。

それら一切合切を担っている「豊島」さん。
人の名前みたいですが、会社の名前です。
余談ですが、今通っている助産院と提携している病院が
「豊島医院」というので、この時期、
サクマ君との会話がだいぶややこしかったです。

こちらは今回お世話になっている方のお一人、
東京本社の吉野さんです。
やる気満々のThe 営業マン!です。
各ブースを丁寧にご説明して下さいました。 
子供服も手がけているとのこと。
小さい洋服を作るのって案外大変なんです〜、というお話も。
フムフム、だからお高いのね、と納得。

バッグ類も手がけているそうです。
繊維の持つ可能性の幅広さにワクワクしました。

           
そしてそして、アトリエコーナーです。

今回作っていただいたのは、Tシャツやバッグのサンプル。
今後の展開については未確定の事が多いので、
まだまだ詳細はお伝え出来ないのですが、早速
「一緒にやりたい!」と仰って下さったブランドがある、とのこと。
ありがたいです。
嬉しいです。
お話が進むといいなーと思います。
そこは営業マンの手腕、だそうです。
豊島の皆さん、よろしくお願いします!

サンプルとは言え、
2週間弱で作ったとは思えない仕上がりに感激。
さすが繊維の会社!
何と言いますか、いい意味でのプライドを感じました。
ダウン症の人たちの作品は色彩が命なので、

「もし、色が出ない様であれば、今回、
アトリエとしては取り組む事は出来ません。」

という事は、生意気にも、
最初からお伝えさせていただいていたのでした。

コンセプトが伝わったとしても、作品の力が伝わらなければ、
ダウン症の方達の魅力が伝わらないも同然なので、
そこは、ついつい慎重、且つ厳しくなってしまう所です。
タグでは「ダウンズタウンプロジェクト」をご紹介下さっています。

なんと、
Down's Town tree や Down'sTown sketch Map 
のパネルも作って下さいました!
時間、本当に全然なかったのに!
貴重なスペースの中で、アトリエスペースを
こんなにも取って下さっていた事も、会場で知りました。
ありがとうございました。

このパネルにもありますが、
今回は「豊島」という会社の中の「Orgabits」という
オーガニックコットンを扱う部門との
共同プロジェクトになる予定です。

簡単にご説明しますと、
Orgabitsでアトリエの作品を使用したTシャツを制作して下さり、
それをアパレル企業とタイアップして販売、
利益の一部をダウンズタウンプロジェクトへご寄付下さる、
という流れです。
豊島さんは、あくまで繊維のプロなのです。
そういう意味では、
品質的にも安心して進められるお仕事になり、嬉しいです。

Orgabitsは、
世界の色々なところでオーガニックコットンを栽培したり、
それらを使って仕立てたり、
その利益で社会へ貢献したり、
お話を伺っているだけでもステキな取り組みを沢山されています。

ある日、
Orgabitsチームの溝口さんという方からメールをいただきました。
昔、ソトコトで特集されていたアトリエの記事をご覧下さったとの事。
そこでダウンズタウンプロジェクトの事を知り、
なんとか会社を通して力になりたいです、と、
とっても熱い内容だったのでした。

その後、名古屋本社からアトリエにお越し下さった溝口さん。
実際にお目にかかってみたら、
なんとも言えないゆるキャラ&とっても柔軟なお考えをお持ちで、
有り難い事に、お話はトントン拍子で進んだのでした。
こういう出会いがあった時、いつも、
アトリエやってて良かったなーと思います。

ちなみに、左が溝口さんで、右が吉野さんです。

溝口さんにお会いする度(もぐらに似てるなー)と思います。
今度お会いした時には、言ってみようと思います。
溝口さんとはそんな事を言い合える仲、と勝手に思っている私。

Down'sTownの冊子をご覧いただきながら、
「いいよね〜いいよね〜。一緒に何かやりたいね〜。僕らに何が出来るだろう?」
「いいっスねー、いいっスねー。」
とニンマリしつつ、
アイデアがどんどん湧いてくる様子のお二人。

右の方はデザイナーの富所さん。
この方に作品の決定から仕様まで、
ほとんどの部分をお任せする事になります。

信頼関係がなくては出来ない、アトリエとしても大切な部分です。
1度しかお会いしていませんが、
富所さんは、作品に関して厳しい目をお持ちと見ました。
安心です。

打ち合わせをしているうちに夜になったので、
ちょっと写真が暗くてすみませんです。



こうして一緒に夢を見て下さる方達がいる、
それが私たちの大きな原動力です。

すでに、Down'sTownはアトリエだけの夢ではない、
多くのご協力下さっている方とお会いする度、その事を実感します。
決して夢では終わらない、終わらせないぞ、と思います。
心強いです。

