2014/02/28

展覧会情報 第1弾公開!

この夏、東京都美術館で開かれる「楽園としての芸術」展の情報が公開されました。
下記サイトからご覧いただけます。

東京都美術館「楽園としての芸術」展

ワカメの季節

皆さんこんにちは〜。
PM2・5大丈夫ですか?
今年は花粉と合間ってヒドい事になるようですね。
心配です。
私は幸い花粉症はないのですが、
PM2・5が飛散している時は悠太が喘息になるので
これからの季節はヒヤヒヤです。

とは言え志摩はすっかり春めいてきました。
先日アトリエがある波切地区ではワカメの口が開きました。
割と唐突に(漁業関係者じゃないとそう感じる)
夜7時頃町内放送が入り
「明日午前8時より、若布の口開けをします〜。」
と言われれば、翌日から若布が解禁になるのであります。
若布が始まると(おお、今年も春がやってきたねえ)と思います。
そうすると上の写真のように、
町の至る所でワカメを干す場面に遭遇します。
物干竿にも、小物干しにも、ガードレールにも、
間に合わないと道にもワカメ、
うっかり踏んだら大変なシーズン到来です。

そう言えば、私はてっきり
春=暖かい=ワカメ育つ と思っていたのですが、
冬は海温が高くて、春は逆に低いそうです。
もしや常識でしょうか・・・。だったら恥ずかしいんですが。
で、海草は水が冷たくないと育たないから春からが旬。
今取れるってことは、私達が寒い寒いと言っていた頃、
海の中では春が来ていたんだなーと驚きました。

ダウン症の人たちといると、1年に1回、
すごく寒い日に桜や梅の花を描く事があります。
こっちは(桜?!)と一瞬思うのですが、
カレンダーを見たら「あ、今日は立春!」
という事がしょっちゅうあります。
そういう時、みんなが自然のリズムで生きている事や、
自然のペースを忘れずに体に持っている事に改めて感動したり、
尊敬したり、もはや羨ましくさえ思います。
どうやったらあんな風に生きられるのかなあと、
色んな瞬間に思います、本気で。
「この人、人として出来てる。」と
と痛感させられる事がいっぱいあるんですよね。
ホント、見習わなければいかんよなーと、
若布見ながらそんな事を思ったり。
それにしても昨日はすごい嵐でした。
1日中雨と風がすごくて、ひどくて、
久しぶりに町一帯が海の匂いに包まれました。
なんか、竜宮城にいるような1日でした。
家の中の湿度計は70%超え。
どんだけすきま風入ってんのよ、と思いつつ案外気持ちが良かったのは、
きっと海の水分だったからだと思います。
人の体の水分と海の成分同じって言いますしね。

で、気付けば1日外に出ない事があるので、
今朝はちょっと中断していた散歩を再開。
来年度に向け考える事が多いので、
頭をシャッキリしたかったのもあります。
なんかキッチュなお店?を発見しましたが、
絶対やってないと思います。
波切はかつては石工の町でもありました。
当り前だけど、石をよく知らないとこんな積み方出来ないよな、
と思いながらひたすら階段を登ってきました。

さーて、今日もがんばります。
気付けば明日から3月!っくー!

ではでは〜〜〜。

2014/02/21

おひなさまと展覧会

おはようございまーす、雛です。

いやー久しぶりに晴れました。
やっぱり太陽が見えると気持ちよいですねー。
今のところ暖房付けなくても大丈夫な感じであります。
目の前の小学校からピアニカの音が聞こえてきていい感じです。


早速お布団干して、洗濯機回して、
米粉クッキー焼きつつ、これ書いてます。
ここ1週間事務仕事に追われて籠っていたら、
今朝食材がない事に気付いて焦りました。
おやつ作ってる場合じゃないよ、と呟きつつ、
乾物を総動員して乗り切りました。
ひじきと高野豆腐好きなジジ臭い2歳児でよかった・・・。

