2013/01/31

観察日記5 初写真


目を離すとカメラやケータイをいじっているゆーた氏。
昨日、遂に初撮り。
何をどういじったのか、気付くとタイマーモード。
秒読みの間ずーっと手に持ったまま撮れたのは、
己の足。
(こんな写真どーしろっちゅーねん・・・)
と思いつつ、初撮りだから「削除」もなーと、
手持ち無沙汰な1枚をアップしてみました。
スミマセン。

2013/01/26

目利きマダム国際交流文化祭 2013

おはよーございます。ブヒブヒ。
去年のゆーたの誕生日、テル君が大好きなディズニーランドで
このお人形を買って来てくれました。
「ありがとう〜!かわいいね。」
と喜ぶ私にテル君がひと言。

「ハムなの。」

えぇ!!

思わず、アキちゃんが
「乗馬が好きやお。(好きなの)その後、馬刺食べるにょ〜(の〜)!」
と満面の笑みで話してくれた事を思い出しました。
アトリエではシュールな光景がいっぱいです。

さてさて、連日お知らせ続きです。
毎年1月2月は静かなアトリエですが、
アパレル関係はワンシーズン早いので
そろそろ春夏物の発売がスタートです。

で、本日の衝撃的なタイトルに
「ぬわに!?」
と思われた方もいらっしゃると思います。
目利きマダムって!?しかも国際的な!?
2013って事は毎年開催されてたの!?
と、私もメールをいただいた時、目がキョロキョロしちゃいました。
で、本日その目利きマダム国際交流文化祭 2013が開催されております。
何やらバリバリ頑張っている35歳以上の女性達の登録制の会で、
今日はそのお祭りだとか。
ほ、ほほー。
そのお祭りでですね、
アトリエの作品が使用されたバッグを限定100部
販売していただく事になりました。
メールアドレスをご登録いただければ、
ネットからどなたでもご入場いただけるとの事。
1つ3000円です。

春に新しいバッグが欲しいな〜
カラフルなの欲しいな〜
という方、ぜひぜひよろしくお願い致します。
商品写真がなくてすみません。

今回も豊島オーガビッツチームとのコラボ商品なので
1個売り上げ毎に50円がアトリエに寄付されます。

では今日はこれにて。

志摩のアトリエは色々な事が動き出してますよー。

2013/01/25

ユナイテッドアローズ グリーンラベルリラクシング


おはようございます。
昨日はポカポカ、今日はブルブルの志摩です。

写真はフランス土産の熊+白菜です。
肇さんは最近、
白菜は縛らないと結球しない事を知ったそうで。
それで我が家の白菜は開いたまんま。
「いいんだよ、お花として楽しんでんの。食べてもいいよ。」
とのこと。
いや・・・「葉っぱゴワゴワだし!」
とも言えず、熊乗っけてみました。

と、そんな事より!
今朝、メールを見たら豊島の中村さんからメールが。
とのコラボ商品が出るべく、準備を進めてきた訳ですが、
なんと、今日から発売?かも!という状況だそうです。
お店に行ってみないとわからないっていう、
ドキドキな状態であります。

今回はブランドネームにちょこっと参加という
ワンポイントで作品に触れていただく形となりました。
隠れオシャレでございます。
江戸っ子っぽいですねー。
今回は東京アトリエのシンちゃん作品が使用されております。
色々なところで人気なので、
来月はCDアルバムのジャケにも登場です。
今回はレディース商品のみのようです。
皆さんよろしくお願い致します!





2013/01/23

大作制作

皆さんこんにちは〜。
たまにはアトリエっぽい写真をひとつ。
ふたつ。
先週の土曜日。
展覧会に向けた大作が制作されました。

絵の具まで遠かったナッチャンを気遣って、
おもむろに黄色を渡したヤッ君。
満面の笑みで
「ありがとーー。」と受け取るナツキちゃん。
迷わず黄色を使い、どんどん筆が進みます。
アトリエではこういう瞬間がいっぱいあるんですけど、
毎回、すごいなーと思います。