歩みはゆっくりですが、
確実に、協力者が増え、選択肢が増えています。
これはアトリエだけで出来るプロジェクトではない事、
あえて多くの方に関わり、支えていただく事で、
社会的な意義を持たせたい、ということは
立ち上げから考えていた事でした。

ダウンズタウンプロジェクトの実働をしながら、
同時に協力者の方々に伝えていく、という作業は、
ちょっと遠回りに見えるかも知れません。
多分、効率も相当悪いです。

でも、心の通った場を作る為には、
まずは私たちが関わって下さる方達と心を通わせること、
ダウンズタウンのイメージを共有すること、
そうしなければ、結局は
ダウン症の人たちや、周囲の人達にとって、
心地よい環境にはならないと思っています。

日々、アトリエで生徒達の様々な状況を見ています。
良くも悪くも、彼らにとっては環境が大きく作用するという現実を、
嫌というほど目の当たりにしています。
もし、現在の彼らを取り囲む環境が、
何不自由なく、穏やかなものであったら、
ダウンズタウンの為に動く事はしていないと思います。
そういう意味でも、
色々なご意見があるとは思いますが、
少なくともアトリエのスタッフには、
彼らを「守る」という意識を持って
様々なプロジェクトに関わる必要、責任があると思っています。
それだけ、ひとつひとつの企画には、
ダウン症の人たちの人生にとって、
いい方向にも、危険な方向にも転ぶ可能性がある、
という事でもあります。
いつも一番注意しているのは、その部分です。

幸い、アトリエの周囲には温かい心を持った方ばかりです。
私はいつも、色々な方とお会いする時、
これはダウン症の人たちが作ってくれたご縁だと思っています。
自分の事ではないと思うと、ちゃんとしなきゃ、と思いますし(笑)

ひとつひとつの出会いが、
アトリエのみんなにとって無駄にならないようにと思います。
本当に様々なジャンルの方とお会いしていますが、
後から思うと、
どれも自然なタイミングと形で繋がっている事が多いので、
不思議だなーと思います。


流れを読みつつ、流れに乗る、
そのことをいつも心がけています。
必要な勇気はダウン症のみんなが与えてくれます。

Orgabitsとのお仕事も、楽しく進むといいな、と思います。
詳細が決まりましたら皆様にお知らせしますね。
来年のお話なので、気長にお待ちくださいね〜。


さて、次の更新はいつになるやら〜。







2011/10/01

NHKのゆかりはん




皆さんこんにちは〜。
ヨシコのお腹チェック係のハルコです。

「くわいい〜〜〜!!(可愛い)寝てる〜〜〜!!なんで〜〜!!」

ハルコ先生は、ほぼ透視ですが、
時折、青い双眼鏡もお使いになられます。
その場合、双眼鏡をお腹にぴったり付けて
「ほ〜。」
と言ったらエコー終了。
これはほぼ毎日行われています。
どうやら子供は元気らしいので、よかったです。


最近フルーツが美味しいです。

先週、あっちゃんママ特製「いちじくのコンポート」をいただきました。
体が喜ぶとはこの事!と、今の私にはビンゴの味で、
自然な甘さ+平野さんの優しさが体に染み渡りました。
写真に撮り忘れちゃいましたが、
美味しい夕飯のおかずもお裾分けしていただいて、
とっても助かったのでした。
美味しい物をごちそう様でした!




そしてこちらは生マンゴスチン。
「インドネシアのお土産でーす!」と、
舞ちゃんのお家からいただきました。
普段お店で目にするのは乾かしてある物らしく、
生のマンゴスチンはなかなかお目にかかれぬ、との事。

た、確かに!
初めて食べる魅惑の味!
朝から一気にトロピカルな気分に〜。
貴重なフルーツをごちそう様でした〜。



それにしても
気持ちのいい季節になってきましたね。
温かい飲み物も嬉しいこの頃。

今朝窓を開けたら、
金木犀の甘酸っぱい香りが部屋いっぱいに入ってきて、
爽やかな目覚めでした。
大好きな香りなので毎年この季節はウキウキします。

今日はご近所の小学校の運動会が本番の様子。
朝から元気な声や音楽がアトリエまで響き渡っています。

花の香りと小学生の声に包まれて
今日もアトリエではみんなが元気に絵を描いています。


さてさて、
こんな季節には、アトリエも自然とお客様が増えます。

先週の水曜日、久しぶりに吉川さんが見えました。
通称「ゆかりはん」です。
ゆかりはんはNHKエンタープライズのディレクター。
3年前位からのお付き合いで、
たまにアトリエに遊びに(仕事かも?)来てくれます。
(ちなみに前回のブログで登場した
お皿を洗って下さっていたNHKの方とは別の方です!)