さて、ちょっとお知らせ遅れちゃったのですが、
三重で地味に展覧会をやっています。
いや、うーん、展覧会っていうか・・・
今回のメインはお雛様なので
その背景にダウン症の人たちの絵が飾られている、
という若干不思議な展示ですが、悪くはないです。
2/15〜3/15まで、
磯部の「志摩市民族資料館」にて開催しています。
月曜は休館です。
搬入に行ってびっくりしたんですけど、
明治時代のお雛様とか、とにかく一杯あるんですよ。
てっきり1セットかと。
だから会場が赤い赤い。
正直、展示はだいぶ難しかったです・・・。
でも個人的にはおもしろかったです。
ぜひ、お雛様を見に行って下さい。
あ、お雛様も、です。
だって明治時代のってこんなの持ってる人がいたりするんですよ。
後ろに花咲か爺みたいな人もいるし、
竜宮城っぽいシュチュエーションでくつろいでる人もいるし、
よく見るとめちゃくちゃ。笑
これに至ってはよく見たらキューピーも登場。
資料館の方に伺ったら、昔は雛祭りって言うと、
家中のお人形を集めて飾っていたそうなんです。
ほー。そう考えるとなんだか楽しい。
家中のお人形達が一同に日の目を見る日だったんですね。
雛祭りって何でやるんだろって小さい頃思ってたので、
今回色々知れてよかったです。
地方によって全然違うんですよね。
志摩地方のひな祭りの説明を読む暇がなかったので
写メで取ってきちゃいました。
さーて、もうひと頑張りします。
あ、今回は雛壇に圧倒されて展示の写真を撮り忘れたっていう・・。
すみません!
会場に行ける方はぜひ会場でご覧くださいまし。
ゆーたくん元気ですか〜とよく言ってもらうので、
相当元気な写真を1枚。
小麦と卵がちょっと食べられるようになってきました!
誤食にピリピリしていた日々から解放されつつあります。
ちょっと食べても死にゃしない、
と思って生活出来る事が精神的にこんなに楽だとは〜。
牛乳と鶏肉と胡麻はまだハードル高し、であります。

ではでは〜

2014/02/19

拓巳さんとの思い出


こんにちは〜。
ちょっとご無沙汰してる間に、雪で大変なことになりましたね。
あ、写真、枝にピント合っててすみません。
梅です。
皆さんのところ、大丈夫ですか?
長野の野辺山に住んでる友達に
「おーい大丈夫かー!」って連絡したら
食料と暖は取れてるからまだ平気。でも多分孤立してる〜
とのこと。ひとまず生きててよかったです。
二階建ての家、丸ごと雪に埋まったらしいです。
除雪に使うブルドーザー系もバッテリー上がって大変そうでした。
三重でもこんなだったので、他は本当に大変だと思います。
少しでも事故がありませんようにと思います。
そうそう、ちょうどこの雪の日、
敬子さんの母の転院の日でもあり。
敬子さんと妹夫婦の車は伊勢の病院まで5時間もかかり、
帰りは通行止め以外の道を探して山道で迷子に。
夜中の3時に無事に帰るまで、家族はヒヤヒヤした1日を過ごしました。
いやー降らない地方で降るとパニックです。
そもそも、雪掻きアイテムを持ってないし売ってない。
最大のアイテムがスコップにチリトリ。
弱い・・・弱過ぎる・・・。

そんなこんなで、
お世話になった信州にある共働学舎の事を心配していた矢先、
今朝、大好きだったメンバーの拓巳さんが亡くなったと連絡がありました。
思わずフラフラとしゃがみ込んでしまいましたが、
やっぱり信じられなくて、
今こうしてブログを書きながら変な感じでいます。
拓巳さんは私に牛の世話を教えてくれた人です。
プラダウィリー症候群という病気を持っていました。
48歳、あまりに若過ぎました。

私が共働学舎に行ったのは18歳の時でした。
高校の専攻科先として決めたそこは、
障害がある人もない人も農業を中心に共同生活をしている場所でした。
当時も今も、誰がスタッフだか分からないようなすごい所です。
実習先に着いた日の夜、一応しっかりしてそうな人から
「説明をするので来てください」とログハウスの2階に呼び出されました。
すごく緊張していたその時の気持ちは今もリアルに思い出せます。
そしてこう言われました。

