2009/06/29

栗ちゃんの結婚式






先日、栗ちゃんの結婚式に参列させていただきました。
この写真でお分かりの通り、栗ちゃん大変身です!
いや、いつもカワイイですけれど、
花嫁姿は格別に可愛かったです。
お人形とはこのことだ!と。
私、栗ちゃんとご主人のノブさんの幸せそうな姿を見て
何回も涙してしまいました。



ノブさんは今はまだ栗ちゃんがボランティアに近い状態で
アトリエを手伝ってくれることを理解してくれ、
さらにアトリエまで応援してくれている希有な人なのです。
ノブさんの理解なくして、
栗ちゃんにアトリエで働いてもらうことは出来ません。
だから、
栗ノブ夫妻(いま命名)は幸せでいて欲しいと、
いつも思っているので、嬉しい結婚式でした。
新郎新婦は式の間中ずーっと笑っていたのに、
来賓は涙涙、という・・・温かい良い式でした。


会場は偶然にも私達が3年前に披露宴をした明日館だったので、
懐かしいひと時でもありました。
自分たちの時は慌ただしくてほとんど記憶がないのですが、
お招きした方々にはこういう風だったんだなあ、
ということが今回知れて良かったです。
皆さんに楽しんでいただけたか、すごーく気になりますよね、結婚式って。

ちなみに私達の披露宴にお招きさせていただいたのは
新郎新婦親族と恩師以外に、
ダウン症の生徒さんと親御さん。
来賓のほとんどはダウン症の人達という
とっても楽しい会でした。
普段、お互いに絵の具まみれの格好をしているので
正装した姿はなかなか見れないですし・・・。


そんなことを思い出しつつ、
人が無条件に幸せな瞬間を共に出来るという事は
本当に幸福だなあと感無量でした。



フランクロイド・ライト建築の明日館での結婚式、
これからの方にはオススメです!



2009/06/28

展覧会のこと




「アール・イマキュレ 希望の原理」展へご来場くださったみなさま、
どうもありがとうございました。



おかげ様で9日間の会期を盛況の内に終了することが出来ました。
実際の会場では多くの方から感動の声が寄せられ、
本当に嬉しく思っています。
この白いギャラリーが今回のメイン会場です。
長谷川祐子先生指示のもと、
元は淡いピンクだった壁を学生達とペンキで白く塗り、
窓を覆ったカーテンは服飾の学生が制作してくれました。





こちらはアトリエの生徒達が作ったスリッパ。
その場で好きなものを選んで履いていただきました。
ペアのスリッパでも、右左の絵が違って楽しいです。
ちなみに、アトリエでは普段から手作りスリッパを使っています。





初めて展示した立体作品です。
予想通り、晴子さんの作品に圧倒される方多数!
木を置いたことで、アトリエの雰囲気度もアップしています。


会場でよくご質問を受けたのですが、木を置くアイデアも含め、
今回の会場構成は長谷川祐子さんによるものです。
品種や形を細かくチェックされた選ばれし観葉植物だったのです!
もちろん、本展では作品選定も全てお任せしましたので
アトリエにとっても新鮮な展覧会でした。





ちょっと遡って搬入の日の様子です。
こうして額を展示する高さを測って、
ドリルや金槌で壁に穴をあけて、
金具を埋め込んで、
ようやく、絵が掛かります。
この人たちは自分たちも制作をする院生だったり、
卒業生だったりするので、
ほぼ、大工仕事に近いこの作業を
何日も手伝ってくれたのでした。
交通費もバイト代も出せないという厳しい状況の中で
夜遅くまで本当によくがんばってくれて、
感謝と共に妙な連帯感も生まれたメンバーです。
窓の外は、夜です。



壁に穴を開けたり、穴をパテで埋めたり、
という作業は、引いて見るとこうなっています。
結構大掛かり。
女子も心強いのです。




それにしても、
今回の展覧会はなんかスゴかったです。
こんなに下準備が必要なギャラリーは初めてだったので
最初は正直(ホントにこんな所でやるのか!?)
とたじろぎましたが、
いつも突然海外から指示を出される長谷川先生と、
それに食らいつく研究所+アトリエスタッフ、
そしてそれを支える縁の下の力持ち学生チームがあって
初めて成功させる事ができた展覧会でした。
本来、展覧会準備に掛り切れる人が必要な規模でしたが、
研究所もアトリエも日々の活動がある為、
連日深夜に及んだ準備でもありました。

そんな訳なので、
色々な場面で、多くの皆さんの気持ちに支えられ、
「希望の原理」ということを感じた展覧会でもありました。
次に備えて反省点も多々ありますが、
7割ぐらいは「よかったな」と思えています。

また「思考」や「言語」「解説」を求められる場と、
そんなものを飛び越えて「感覚」を全開にしないと通用しない
ダウン症の人達が待っているアトリエの現場を行き来する日々は、
改めて多くの事を考えさせられました。

そして最終日の一番最後に駆けつけて下さった高木正勝さんと、
その辺りの色々なお話が出来たことは嬉しいことでした。
高木さんとは同じ年ということもあって
社会の中での作品の在り方や役割、という事について、
いつも共通する思いを感じます。

いやはや、無事に終わって何よりです。
アトリエはようやく普段のペースに戻りつつあります。
これからはブログもちゃんと更新します!