それで、その日の夕方、
ゆかりはんからこんなメールが届きました。
ちょっと嬉しかったので、ご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よし子さま 佐久間さま

今日はどうもありがとうございました。
帰り道、晴子ちゃんとあきちゃんと歩いていて、
いろんなことにきづかされました。

二人の身長が同じくらいだということ、
さよならをするときの二人の姿がとても美しかったこと、
そして相手にスピードを合わせてゆっくり歩くこと。
晴子ちゃんと腕を組みながらゆっくり歩くことで普段見落としてたり、
感じることのないことを感じとることができました。

しばらくぶりにアトリエに行けてよかったです。
前に進めないまま忙しさにかまけて、うじうじしていたのですが、
少し間をあけてよかったかもしれません。
やっぱり彼らの美しさは説明抜きに美しいと思うのです。
そのことを再度実感しました。


彼らが、よし子さん佐久間さんと関わりながら、
アトリエという場で生きている姿は、
いろんな方にやっぱり見てほしいと改めて思いました。
いい番組を見たあとって、私の場合ため息が出るんですが、
そういう、ため息がでるものを時間がかかっても作りたいと思いました。

また、お邪魔させてください。ビデオまたまわしてもいいですか…?

お体に気を付けて下さいね!

吉川ゆかり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういう情熱を持った方と出会うと、
よーし、私たちも頑張ろう、と思えます。
その方の思いを裏切る事のないようにしなくちゃ、と思います。

アトリエの周囲には、こういう、
私たちの背筋をシャンとさせて下さる方々がたくさんいて、
なおかつ活動を応援して下さっているので、
本当にありがたく思います。
つくづく、人に恵まれていると感じます。

自然とご縁が出来た方との出会いは、
細くても決して切れることがありません。
それぞれの方と、
果物が木で熟すように、
ゆっくりと時間をかけながら、
お互いの理解を深めてきたように思います。

特に、報道関係の方々の中には、
アトリエの事を知れば知るほど、
半端に撮りたくない、撮るならしっかりした作品にしたい、
と思って下さる方が多いので、
ゆかりはんのように何年も、
カメラの代わりにおやつを持って、
アトリエに通われる方が多いです。

その間は特にカメラを回すでもなく、
みんなと一緒にお茶を飲んだり、
おやつを食べたり、
もちろん制作を見学されたり。

一緒に過ごしてみる事でしか感じる事が出来ない、
見えて来ない彼らの世界があります。

人によって見えるものも違うので、
アトリエに通っているテレビ関係の方々は
それぞれに着眼点が違っておもしろいなーと思います。
それだけ色々な要素があるという事なのかも知れません。


ゆっくりじっくり時間をかけて、
いつか誰かに素敵な作品を作っていただけたら嬉しいな、と思います。
みんなが活き活きと生きている証を記録していただけたら、
それだけでも十分です。


ゆかりはーん、がんばってねー!






2011/09/29

韮崎行ってきました!






おはようございます。

昨日から気持ちのよい秋晴れが続いている東京です。
急に寒くなって風邪が流行っているようですが
皆さんお元気ですか?

アトリエはご近所の恵泉女学園で文化祭(?)の練習が始まり、
先週の朝からブラスバンドがスゴいです。

毎年恒例の恵泉と、
これまたご近所の経堂小学校の運動会の練習が重なる
賑やかな季節になりました。
秋だなーと思います。

 