こんな大きい紙が敷かれてて、黄色を渡されて、
こんなカッコいい「怪傑ゾロリ」の絵が描ける人って
なかなかいないと思うんですよ。
絵の具を渡されて2秒位で描きはじめちゃうって
やっぱすごいよなーって思います。

その隣ではナナちゃんが完成しそうです。
これは「お鮨」です。
おおお・・・美味しそう!!
ナツキちゃんは疲れて来た様子。
でも筆はシッカリ動いていますねー。
本当は2枚でよかったんですけど、
振り向いたら他の子に用意した紙で3枚目が始まってたのでした。
寝ても描ける人です。

そしてこちらが謎のCDを持参したヤッくんです。
他にも「ゴリラの歌」とか、演歌とか色々持ってます。
音楽を聞きながら制作した後はユータと遊んでくれました。
2人は結構な時間、不思議な会話をしてました。
「おう!おう!」
「ん?なんじゃ?」
「お?」
「おお、そうかそうか。」
「おう!」
「ムシャムシャムシャ。」
「おう!おう!」

今日は展覧会前のアトリエのご紹介でしたー。
ではまた!

2013/01/22

巨大作品の選定


皆さんこんにちは〜。
相変らず寒い日が続いていますね。
雪が多いエリアの方は大丈夫でしょうか?

今日の志摩地方は午前は風がピープー吹いていましたが
午後はぬるーい風に変わって春みたいでした。

そう言えば、先日すんごい寒かった日に敬子さんが
「もう春ね〜」と呟きました。
「えぇ!?(ついに、ついに・・・アルツハイマー?)」
と焦って聞き返した私に、強気の眼差し。
「だって、ほら。」
敬子さんが指差した先には確かに木々の新芽が。
うう、完敗。
いやーいつもダウン症のみんなの季節の先取り感は
すごいなーと思っていたのですが、
うちの母もダウン症の子達と一緒でした。
こんなに寒くても自然界は春に向かって
着々と準備を始めているんですね。

さてさて、いきなりクイズです。
これは一体なんでしょう。
というか、何でこうなってるんでしょう。

風にあおられてますねー。
どうしたんでしょう。
もう答えです。
まさかの野外選定&レイアウトをしてたから、でした。
ある日、外から
「おーい。それをそっち!」とか
「早くしないと飛んでっちゃうって!」とか、
謎の大声と共にバッサバッサ音がするので
何事かと思って出て行くと、
寒風の中、真顔でこの作業をしている2人(両親)が。
ううむ、そろそろ楽をさせてあげよう・・・
と思ったのでした。

見てしまった以上、私もゆーたを背負って参戦です。
いやー風にあおられた作品は重い重い。
背中も重い重い!
ちなみに3枚目の写真は私が梯子の上から撮った1枚です。
この巨大作品達は、今度の会場の窓に飾られます。
ステンドグラスみたいになるって案配だそうです。
いやー楽しみです。

そんなこんなで、
三重の方は来月から始まる展覧会の準備が大詰めですが、
ここに来て肇さんと敬子さんが風邪をひいて一時中断。
それでも来客の耐えないアトリエであります。


今日のお客さまはこの方。
志摩市の里海推進プロジェクトの仲井さん。
超やる気満々、期待の星です。
行政にこういう人がいっぱいいたらいいのに!
っていうか、みんな仲井さんみたいだったらいいのに!
と思えるほど熱い人でした。
今回は、子供達と一緒に作った海の作品を活かして
カワイイ紙袋が出来ないもんですかね?とのご相談。

三重も東京も色んな人の相談に乗るアトリエです。

ではでは 皆さん温かくしてお休みくださいね。


2013/01/16

観察日記4 ゆうたの日曜日


午前中、こどもの絵のクラスに乱入。
お姉ちゃんお兄ちゃん達に遊んでもらう。
お昼を食べて近所の公園へ。
手始めにキリンのすべり台を逆から登り、
疲れると階段へ回るも、
段に溜まった砂をいちいち渡してくるので進まず。
渡す時は「ん。」のみ。
             
