2015/03/26

柑橘祭り

みなさん、こんにちは。

この間の文旦ブログを
スタッフ菊ちゃんのお母さんが読んで下さったらしく、
昨日さらに追加で柑橘類がたーくさん。
う、嬉し過ぎる・・・。
ミエさん、ありがとうございます〜。
ごちそうさまです!
    
菊ちゃんは志摩で元気に頑張ってますよー。
今日のブログは相当個人的ですよー。笑

それでです、ちょうど先週の金曜日、
菊ちゃんが高知から三重に移住して1年が経ちました。
自分の仕事を辞めて、ダウンズタウンプロジェクトに
人生を賭けて来てくれたのでした。
だから文旦を食べると去年を思い出します。
というか、菊ちゃんが来た頃を思い出します。
あっという間のような、長かったような不思議な時間。

そしてその日!
めでたいことに気まぐれポーチの発送分が完成!
どんだけ遅いんだ!!と、お思いの皆さん、
これ、本当に手間暇掛かってるんですよ・・・。
どうかお許しくださいませ。
すごいカッコいいですよ、ムフムフ。

それで、1年前菊ちゃんがやって来て、
時には佐久間も交え、
アトリエの事、ダウンズタウンの事を話しながら、
一緒に「気まぐれ商店」を立ち上げたのでした。
ポーチ作りの下準備も、
ほとんど菊ちゃんが1人でやってくれました。

そんな気まぐれグッズの初完成と、
菊ちゃんが引越して来た日が同じって、
なんだか感慨ひとしおでした。
お客さまにお届けしなくちゃいけないのに、
一個菊ちゃんにあげたい位でした。
でもそこは、お客さま優先です。笑

菊ちゃんは本当によく頑張る人で、
頑張りすぎるのが心配なくらい頑張る人です。
よく自分で考えて動いてくれるので、
たまに暴走していますが、笑
それも真っすぐさ故なのだと最近理解した次第。

これからも色々な事を共有しながら、
仲良くやっていこうと思います。
無駄な出会いはひとつもないなーと思います。

さて、今日はこれから大きな会社の社長様が
お越しになる予定です。
アトリエ、行ってきまーす。

2015/03/23

季節の変わり目のマジメな話

やーっと晴れました。
今日の志摩はいいお天気です。
あれ?なんか写真が小さくて四角い・・・。
ま、気にしないで行きましょう。

サクマ親父が東京から帰ってきて、
しばし家族の時間。
東京でイサと由貴子さんが頑張ってくれるお陰で、
我が家は家族が揃う時間が持てます。
ありがたいです。
     
こんな日はヒジキ日和。
どこに行ってもヒジキが干されています。
もちろん階段だって干します。
干して、乾かして、ひっくり返して
また干して、ごみを取っての繰り返し。


  

腰の痛くなりそうな地道な作業です。
海を見に来た観光客の人達が、
海まで降りる階段がヒジキでいっぱいなので、
しばし呆然としていました。
そりゃそうですよ…。

さて、
ポカポカではありますが、
冬から春に向けてのこの季節は
アトリエでは体調を崩す人が増える季節。
普段から心身ともに健康な人は大丈夫ですが、
普段から体調や自分のリズムが崩れ気味の人にとっては、
少し苦しい季節でもあります。

そんな訳で
私とサクマの携帯はあちこちから電話の掛かる日々。
本人が辛くて掛けてくる時もあれば、
親御さんからのSOSもしばしば。
電話で出来ることは限られていますが、
相手の話にひたすら耳を傾け、共感する事は出来ます。
分かるよ、つらいの分かるよ、
いつも想ってるよ、
いつでも電話しておいで、
そんな言葉を掛けながらこころの中では
早く元気になるといいなと、
祈りにも似た気持ちです。

状況によっては、
夕飯のおかずの話だけだったり、
テレビの話だけだったりもします。
とにかく相手が落ち着くまで、
心を尽くす、私に出来るのはただそれだけ。
こういう瞬間っていつもそうですが、
全身が心みたいになります。
思考も何もかもがストップして、
ムダな事がみんな省かれるような感覚になります。
もちろんよっぽどの時は、
頭のどこかでこれは警察に確認だ、とか、
早く親御さんに伝えないと、とか、
どうお伝えしようか、と考える事もあります。

よく、色々な方から


「アトリエでそこまで関わるんですか。」と驚かれます。
そうしようと思ってしている訳ではありませんが、
結果的にそうなっている事は多々あります。

でもこれはアトリエとしては本望ではありません。
ダウン症の人達は本来、朗らかで、優しくて、
ポジティブな性質を持っているので、
そこが損なわれているという事は、
必ずどこかに原因がある訳で、
それは私達にとっても悲しいことです。