先週の土日、韮崎大村美術館へ行ってきました。
アトリエの展覧会も、いよいよ明日で終了です。

みなさんに驚かれたのですが、電車で行ってきました。
連休ですしね、車は込むかなと。

しかも1日目は蓼科のホテルで三重組(生徒、保護者、女子美同窓会支部の皆様)
と合流予定だったので、
韮崎を通過して茅野で下車という謎の行動。


ちょっと早く着いたので諏訪大社へお参りに行ってきました。
妊娠して初の安産祈願です。

ちなみに一般的な安産祈願をする「戌の日」は、
気付いたら過ぎていたので、一応、妹に

「でもさ、大安とかに行けばいいよね?」と聞いたら

「それは違うやろ!信じられん!そんな大事な日を忘れるなんて!」

と半ば叱られました。でもその後、

「ま、でもフランスに住んでる日本人はお参り出来へんけど
元気な子産んどるしな。フランスに住んどると思えばいいよ。」

と意味の分からないフォローをしてくれました。
さすが、我が妹。

しばらくして、それを見越したかのように
友人から水天宮の安産守りが送られてきたのでした。
しかも男友達。
なんてマメな人!
戌の日に水天宮に行く事を知ってたなんて!
私がどうせ行ってないであろう事を予想するなんて!
シトミ君ありがとう。


さて、これも茅野写真です。
「The 田舎!」という感じだったので、撮ってみました。



ホテルで三重メンバーの健ちゃんとご対面。
健ちゃんはいつも「少年ジャンプ」か「マガジン」持ってます。
グラビアアイドル可愛いからねー。


自分の作品の前で写真撮りまくりのなっちゃん。



なっちゃんに「これで撮って!」と渡されたDSとにらめっこのお母さん。
「え?!何これ?こんなんで撮れんの?」
と興味津々の肇せんせい。
「撮れるらしいんですけど・・・使い方わからへん!」






すっかりアイドルのヒロ君。
女子美のお姉様達からサインをねだられるも

「サインって何や?」


日々、女子力に磨きをかけているナナちゃんと妹のフミカ。
なぜか私をAKB48のメンバーと勘違いしてくれていて、
ずっと「前田ちゃん!」と呼ばれていました。
違うって20回位言ったのに・・・。
嬉しいけど・・・。

ちなみに、サクマ君のことはエグザイルのメンバーと思っていたそうです。



展覧会を見た後は大村智先生のお宅へご案内いただき、
素敵なお庭も拝見。
お庭でゴリラになってしまったヤッ君を発見!


最後に記念写真。
三重からは総勢53名でやってきました。
左から二人目の若々しいお帽子を被ってらっしゃるのが
大村智先生です。
お忙しい合間を縫って、駆けつけて下さいました。
ありがとうございました。


そして三重組を見送り・・・。


私たちは会場で偶然出会った藤本ファミリーと一緒に
東京まで乗っけてもらえる事に!!
なんてありがたい!!




運転がんばるユウちゃんのお父さんです。
ちょっと情熱大陸風のアングルで。
これ、やられた事あるんですけど、気が散るんですよねー。


後ろでは仲良し兄弟のコッペとユウちゃんが。


お父さんの地層の深〜いお話を伺いながら
あっという間に東京へ到着したのでした。

藤本家のみなさま、本当にありがとうございました。
助かりました!!!
お疲れさまでした!!

そして、
韮崎まで足を運んで下さった皆様、
今回お世話になった全ての皆様、
本当にありがとうございました。

今回ご一緒した女子美愛知支部の川瀬さんのブログでも
展覧会の様子がご覧いただけます。




2011/09/23

韮崎行ってきます!







空が高くなって
風がひんやりして
急に秋めいてきた東京です。


朝アトリエに入ったら
床がキラキラしていたので撮ってみました。


皆さん体調を崩されたりしていませんか?

アトリエのみんなはめちゃめちゃ元気です。

ここ数日、みんなの使う色が急に渋くなってきて、
やっぱり敏感だなーと思います。
秋色なんです、作品が。

季節の変わり目っていつもそうなんですけど、
そういう日はどのクラスも同じ現象が起こるので、
毎回
「なるほど、今日から秋か。」
「ついに春がやって来たか。」
とか教えられます。

たとえ描いてる日が暑くても、
秋色を使い出す子が多い日の次の日は
すっかり秋模様だったりするんですよね。

絶えず一歩季節先取りのダウン達。
普段から感覚が敏感なんだなーと思います。
しかも、
ものすごいボーっとしてる様に見える子ほど、
敏感だったりするので、
ホント、人は見かけによらず、です。