アスレチックまでマイカーを押して歩く。
靴はたまに脱げる。
到着した瞬間、狂ったように登る。
登る。
上の世界は歩ける人達がいっぱい。
歩けない人は容赦なく置いていかれる。
この辺りで一回もうろうとしてくるのでベンチに座らせる。
座ると同時にひと言呟く。
「まんま(おやつ)。」
唯一食べれるのはひじき煎餅。
ひたすら回す。

            
たまに1人でいないいないばぁ。

帰り道にはさざんかをたしなみ、

お家に着いたら爆睡。
お昼寝平均30分という恐怖の体力。

長い1日はまだまだ続く。
子育は昼夜もないので1人コンビニ状態なり。

2013/01/15

あむあむ取材


どーもどーも、野良ネコです。
今日も1日寒かったですね。
皆さんお元気ですか?
風邪、ひいてないですか?

今日の午前中は取材がひとつありました。
その名も「あむあむ」。
伊勢志摩地方のTHE・ローカル誌であります。
いやー私さっぱり知りませんで、
ご丁寧な説明をしていただきました。
失礼しました!
今、三重県では「美し国(うましくに)おこし・三重」
推進プロジェクトなるものが実行中だそうで、
民間企業や団体を盛り上げる為に、
行政が6年間の期限付きバックアップをしているそうです。
ふむふむ。
6年間って長い様であっという間ですけど、
見守ってもらえるには心強い時間かも。
今回の機関誌はそんな「美し国」実行委員の発行物。

三重で色々な活動に取り組む人やコトを紹介して、
そこを通じて繋がったり協力し合ったりという輪が
広まって、えーと、今では何百って言いましたっけね・・・
ちょっと忘れちゃったんですけど、
様々な活動をしている団体が実は県内に沢山あるってお話でした。
なんだか励みになります。

最近「地方」がちょっとしたブームですが、
そろそろ美味しいものや宿泊施設の情報だけじゃなくて、
ちょっと突っ込んだ情報も欲しいな〜と思っていたところでした。
私の周りでは3・11以降東京を離れる人が増えているので、
地方情報が欲しい人って実は結構いる気がします。
「あむあむ」は三重県でしか手に入らないんですけど(笑)
たまにd-design travelを買うんですけど、
個人的にはすでに知ってる事ばかりだったりするので、
もうちょいマニアックな情報が欲しいなーと。

その土地でどういう生き方をしている人達がいるか、とか
どんな可能性がある場所なのか、を知る事で、
これからの日本の可能性や、
はたまた自分の可能性も見えてくる気がします。

アトリエも、どこでどういうご縁があるか分からないので
志摩でゆるゆる構えつつ、いつでもエンジン全開で動ける様に
しっかり準備をしておこうと思います。

とりあえず、
勢いで今年中にカフェをオープンさせる宣言をしてしまったので、
準備をしようかな、さて、何からしたらいいのかな?って思ってます。(笑)
ひとまず地下のギャラリーでコーヒーを飲めるようにしたいという
まだ低めの目標設定なんですけども。

週末だけダウン症の子がお茶出してくれるお店、ちょっとヨクないですか?

ではではまた〜。


2013/01/14

突然のお客さま



こ、こんにちは〜。
いやいや、寒いですね。
昨日まで小春日和だった志摩地方も、
今日はさすがに寒いです。
東京は雪だとか。

みんなが滑ったりしたら危ないので
アトリエがお休みの日でよかったなーと思いつつ、
今朝、中田農場から届いた人参を蒸していたら、
「コツコツ」
と、ドアを叩く音が。

我が家のドアをノックする人は、
郵便屋さんかお客さんと決まっています。
地元の人も生徒も親御さんも、宅急便の人でさえ、
「ガラガラッ(いきなりドアを開ける音)釣った魚、持って来たでー!」
「ガラガラッ ハンコもろてきますー。(勝手に判を押して荷物を置いて行くの意)」
という調子なので、ノックの音にむしろ警戒しつつドアを開けると・・・。
そこにいたのは東京のコーリョーさん。
人が本当に驚いた時は「う。」しか出てこないもんですね。