「ここには色んな人がいます。でも私から説明はしません。
 よしこさんが1人ひとりと関わって、自分で判断して生活してください。
 牛、出来るんだよね?(私は高校で酪農部だったので)
 だったら明日から拓巳と牛をやってください。
 朝、牛舎に行けば拓巳がいます。全部彼から教えてもらって下さい。」

多分、時間にしたら30秒位だったと思います。
この説明のみで1年間の住み込み実習が始まりました。
せめて牛舎の場所とか、
拓巳さんの顔とか、
牛の数とか質問したかったのですが、
有無を言わせぬ雰囲気に圧倒された私は、
その後の夕食の時に隣に座った人(サクマ親父)に
なんとか牛舎の場所だけでも教えてもらったのでした。
それがサクマ親父との出会いっちゃ出会いです。
この人はどんな障害があるんだろう・・・
と思いながら聞いたのを覚えています。笑

翌朝5時半に牛舎へ行くと
真っ暗な中で何やらガサゴソ音がしています。
牛がどこにいるかも分からないし、
拓巳さんがどの人かも分からないし、
ネズミかもしれないし、
恐怖におののきながら目を凝らすと、
何やら木枠のフタが動いています。
多分、あの中に拓巳さんって人が入ってそう・・・と思った私は
「あのーおはようございます。」
と声を掛けてみました。
すると木のフタが持ち上がり、
サイレージ(牛の発酵飼料)まみれになった人が顔を出しました。
「うわ〜!びっくりした!だ〜れ!?おはよう!」
あの時の拓巳さんの顔、というか状態は何度思い出しても笑えて、
こんな時でさえ笑わせてくれる拓巳さんってホントスゴい、と
改めて思います。

こうして、私と拓巳さんは無事出会い、
学舎ではいつも一緒に牛の世話をしたり、
お茶を飲んだり、温泉に行ったり、
悩みを相談したり、されたり、
こっそりおやつを食べたり、
食いしん坊な友達として1年間を過ごしたのでした。
実習が終わってからも
「またいつか帰って来てね。」とか、
「牛が産まれたから「よしこ」って名前を付けました。」とか、
私からは「人間の子供を産みました。」とか、
この15年間、細く長く、文通を続けてきたのでした。

拓巳さんが私に教えてくれた事は大き過ぎて言葉にできません。
でも私が「障害って何?」と考えさせられるきっかけになったのは
拓巳さんの存在が大きかったと思います。
学舎には他にもスゴ過ぎキャラが一杯いるので、
色んな人達に影響され、尊敬してきたのですが、
拓巳さんはそんな中でいつも私と同じ目線に立ってくれる
「親友」と呼べる人でした。
残念で寂しいです。
でも、出会えた事に感謝します。
まだ空の上までは行けていないかも知れないけど、
明日あたり空から笑って見てくれている気がします。
いつまでも拓巳さんに
「よしこさーん!大好きだよ〜!愛してるよ〜!」
って言ってもらえるように、
恥ずかしくない仕事をしようと思います。

今日はちょっとしんみりブログにて失礼しました。
ではでは まだまだ寒さにご用心。



2014/02/10

TOY'S FARMさんの紙袋

出来ました〜!
というか、出来てました〜!

ご報告が遅くなりましたが、
三重の津市にある輸入玩具のお店「TOY'S FARM」さんの
紙袋にアトリエの作品を起用していただきました。
三重作家の野村くんのものです。

先日サンプルをお届けいただきまして、実物を拝見。
か、かっこいい〜〜。
正直、思ってたより良い〜〜。
原画は和紙のような紙に描かれているのですが、
袋への印刷がどうなるかドキドキワクワクしてました。
しかしこりゃ、かなりうまいこといってる気がします。
しかも、お店の紙袋にしてはシッカリしてるので
その後も使えて何かとありがたいです。
            
