2010/11/29

みんな元気!






こんにちは〜。
今日は気持ちのよいお天気だった東京です。
皆さん風邪などひいていませんか?
冬は星がきれいに見えるので嬉しいです。

今日のトップ写真は、手作り人形です。
アトリエのサトシ君のお母様がですね、
今年アトリエを手伝ってくれた学生達に
お礼の気持ちを込めて作って来て下さったのです〜。
しかも、ぜーんぶ、手袋で出来ているのです。
何よりもそのお気持ちが嬉しすぎです。
サトヤンママ、ありがとうございます!

と、言う訳で、
(今年も随分アトリエを支えてやったよな〜)
と、自覚症状のある学生のみなさん、
アトリエに来たら1個づつ、いただいて下さいね。

ちなみにアトリエには、
スペシャル猫人形をいただきました!
巨大指人形風(言い方が可愛くないですね・・)で
リアルに動くのでみんなから大人気。
我が家の犬も完全に猫と間違えてました。



そんなこんなで、
あっという間に年末が近づいてますね。
アトリエではクリスマスは勿論、
すでにお正月の話題で持ち切りです。
クリスマスツリーの絵を描きながら
「も〜い〜くつ寝〜る〜とぉ〜♬」
と歌う、器用な了ちゃん。



相変わらず安定したペースのエイタ君。
ホント、かっこいいんです。
彼を見ていると、
創作するって、こういう事だよな、
と、深く納得。

制作後はスタッフにもお茶を注いでくれます。
東京アトリエでは一番先輩のエイタ君は、
かなりの気配り上手。
みんなを見守る眼差しはまるでお父さんのようです。
ソファで隣に座ってみると、
なんとも言えない優しい雰囲気が伝わってきます。


          

こちらはアトリエで今一番チビッコのマイちゃん。
色な音や空気に反応して、
紙の上でどんどんストーリーが展開されていくので
私もついて行くのに必死です。
頭の中がぐにゃぐにゃ体操です。

「描いた〜!描いた〜!」

と絶叫したら、完成です。


          
謎めいた手先、緻密な線、
筆を置くまでの絶妙な間、
そう、この絵の作者は・・・


         

大ちゃんです。
平日は筆ペン、日曜はリアル筆です。
最近のお気に入りは、バイオレットグレー。
選ぶ色もシブいんです。
この構えで軽く2、3分は、停止できます。
撮る側としては、大変ありがたいです。



近頃もっぱら学生のゆりあに恋(?)しているハルコさん。
ひたすら一緒に暮らす家を描きます。
たまに妄想が膨らみすぎて

「んも〜!ゆりあったら!っく〜〜!」

と、ワケの分からないコトになっています。
こないだはなんと、
ゆりあ見たさに双眼鏡を持参!
ハルコのそういう所、たまりません。(笑)



引き続き、ヌードと間取り図を交互に制作中のアキさん。
彼女のモノクロの世界、瞬時に形を把握して表現する力は
本当に素晴らしいです。

「来週までに女の裸を買ってきてね。約束お。」

と、恐ろしい注文を受けていた私ですが、
なんとかデッサン用のヌード集で勘弁してもらいました。
危うく捕まるところでした。
しかしデッサン本って高いよなーと、
学生時代から思っていましたが、
今回、古本屋さんで安く入手出来る事を発見!
もっと早く思いつけばよかった・・・!



「空〜を自由に♬飛びたいな〜♬ 
ハイ!ヘリコプター!」
とゴキゲンなサトちゃんです。
1枚目の絵を描きながら笑いすぎて、
2枚目は
「全く疲れすぎた・・・いやはや笑いすぎた・・・」
と呟きつつ、それでもキレイな海の絵を描いていました。
もちろんこの写真は1枚目の時です。
「UFOの世界」です。
気になります、すごく。



平日の火曜日に見かける充電の儀式。
1年前は、明らかにユウちゃんがあっちゃんに充電していましたが、
最近は、なんだか相互充電っぽいです。

誰かが止めない限り、
ずーっとこうして2人で微笑み合っています。
ずーっと見ていると、めちゃくちゃ感動します。
「平和の極み」みたいな情景です。



何やら熱心に練習している2人。
この時の会話を忠実に書きますから、
皆さん、しっかりついて来て下さい!