とにかく大切なのは、みんなと関わる人間が、
普段からいかに信頼関係を築けているか、と言うことで、
結局それはいかに相手に愛情を注げるか、
にかかっているんじゃないかと思います。
対個人として、どれだけ相手を愛せるか、
自分の子と同じように愛せるか、
ということだと思います。
普段から信頼関係が出来ていれば、
電話ひとつで相手を落ち着ける事が出来ますが、
信頼関係がなければ、
その電話一本が命取りにもなるので、
日頃の関係作りはとても大切になります。
なんでこんな事を書くかと言うと、
ダウン症の人が体調を崩すときは、
必ず事前にサインが出ているはずですが、
周囲を気遣ってギリギリまで我慢してしまう性質もあり、
割と急に落ち込む(ように見える)ケースが多いからです。

いずれにしても、本人にとって
親御さん以外の信頼出来る友人や知人を
1人でも多く作っておく事は、
とっても大切で安心なことだと思います。
アトリエのスタッフ達が、少しでも
みんなの友人、親友になれればいいなと思います。

こんな時はダウンズタウンへの想いが一層強くなります。
1日も早くみんなと親御さんが、
安心できる場を実現したいと思います。

今苦しい人が少しでも楽になりますように。


小春日和の中で
今日はちょっとマジメなブログになりました。
長々お付き合い、ありがとうございました〜。



2015/03/19

文旦

皆さんこんにちは〜。
いかがお過ごしでしょうか?

志摩は昨日の夜中、大雨警報が出ました。
雨風が強くて築年数謎の我が家はすごい雨音でした…。

で、全く仕事と関係ないんですけど、最近文旦にハマっております。
はい、今日は文旦を載せたいだけです。
先日、高知出身のスタッフ菊ちゃんから文旦をお裾分けしてもらって以来、
悠太とすっかりハマりまして。
沢山頂いたのに、
1人1個食べていたらあっと言う間になくなっちゃったので、
早速注文してみました。

「文旦は当たりハズレあるんで、
美味しいか分かんないですよ〜」
と言いつつ、菊ちゃんが調べてくれた岡林農園さん。
無農薬で一箱2300円⁈
大丈夫⁈
と人ごとながら心配しつつ待つこと
2.3日。
来ました〜!

そして上の段ボールを外してから
ハッ!と思い出しました。
注文する時に熨斗コーナー?がありまして、
普通は熨斗が必要か不要かって所から始まると思うのですが、
熨斗不要という選択肢がない。
どうやっても熨斗を付ける流れ。
そんな訳で
熨斗いらないんですけど〜と思いつつ、粗品を選んだのでした。

しかし、こんな大きい粗品は初めて見ました。
相当な違和感だ…。

さて、これから粗品を試食して
美味しかったら菊ちゃんにお裾分けしようと思います。

文旦ネタのみにて失礼しました!

2015/03/17

サクマ親父のお話会 記録

すみません、本日イメージ写真不足であります。
ちょいとこの方でご勘弁を。

さて、昨年末のお話ですが、
志摩にあるカフェ「ブーゲンビリア」にて
サクマ親父がお話会をしました。
それを、菊ちゃんが文字起ししてくれたお陰で、なんと原稿に!
そして「サクマさんのちいさなお話会」というコンテンツに!
これまで取材以外はこういう話は記録に残らなかったのですが、
落ち着いて読んでみると、へーまあまあいい事言ってるねー
とも思えたので、皆さまにもご紹介致します。
一話一話はそんなに長くないので、
ちょっと暇だな、って時にお読み頂けたら嬉しいです。

ダウン症の人達と出会ったことのない方も、
すでに出会っている方も、
楽しんでいただけるのではと思います。

よろしくお願いしまーす。


2015/03/16

お客様

皆さんこんにちは〜。
花粉にやられていませんか?

私は若干目がしばしばしますが、
目の前の小学校から、
毎日可愛い歌声が聞こえて来て癒されております。
やっぱり春はいいですねぇ…
そして卒業や、進級の季節ですね。
東京アトリエはちびっこ達も沢山いるので
あの子は次何年生になるなーとか、
もう卒業だな、とか志摩にいながら想ったり。

さて、そんな小春日和の先週土曜日。
東京から編集者のお二人がお越し下さいました。
写真の真ん中、ジーパンの尾崎さんと右隣の小川さんです。
お忙しくてご滞在は短かったのですが、
アーティストブックを囲み、大盛り上がりでした。
       
尾崎さんは、何と言ったらいいのか、
私の中ではすごい褒め言葉なんですけど、
アトリエのテル君みたいな方でした。
ふわ〜んとしつつ感性が鋭く、
すごく優しく、真面目で、
まるで森の空気みたいな方でした。

小川さんもとっても素敵な方でした。
終始クールに尾崎さんを見守りながら、
時に興奮して装丁を剥がしそうになる尾崎さんを制止したり
時間を気にしない尾崎さんをたしなめたり、
という係のようでしたが、笑
小川さんご自身も熱い心をお持ちの方でした。

それにしてもあんなにアーティストブックに
感動して下さった方は初めてで嬉しかったです。
尾崎さんは日頃、小学館で写真集等を手掛けられているそうなので、
何かがピン!と来たようで、ああいう瞬間は
言葉はいらないなと思います。

今回は偶然の出会いでしたが、
これからお付き合いが始まりそうな予感です。

色々な方にご興味を持って頂けて、
応援して頂けて、
本当にありがたいなぁと、
しみじみ思う春です。

そうそう、
この春はLUSHから風呂敷が発売される予定です。
こちらのお知らせはまた今度にしますね。
楽しみにしていてください!