「う。なんで!?」
「えーと、取材で志摩の方へ来たらアトリエの看板を見つけちゃって。」

私が来てからずーっと晴れだったのに、そして明日も晴れるのに、
唯一の今日、土砂降りの中来てしまったコーリョーさん・・・。
しかも目的は海を撮る事だそう。
彼はBALLADという雑誌を作っているのですが、
保育園の園長さんでもあるし、お坊さんでもある、
という普段は超ご多忙な人。
やっとこさ志摩まで来たのに、土砂降り。
もう、あんまり可哀想なんで、

「ま、とりあえずコーヒーでも飲もう!」

って事でアトリエで一服していただきました。

そこでおもむろに置かれたCDジャケに注目です。
はいそうです、上の写真に写ってますね。
さり気ないようでわざとらしいですかね?
来月いよいよリリースだそうです。
言い忘れましたがコーリョーさんは
COINN(コイン)というバンドも結成されているのでした。
子供も大人も楽しめる愉快なバンドです。
うちのゆーたも大好きでCDエンドレスで聞いてます。
その間は家事が出来るという優れ物。

なんと今回のCOINNのアルバムジャケは、
アトリエのシンジ君の作品が起用されているのです。
かっこいー!
結構激しい作品を選ばれたので
どんな感じになるのかしらん、とワクワクしていたら、
ちょっとマットな紙でオシャレに仕上げて下さいました。
ほほー、そうきたか、ウレシイな、という感じです。
色校前のサンプルをいち早く見せて下さったので、
実際はもうちょっと色がシャープに出るそうですが、
いずれにしても楽しみです。
中味がジャケットに負けない様に頑張ったらしいです。(笑)
大丈夫だと思います。
そんなご報告を受けたり、
この辺の見どころをお話したり。
最後は「荒れた海もいいもんだよ。」って外海をご案内して、
コーリョーさんはちょっとマヌケなカッコで写真撮って帰ってゆきました。

また来月出直してくるそうですが、
雨の海もシブくて喜んでもらえてよかったです。
次回は我が家にお泊まりの予定。

以上、いつも突然のお客さまが多い佐藤家の1日でした。
なんでですかね?

2013/01/11

赤嶺ちゃんのアトリエ日記



みなさんこんにちは〜。
お変わりないですか?

三重に来て早くも1週間が経ちました。
ゆーたもやっと慣れてくれたらしく、ホッとしています。
昨日までずーっと私にしがみついてギャン泣きだったので
朝から晩まで本当に大変!!!でした。
         

彼を癒してくれたのは猫のリリー。
遊んで欲し過ぎて靴下脱げてます。


さてさて、今日は多摩美OBの赤嶺ちゃんから
おもしろメールが来たのでご紹介しようと思います。
まるで東京のアトリエにいるような臨場感溢るる日記に
思わず吹き出しながら読みました。
あ、でも中味は感動バージョンですよ。

と、その前に三重も今日からダウンクラスが始まったので、
(こちらは小学生とか大人とか、色々なクラスがあるのです)
ちょっと写真をご紹介しますねー。
展覧会に向け、みんな大作を制作中。
カッコいいんですよ、これがまた。
            
この表情と筆の勢い、
普段のケンちゃんからは全く想像できません。
          
描き終えるとすっかりお兄ちゃん。
クッキーを奪われない様に、さり気なくよけてますねー。
さすがですねー。
          
「電車や。未来の。これはゴリラのマネや。」
もうすぐ38歳、アトリエの最年長のヒロ君です。
彼の様に年を重ねたい・・・。憧れの1人であります。
          
いやー久々の志摩クラスの何とも言えないまったりした雰囲気に
ゆるーく圧倒されました。
なんだか温泉入ってみるみたいな感じになるんですよね。
関西弁がいい具合に効果を出してる気もします。
ちなみに今日のBGMは、
アッちゃんがエンドレスで歌い続けてくれた雛祭りの歌。

ではでは今日はこの辺で。
赤嶺ちゃん日記にバトンタッチです。
お楽しみくださいまし〜。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よし子氏!
アトリエ感動しすぎて日記書いたよ。