さてさて、
先週の連休前、
「韮崎の展覧会に行ってきま〜す」
というご連絡を色々な方からいただき、

今週に入って
「行ってきました〜!良かったです〜!」
という声が届き始めました。

お忙しい中、遠くまで足を運んで下さった皆様、
本当にありがとうございます。
喜んでいただけて良かったです。

実は私はまだ行けていなかったのですが、
明日出発する予定です。
身軽ならば日帰りで行けるところなんですけどね・・・。

三重からは生徒と家族と佐藤家でバスを借り切って、
ツアーを組んでやってくるという
ちょっとしたイベントになっていて、
そこへ明日私たちも合流する予定です。

ダウン達&親御さん達とのツアー、
想像しただけで珍道中間違いないですねー。
楽しそう過ぎます!
私も三重から参加したかった位ですが、
しかし、いかんせんお腹が。

なにせ、昨日の妊婦検診では
34週なのに子供が38週のサイズだと言われ、
ショックを超えて恐怖です・・・。
思わず

「そーゆー場合って、
 ちょうどいい体重の頃に出産が早くなるんですか?」

と聞いた私に

「いえ、そういう問題ではありません。
 大きい子が産まれる可能性が高いという事です。」

と、先生は表情ひとつ変えずに言いました。

「ですよね。」

としか言えなかった私。
そしてその後、先生が

「おかしいなー予定日間違ってないよな。」

と呟いていたのを聞き逃しませんでした。

早くもサイズ感だけはサクマ親父に似たようで、
遺伝子の威力を痛感中です。
あと1ヶ月でお腹がどんだけの事になってしまうのか、
こうなったら
三木さんの「胎児の世界」を読み返しつつ、
冷静に観察してみようと思います。
この本は何回読んでもおもしろいです。
妊娠してから読むと、もっとおもしろいです。
生きていたら会ってみたかったです。

やーしかし、
人の皮膚ってどこまで伸びるんでしょうかね・・・。


話がそれましたが、
あさって会場で見かけたら声を掛けてくださいね。
関西弁の騒がしいダウン軍団や
妙にお腹が出ている妊婦がいたら、
それは明らかにアトリエの人々です。



ではでは
今夜も涼しそうなので、
風邪をひかないように気をつけてくださいね。






2011/09/18

夏休み〜近況

こんにちは〜。
残暑と呼ぶには厳しい暑さが続いていますが、
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
自然界では果物が実り始め、
夜には鈴虫みたいなのも鳴いてるし、
暦では秋なんだよなーとも思う今日この頃ですが、
暑いです・・・。

写真は農家の友人達が送ってくれた品々。
私の妊娠を知って、放射能の事を心配して、
美味しい食材を分けてくれています。
友達価格で譲ってくれるので本当に助かります。
みんな、ありがとう〜。

高校で有機農業を勉強してて良かった・・・
友達が食べ物作ってくれてて良かった・・・
と、震災以降、痛感しています。

一方で、福島で農業をしている友人達の事を思うと、
本当にやるせない気持ちになります。
未だに( 夢だったらいいのに )と思う事があります。

震災と言えば、先日の台風、
皆様のところは大丈夫だったでしょうか。
「三重のアトリエに被害はありませんでしたか?」
と、沢山のご連絡をいただきました。
ご心配ありがとうございます。
おかげ様で大丈夫です。

いつもそうなのですが、
アトリエは内海の英虞湾に面しているので
台風の時も意外と静かだったりします。

一歩表通りに出ると、
看板や瓦が吹っ飛んでたりするんですけどね・・・。 
さてさて、1ヶ月近く更新を怠りましたので・・・
夏休みの様子をご紹介させていただきます!

お盆休みに遊びに来てくれた元スタッフの栗ちゃん親子。
シンちゃんの絵を見てご機嫌の福ちゃん。
足、むっちむちの健康優良児です。
顔は、今のところ営業マン。


夏休みは「Summer Nightアトリエ」をオープンしました。
保護者の方々からのご提案で、
絵を描いた後はみんなで夜ご飯!という日も。

大家族のようでとっても楽しかったです。
大勢で食べるとなんで美味しいんでしょうねー。
普段から、スタッフや見学生やお客様が
ご飯を食べていく事も多いアトリエですが、
身近な保護者の皆さんと、
ゆっくり過ごす時間は意外と少ないものです。

「たまにはこういうのもいいね。」と
ごはん会が終わってからサクマ君としみじみしました。

皆さん、沢山の差し入れご馳走様でした!
またやりましょう。

ちなみにこの写真は先週のお昼のものですが、
お皿を洗っている後ろ姿は
NHKのディレクターさんです(笑)
アトリエではよくある光景です。
インターン中のゆりあと同じ年だった事もあり、
台所では何やら楽しそうな声が響いていました。
アトリエの台所にはいつも誰かがいる気がします。
そういうの、いいなーと思います。