2009/06/07

VERY今月号に載ってます



今月発売のVERY(182P)で、アトリエの写真と
見学された読者モデルの方の体験談が紹介されています。
読者モデルは先日メイクをしに来て下さった仁田さんです。

2009/06/03

Social Concierje のHPで紹介されています










社会貢献活動の広報サポートをしている
NPO ソーシャル コンシェルジュという団体HP上の
「ソーシャル プレーヤーへの10の質問」4月17日の回で
佐藤よし子が10の質問に答えています。
よろしければご覧下さいませ。
ソーシャルコンシェルジュサイト


Photo by Fumika Sato

今月号のセボネ(No.62)に載ってます




「セボネ」って皆さんご存知でしょうか?
私も今回取材を受けるまで知らなかったのですが、
セタガヤ 
ボランティア
ネットワーク
の頭文字をそれぞれ取って、
「セボネ」だそうです。
お電話をいただいた際、
てっきり整体院からだと思って聞いていましたが、
途中で違うことに気が付きました。
ちなみに発行元は 
「社会福祉法人世田谷ボランティア協会」です。
世田谷区の区役所や、図書館の入り口や、
「ま、けっこう色々なところに置いてます」
との編集者のお言葉。
すでにご存知の方も、ご存知のない方も、
読んでいただけたら嬉しいです。
「まちの市民力」というコーナーで紹介されています。

そういえば先日も、
とくしゅう新聞という所から取材申し込みを受けました。
電話に出た栗山さんがとってくれたメモには
「特集新聞」の文字。
「よしこさん、特集新聞さんからお電話です。」
と電話を渡されたものの、
(特集新聞って何!?)
(そもそも、新聞って特集記事なんじゃ?)
とドキドキしながら電話を代わりました。
そして判明!
「徳州会」という系列の病院で発行している
「徳州新聞」のことでした。
なるほど。徳州会ならば聞いた事がありました。
毎週だったか、毎月だったか、
40万部も発行しているとのこと。
結構すごい数ですね・・・。

今回はせっかくなので
展覧会場で取材をお受けする事にしました。
病院にご入院されている方も、通われている方も、
ダウン症の人たちの作品を通して
少しでも元気になっていただければいいな、と思います。



2009/06/02

リフレッシュ




久しぶりにスカッと晴れて
東京はちょっと風の強い日でしたね。
皆さまお元気でしょうか?



展覧会の準備で忙しいんじゃ・・・と、
連日、志摩のアトリエから東京アトリエに
きれいな画像が届いています。
嬉しい心遣いですね〜。
皆さんにも写真、お裾分けです。



これはグミ、ですかね・・・?
志摩のアトリエは実家でもありますが、
高校から寮生活をしていた私は家を離れて15年。
私が出てから植えた木や花もたくさんあるので、
いまだに見た事のない花がいっぱいあって新鮮です。
夏と冬しか帰らないので、いつも
シダまみれか、草木が枯れてるいるかのどちらかです。



たぶんバラです。
バラっぽくないシュチュエーションなので
一瞬考えてしまいました。
土を這うバラって初めてです。



名前がわかりませんが、キレイです。



こうなってくるともう、全然分からないです。
「赤もじゃもじゃ」とか、かなあ・・・。



花を撮ったのか、
ナス(犬)を撮ったのか。



ナスのような気がします。



え!もう紫陽花の季節なのでしょうか!?
一気に焦ります・・・!







敬子さんのメールによると
「夕日に向かって走って温泉に入って来ました」
とのこと。温泉がすぐ近くにあります。
走って、と言っても車です。
車で2分で温泉です。







車で3分の展望台からです。
同じ夕焼けはないので、毎日違う景色が
フルスクリーンで見られる、といった感じ。







私は夕日が沈んだあとの焼けた空の方が好きです。
こうして見ると贅沢な景色ですね〜。







ピントも合わない程の美しさです。
このように、
沈んだかと思いきや、雲の隙間から太陽復活!という時も
すごくキレイです。

は〜自分の家の写真で癒されました。

とのんびりした瞬間、(まさに今)
芸術人類学研究所のオオサワさんから嬉しいメールです!
「本日、ブックレット、無事入稿いたしました。」
プハ〜〜この言葉を待つこと2週間!
ついに展覧会場でお客様にお配りするブックレットが
印刷所入りした模様です。
もう泣いても笑っても印刷しちゃいます。
いやいや、
今回のブックレット作りは波瀾万丈だったのでした。
そもそも、ブックレットを作るぞ!と決まったのが
2週間前という恐ろしいスケジュール。
しかも肝心の長谷川先生がほぼ海外主張の為、
時差がじゃまをする中での確認作業が続きました。
しかし!
いろいろな心配事とも今日でおさらばです。
久しぶりにゆっくり眠れそうです〜。
刷り上がり、本当に楽しみです。
そしてこれは展覧会をご覧いただいた方に
もれなく差し上げます!


今回も信頼のおけるBoscoの小林さんに
デザインをお願いしました。
仕上がりもステキになること間違いなし、です。
中沢新一先生と長谷川祐子先生のテキストも入っていますよ〜。


今回の展覧会には、
本当に多くの方がご協力下さって着々と準備が進んでいます。
オープンが本当に楽しみです。
ぜひぜひ多くの皆さんに足を運んでいただき
会場で楽しんでいただけましたらと思います。




さて、今夜はぐっすり寝かせていただきます!!
みなさんもよーく休んでくださいねzzz。