シンちゃん「チゲジになったらボカンどうなるのー?」
サクマ  「へ!?チゲジでボカン?爆発?!」
サトちゃん「バキューン!」
シンちゃん「がからー(だからー)チゲジなったら、
ボカン出来るの?見れるの?押せるの?」
サクマ  「ははーん。それ言うなら地デジだろ?
ボカンじゃなくて、ボタンだろ?」
シンちゃん「あそっか!がーかーらーボカンでコキオ(TOKIO)見れるの?」
サクマ  「ボカンでコキオ見れる!」
シンちゃん「地デジなったらリモコンないの?」
サクマ  「ある!」
シンちゃん「ボカンは?!」
サクマ  「ある!」
シンちゃん「はぁ〜〜〜よかった!で、ボカンはどんなの?」
サクマ  「こうやって押すボカンしかないよ!」
シンちゃん「おい!それはアナロジ用だろ!」
サクマ  「がーかーらー!
地デジもアナロジもボカンは同じでアナロジじゃなくて
ア・ナ・ロ・グだろ!」
シンちゃん「で、ボカンあんの?」

と、ひたすらチゲジ用ボカンを押す練習をする2人でした。
どうやら地デジ=リモコンがなくなる=ボタン押せないからテレビ見れなくなる、
と思っていたらしいです。
は!そこまでは思いつかず!
サトちゃんが笑いすぎて疲れたのは、
この2人のせいでもあります。

こういう日々の間を縫って、
スタッフ達は年末に向けてAep newsを作ったり、
生徒達にプレゼントする写真を選んだり、
急に飛び込んだ食堂の看板作りや、
ワッペン作りの打ち合わせをしたり、
展示の依頼が入ったり、
お仕事てんこ盛りシーズンに突入しました!
ちょっと大変ではありますが、
日頃アトリエを支えて下さっている方々に想いを馳せながら、
ありがたさで胸がいっぱいになる季節でもあります。

今年も沢山の方に支えられてのプレの活動、
そしてアトリエの活動だったなあと、
早くもしみじみしています。



今年は大きいお腹の栗ちゃんが、
自宅でラベル出しをしてくれて、
研修生のミヒロが
みんなのいい表情写真を選んだり、
現像出しをしてくれて、
aepnewsやクリスマスカードのデザイン&発注を
三重県にいる妹、フミカが手伝ってくれています。
私とサクマ君と両親はNewsの中味を作り、
宛名貼りはプレメンバーにも
お手伝いしてもらえるといいな、と思っています。
あくまで参加型なので、
全員に「ヤダ」と言われたらそれまでですが・・・。

年越し部隊の皆さん、今年もありがとう。


皆さまも年末に向け体調を崩されないように
お気をつけくださいね。

2010/11/24

栗ちゃん!




こんにちは〜。
これはブルーベリーの木です。
実はお庭で紅葉していた事に、
今年初めて気が付きました。
窓から覗いてビックリしました。
これは先週の写真ですが、
今週はもう、燃えてます。
ブルーベリー真っ赤です。
なんで2年間気付かなかったのか・・・。

さて、朝晩はすっかり冬らしくなりましたが
皆さまお変わりありませんか?

アトリエではまたまた風邪が流行していて、
お休みの子が増えています。
今年は咳が長引いていたり、
肺炎になってしまった人もいて、心配です。

私も今月の初めにウッカリひいたのですが、
他の症状が治まっても咳だけが残り、
薬も効かず、夜も眠れず、
昼間も寝ている訳にいかず、
というヘトヘトWeekを過ごしておりました。
今思えば、黄砂の影響だったかも知れません。
元気なのに咳が!という妙な感じだったので。
一番効いたのは三重から届いた

「蜂蜜の中に大根を短冊切りにしたのを
突っ込んどいたら、次の日に水分が上がってくるから
それを飲んだら、治るでー」

という情報でした。
あとはレンコンのすりおろし汁を飲む、です。

やーついつい咳止め情報に一生懸命になりました。
今、お辛い方はぜひ蜂蜜大根を!
ホント、今年の咳は手強いですから!




さてさて、本題です。
今回はおめでたいご報告です。

先月、写真の美味しいお菓子を持って
栗ちゃんが遊びに来てくれました。
ご実家の福岡のお土産です。


          

そうなんです、
栗ちゃん、念願の妊婦さんになりました!

おめでとう!おめでとう!

それで、私たちと
栗ちゃんと、ご主人ノブさんと色々考えて、
栗ちゃんはしばらくアトリエを離れて、
お家の事に専念することになりました。




妊娠が分かった時、
母子手帳を持って真っ先にアトリエに来てくれた栗ちゃん。
うれし涙と共に報告してくれたのでした。

そして
「妊娠してもお仕事を続けたいです。
私でよければ続けさせてください。」
と、熱心に言ってくれました。
それは私と佐久間君にとって、
本当に心強くて、嬉しくて、
涙が出そうなほどでした。





ちょうどその頃、
栗ちゃんにアトリエの色々な事を、
改めて指導していた時でもありました。
これまで、あえてあまり口では教えてこなかった
現場に入る時の心構えとか、姿勢とか、
ちょっと言葉にうまく出来ませんが、
ダウン症の人たちの心の解釈の仕方とか、
寄添い方とか、
マニュアルがないから伝えるのが難しい事ばっかりを、
集中的に伝えていた矢先の、
おめでた!だったのでした。


だから、正直、私達もすごく迷いました。
栗ちゃんに残ってもらうべきか、
お家を優先させてあげるべきか、
文字通り、うーん、うーんと口に出して
2日間、悩みました。