2015/03/08

日赤さんとのおしごと

皆さまこんにちは〜。
三寒四温の日々ですね。
こないだブログの更新が遅れた理由を思い出しました。
この数ヶ月、忙しかったんでした!
もう忙しかったことすら忘れている自分に焦ります・・・。

さて、そんな訳ですっかりご報告が遅くなりました。
時は昨年12月末。
新宿東口にカッコいい献血ルームがオープンしました。
正式には「新宿東口駅前献血ルーム」です。
都美術館の展示の頃から同時進行で準備を進めてきた
日赤さんとのお仕事であります。
今回はユナイテッドデザインさんにコーディネートして頂き、
想像以上に明るく素敵な空間に!!!
こんな所で献血したらサラッサラの血が採れそうですね〜。
でも「献血ムリムリ〜〜」という方の為に、
内部写真を入手致しましたので公開しちゃいますね。
機器が入るとどうなるのか、
内心ドキドキしていたのですが、
杞憂に終わりました。
東京、三重の作家達の15点の作品達が
空間の一部となっています。
今回は作品のデータを用いて、
建築物の一部となっているという新しい試み。
医療現場において、彼らの作品はきっと
様々な効果をもたらしてくれるものと思います。

日赤関係者の皆さま、UDの杉山社長、
今さらですが・・・
献血ルーム、ありがとうございました〜!


2015/03/05

は、春うらら〜



皆さまお久しゅうございます。
いかがお過ごしでしょうか?
お正月以降、すーっかりブログの更新をサボ、いや怠ってしまい、
読みに来て下さっていた方、ごめんなさい。

アトリエのfacebookや、気まぐれのブログや、
あっちこっちで発信していて、もう何がなんやら。
このアトリエブログはゆっくり書きたくて
でもゆっくり時間が取れなくて春が来ちゃいました・・・。
育児と仕事の両立、完全に出来てません。泣

言い訳はさて置きまして、
いやー気づけば春ですね〜。
志摩は桜が咲きまくり。
毎年恒例のワカメの口開け、からの桃の節句。
花粉もしっかり飛んでおります。
さてさて、トップの写真は気まぐれ海藻商品セットでした。
そしてこちらは一緒に同封させて頂いているお手紙。
中には更にオマケ付きなんです。

去年から菊ちゃんと準備を進めてきた「気まぐれ商店」の
販売が1月位(もう忘れ気味)からスタートしました。
正にこれからなんですけど、
ちょっと一段落している自分がいたり・・・。
あ、でも、ご注文は随時受け付けておりますよ〜。
エレマングッズ部門のポーチ作りも順調です。
採寸、裁断、裏地付け、ポケット作り、タグ付け、ファスナー付け、
いざ取り組んでみたら、裁縫が得意な皆さんも沢山の工程にびっくり。
「こんな調子で本当に出来るんかいな〜」
「あ〜しんどい。この年になってこんな事をするとは〜」
と、途中弱音も出掛かりましたが、
つつ、遂に、ポーチが出来始めました!
ケンちゃんママの顔に若干疲れが出ている気もしますが、
大丈夫です、大丈夫です。
「ひ〜最初はどうなる事かと思ったわ・・・」
とみなさん口々に言っていましたが、出来てみるとやっぱり嬉しい。
「嬉しいなあ、嬉しいなあ。ええもんやなあ。」

ミシン掛けをしながらも、
手も口も止まる所を知らないお母さん達からは
仕事の話、介護の話、美味しい物の話、
病気の話、将来への不安、
子供達のグループホームのこと、
どんな環境が子供達にとっていいか、
などなど毎回、様々な話題が飛び出します。

他愛のない話をしながら、
子供達の将来の為にミシン掛けをするお母さん達、
その手元にはカッコいい作品柄の布たち。
その隣でお昼寝をするダウン症のユキエちゃん。

商品を販売する先にある夢は
みんなの生活の場を整える、
具体的にはグループホームを作る、
という大きなものですが、
このポーチ作りの光景を見るたび、
お母さん達の
「ほいでもなんか、幸せやわ!」
という言葉を聞く度、
小さな小さな場が出来た事を嬉しく思います。
この場と、ここから生まれた小さな輪を
大切に丁寧に繋いでいくことが、
アトリエの役目です。
時に大きな輪も必要ですが、
気まぐれ商店では
小さな輪を、皆さまのお力をお借りしながら、
広げていくことが出来ればと思います。

美味しい海藻や干物、
そしてアトリエのオリジナルグッズを通して、
ダウンズタウンプロジェクトを
ご支援いただけましたら幸いです。
ご注文、お待ちしております!
どうぞよろしくお願い致します。