こちらは以前ご紹介すると言いながら、
カメラのバッテリーがないという・・・
情けない状況でアップ出来なかった写真の数々。
お誕生日と妊娠と展覧会が重なって、
プレゼントを沢山いただいた夏でした。

ほぼ日の甲野さんからいただいた「ほぼ日ハラマキ」です。
2ヶ月の逆子がようやく直った(直してもらった)ので、
ついにハラマキ再開!
ええ、もちろん、暑いです。

でも柔らかくてすんごい気持ちいいんです。
今は、和田誠さんデザインのハラマキが出ているそうですよー。


ハラマキと一緒に吉本ばななさんの
ベリーショーツ」という御本もいただきました。
短編エッセイ集なので、妊娠以来、
活字が読めなくなった私にも読みやすく、
しかもオモシロかったです。
ばななさんが妊娠している時や、
出産してからの日々が綴られています。

共感する事が多くて、物の感じ方も似ていて、
自分が変じゃなかったんだ!と、
ちょっとホッと出来た本でもありました。
例えば、

お腹の中に赤ちゃんがいたとき、9ヶ月くらいまでずっと、
自分でつけた名前をいくら呼んでも、
どの顔の人に呼びかけてるのかさっぱりわからず、
そのことがすごく気になった。

というくだりとか、そうそう!と。
よく助産師さんに
「お腹の赤ちゃんによーく話し掛けてね。」
って言われるのですが、
何を話していいか分からないまま、9ヶ月に突入。

お腹では私の声が聞こえてるんだし、
って事は言わなくても全部分かってるだろうし、
だったら何も話す事ないよねーとか思い始めると、
ついつい無言に・・・。

うーむ、顔を見たことがない人と話すのは難しいです。
出会い系サイトってこういう感じか!?とか、
とんでもない方向へ想像が膨らむ始末。

ばななさんとはお会いした事がないのですが、
いつかお会いしてみたいなーと思いました。
なぜか、マネージャーさんとはお会いした事があるんですが。

こちらは湯島食堂トキちゃんからのプレゼント。

お洋服もいただいたのですが、
すでに着てしまった後で写真に撮れず〜。
お肌に優しいソープやリップ。
妊娠してから肌質が変わった私には有り難い数々!
ありがとう!

今、トキちゃんとはマタニティ仲間だったりもします。
しかも同じ助産院での出産を予定中。
予定日が1ヶ月しか違わないこともあって、
お互いに体調管理情報メールをやりとりする日々。
先日まで逆子という状況まで同じでした(笑)
去年まではお仕事仲間だったのに、
さらに新しい関係に発展して、
不思議だなー嬉しいなーと思います。
これからはママ友です。

そしてこれは
シンちゃんのお母さんが手作りして下さった
母子手帳ケースです。
すでに使わせていただいていますが、
産まれてからも使うものなので、大切にしたいと思います。
シンちゃんのお母さんはお裁縫が大得意なのです。
裁縫が全くダメな私には、魔法の手にしか見えず!
ありがとうございます。

他にも、写真には撮れなかった花束や、
お菓子、お野菜、手作りごはんの差し入れなど、
特に今年は保護者の皆さんから
頂き物をする機会が多く、
毎日本当に助けられています。

初めての妊娠を、
アトリエの子供達や
保護者の皆さんと一緒に迎えられた事は
本当にラッキーだなーと、
日を重ねる毎に感じています。
今のところ大きな問題もなく、安心して過ごせているのは、
沢山の方の支えがあってのこと、です。
いつも温かく見守って下さっている皆様に
感謝の思いでいっぱいです。

そして9月。
アキちゃんの24歳のお誕生日と共に、
アトリエには賑やかな毎日が戻って来ました。


   

みんな相変わらず元気です。


私はと言うと、
さすがにお腹が重たくなってきたので、一応、
現場仕事は9月からお休みをいただいています。
1Fから聞こえてくるみんなの笑い声を聞きつつ、
2Fを片づける毎日。
恐ろしく準備が整っていない状態で臨月に入る予感・・・。

そんな訳で、
10月からは土日クラスもお休みさせていただきます。
よろしくお願い致します。

対外的なお仕事は、
今月いっぱい予定が入っているので、
もうひと頑張り!です。
今、とあるチームとTシャツを作っているのです。
この事は、また次回に。


ブログは書ける時、書きたい時に、続けます〜。
サクマブログがストイックに更新されている様なので、
私はゆるいまま行きま〜す。

では 久々ブログで長引き、スミマセン!

残暑バテにはくれぐれも気をつけてくださいね。