でも、大きな時間の流れで見た時、
何より栗ちゃんの立場に立った時、
今、栗ちゃんが一番優先したいのは、
お腹の赤ちゃんと、ご主人のことじゃないかな、
と、思いました。

それはこれまで栗ちゃんと一緒に過ごす中で、
なんとなく感じていた事でもありました。
仕事の内容や時間を考えると、
栗ちゃんとご主人には、
アトリエの事でちょっと無理させちゃってるかも知れない、
もしそうだとしたら、
それは良くないし本望じゃない、
と気になっていた事でもありました。

でも、栗ちゃんは頑張り屋さんなので
面と向かって聞いたって、
「大丈夫ですたい!」
って言うに決まっていますし、
現に、何度もそういう場面がありました。
ホンワカ栗ちゃん、
ああ見えても福岡の女子ですけん、
かなり辛抱強いのです。

そんな栗ちゃんに私達が提案してみたのは
「一旦休業、おうち優先案。」でした。
それでも栗ちゃんが
「いんや、大丈夫!働きますたい!」
と言ってくれるのなら、
その時は一緒に体と家庭に無理のない形を考えてみよう、
と伝えた瞬間、
思いがけず栗ちゃんの目には涙が溢れていました。
初めての妊娠とアトリエの仕事を両立出来るか、
まだ覚える事がいっぱいある仕事を
これからちゃんと出来るのか、
実は不安でいっぱいだったとのこと。

「ありがとうございます。
お2人からそう言っていただいて、
ありがとうございます。」

と言いながら涙する栗ちゃんを見て、
これでよかったんだな、と思いました。

それからしばらくして、
栗ちゃんから嬉しいお手紙が届きました。
一部抜粋したいと思います。
ちょっと照れクサいですけども。
栗ちゃん、いいよね?
公開しまーす!


『一雨毎に秋の気配が濃く感じられるようになりましたね。

先日のアトリエでお手紙を頂戴し、ありがとうございました。

〜中略〜 

お2人からはいつも、重要なことを気付かせていただきました。

たくさんご指導いただき、姿勢を見せて下さり、

本当にありがとうございました。

お2人と一緒にトリオでお仕事出来た時間は、私の宝物です。

数々のイベント、特に昨年の展覧会ラッシュは大変だったけれど、

あの、ぐーっと集中して湧いてくるエネルギーは

仕事の醍醐味のひとつでした。

そして何よりもダウン症の人たちの気持ちに沿って、

くいっと引き出していくお姿に、何度も感銘を受けました。

自然にこころが全力オープンになっていて、

自分と場が循環している。

アトリエに魅かれる人は、

ダウン症の人たちのありのままの姿と、

そこにそっといるよし子さん佐久間さんに魅力を感じているのでしょうね。

私もその中の一人でした。素敵な日々をありがとうざいました。

スタッフとしてやり残したことは多々あり、

中途半端な時期で一旦身を引かせていただくこと、

ご指導して下さったお二人にも申し訳ありませんが、

今は一旦、出産に専念させていただきます。

続きはまた、いつか、どこかのタイミングで

参加させていただきたく思います。

2年間、本当にありがとうございました。

そしてこれからも夫婦共々よろしくお願い致します。』



と、まあそうは言ってもですね、
同じ釜の飯を何度食べたか知れぬ仲、
もう栗ちゃんやご主人とは家族も同然です。
お仕事は離れますが、
こころはいつも繋がっているような、
そんな不思議な感じがします。


先日も、早速私達を心配した栗ちゃんから
「在宅で出来る事務仕事、
産まれるまではやりますけん!」
と言ってもらったので、お言葉に甘えて
年末に向けての細かいコトをお願いしています。
そんな訳で、
栗ちゃんとはこれからも
末永くお付き合いする事になると思います。

栗ちゃん、元気な子を産んで、
いつでもアトリエに遊びに来てね〜♬

その前に、年末シゴト、一緒に乗り切ろうねー。

心からの感謝を込めて、
今アトリエのお庭で満開の、
栗ちゃんっぽい素朴で可愛い花を!!












2010/11/16

ボーネルンド


子育て・教育に役立つ情報通信誌
『あそびのもり 2010年秋冬号』(ボーネルンド社発行)にて
アトリエの活動、佐藤、佐久間のインタビュー記事が掲載されています。
各ショップにて配布されています。
※書店ではお求めになれません。
お近くにボーネルンドショップがある方は、ぜひご覧下さいませ!

2010/11/08

LUSH TIMES





現在 LUSH全店店頭に置かれている
「LUSHTIMES Vol 039」
クリスマス号のラストページにて
アトリエ・エレマン・プレザンの活動が
紹介されています。

そして今年も11月18日より
チャリティボックスが発売されます。
きれいな写真が入手出来次第、
News&ブログでもお伝えしますね。

小俣ゆう子さんの「雪」という作品が
素敵なボックスとなって登場します。

皆さまのお手に取っていただけたら嬉しいです。
今年もどうぞよろしくお願いします!