社長さんがアトリエに共感して下さって、
マチ部分にはアトリエの説明まで入れて下さいました。
本当にありがとうございます〜。

そんな訳で、
皆さん津に行かれたら是非トイズさんへお立ち寄りくださいまし〜。
期間限定の企画ではないので、
今年お買い物をした方はこの袋に入れてもらえるそうですよ〜。

そうそう、近くにある美味しいカフェSancheもオススメです。
とにかくカステラがスゴいです。
食材もしっかり選ばれていて、本当に美味しいんです。
あ〜書いてたらお腹空いて来ちゃいました。

ではでは皆さん美味しいランチを〜。

トイズの皆さんありがとうございました!
腰治ってきたので近々ご挨拶に伺います!


2014/02/05

復活しましたので!

皆さんこんにちは〜。
お元気ですか?
風邪ひいたり階段から滑ったりしてませんか?

またまた寒い日が戻って来ちゃいましたね。
今朝は珍しく志摩でも雪。
ブルブルしてます。
こんな時にゃ菜の花でも。
          
いやー色々ありました。
前回のブログを見て下さった方達には、
かえってご心配をお掛けしてしまってすみませんでした。
連絡付かずご心配をお掛けする前に!と思いきや・・・。
お見舞いメールを下さった皆様、ありがとうございました。
中でも怪我の経験豊富なアトリエ生徒のスグルン母からのメールは
かなり参考になりました。笑

おかげ様で病院に行きましたら打撲とのこと。
不幸中の幸いです。
昨日から寝返りも打てるようなり、随分楽になりました。
寝返りって大事ですね。
打てないと体中凝ってガチガチ。
お腹が大きくて寝返り打てなかった妊娠後期を思い出しました〜。

で、あの後みんなから「病院に行くべし」と言われ、
フランス人からもフランス語と英語のチャンポン電話が掛かってきて、
「とにかく病院行って。ヨッコなんで行かないの?
 骨折してたら生活の中でダメな動きとかあるのよ!オーララ〜」
と怒られる始末。

実はですね、
私が滑った翌日から悠太が喘息の発作が結構大変でして。
この腰で付添いは無理だから入院だけは勘弁!
という一心で夜も昼も必死に介護な日々。
痛いわ、悠太がグズるわで猫の手も借りたいほどでした。
しかも3日後には私のおばあちゃんが骨折→入院→手術という大騒ぎ。
なので、ケイコさんも頼れず大変だったんですー。泣。
よっぽどサクマ親父を呼ぼうかとこっちでも言ってたんですけど、
興奮して悠太の喘息がひどくなる事も考えて、断念。
いつも一緒にいればこんな心配もしなくていいのになーと、
たまに会うから興奮しちゃうんだよねーと、
久々に離れている事を悔やんだり。

しかし!
昨日から私も悠太も元気になりました。
どーぞ全くご心配ありませんように。
で、実はそんな中、高知は馬路村から菊ちゃん来てました。
佐藤家は最悪の状況だったので、笑
お皿洗いとか、本気で手伝ってもらいました。
前回は来てくれたその日に悠太入院で全く話が出来ず、
今回再び上陸してくれたのでありました。
2回も来てもらってごめんよ、菊ちゃん。
やっと駄菓子屋へお泊まりした菊ちゃんと、
これからのこととか、まったりお話出来て一安心。
晴れてこの春から志摩の住民となります。
馬路村の広報として農協に10年間勤めた菊ちゃん。
やはり離れるにあたっては何かと大変な事もありそうで、
でも気持ちはすっかり三重に来ちゃってるので、
その気持ち、有難く受け止めようと思います。
これからはダウンズタウンやその他のこと、
力強く支えてくれるに違いないので、期待してます。
お家も決まって後は引越すのみです。

三重では梅が咲き、
海女漁が解禁になって、
あおさ(海藻)が出来てきて、
もうすぐ春です。
まだ寒いけど春はすぐそこって感じ、結構好きです。

さーて、今日はこれから報告書を色々作成します。
仕事がちょっとたまってしまいました。
とほほ〜。
皆さん風邪には気をつけて気持ちの良い1日を〜!