アトリエ日記・ボランティアスタッフ 赤嶺編 その1

久しぶりに平日昼のプレクラスに行った。

前日より暖かくて、光がちょっとだけ春っぽくて眠くなるような日。
冬至過ぎたらあとは春に向かうだけなのね〜と思える。光がきれい。
あき、ゆうちゃん、晴子、だいちゃんという4人のダウン症の作家。
みんなそれぞれの制作の集中力と、
安心とリラックスが混ざり合ってるようなアトリエの空気。
プチ模様替えをしたようで、久しぶりにアトリエの隅にピアノが置かれていた。
誰か弾いてほしいなぁ〜と思っていたら、佐久間さんが
「よし、じゃあゆうちゃん弾いてよ」とはっきりした声で言った。
「いいよ」と立ち上がりゆうちゃんはピアノに座る。
「えーほんとに弾いてくれるんだ!」と思い、
「あき、一緒に聴こ」と言って椅子に座って演奏を聴く。
ゆうちゃんは迷いなく前奏を弾き始める。マイナーコードな暗く重い音、
勢いよくピアノを叩く。独特のリズム。始まった瞬間私は動けなくなってしまう。
なんだこの音楽は!めちゃくちゃいい!
そしてなんと歌も始まる。低音で暗いメロディで、
「誰かが呼んでる 雨上がりの午後」「あのとき感じた不思議な気持ち」
「だからアーケード下のタイルを黒いとこだけ歩いてみたよ」
「誰でもみんな子供だったけど みんな忘れてる 偉そうな顔した政治家や 
 目の上ブルーなおばさんも曲がってごらんよ〜 あの角を 
 みんなにみんなに会えるよ あーそこは亀有 あーきっと亀有」

こ、こち亀だー!実際のメロディとは全然ちがうけど。
ここまで聴いて気付いたら私は泣いていた。
ゆうちゃんすげえ。
そして、物凄いエネルギーの流れのまま間奏に入っていく。
間奏がまた素晴らしい。泣ける。
時間にすると間奏かなり長かったと思うのだが、ずっと聴いていたくて、
心地よすぎて、私は完全に音楽に同化していた。
そして2番の歌が始まる。
そして後奏、終わってピアノを立って絵の制作に戻る。

本当にすばらしいものに触れたときの心の振動の仕方を久しぶりに味わって、
なんだかプールからあがった後の疲れのような満足感のような、
なんとも言えない気持ちに私はなっていた・・。
ゆうちゃんはたまにピアノを弾くらしいが、今日の演奏がベストだったことは間違いないと思った。
他のダウン達はこんな演奏聴いてどんな顔してんのって思ってると
晴子が「みて、こんなにできたよ」。
演奏の間普通に制作を続けてたカードが何枚もできあがってた・・。

ゆうちゃんの演奏には迷いがなかった。自信があった。
普通に弾き始めて普通に終わった。

本当に見習いたい!
私もあんな風にダンスが踊れるようになりたいな。




2013/01/08

新しい年


明けましておめでとうございます。
今年が皆さまにとって素敵な年になりますように。

昨日からお仕事が始まった方も多いのでしょうか。
東京は5日から、三重は6日からアトリエがスタートしました。

三重では来月から1ヶ月間始まる県立図書館での展覧会や
シンポジウムを控えて、なんだかワラワラしています。
引越しの荷物を片付ける暇も部屋もないので、
玄関に高く積まれた段ボール達は届いたまんま・・・。
誰かが来たら現代アートって事にしとこう!と言っていた矢先、
今日は早速松坂ケーブルテレビ(三重のローカルテレビ)の方が
年始のご挨拶に見えました。
慌ててアトリエに通す佐藤家。

皆さんはどんなお正月でしたか?

我が家は引越しで大わらわでした。
1人子守りに取られる分、予想を遥かに上回る効率の悪さ!
ほぼ1人で引越しをこなしたサクマ親父は、
後半「腰痛ぇ・・・」と呻いていました。

それでも、私の移動を聞きつけた学生OB達が連日、
自宅やアトリエに会いに来てくれたり、
メールをくれて、懐かし嬉しいひと時でもありました。

          
師走に仕事を抜け出して来てくれたモロちゃんが
新潟のご家族を引き連れて到着した瞬間。

お父様からは毎年アトリエの皆に美味しいお歳暮をいただいているのです。
ありがとうございます。
ちなみに今日のトップ写真のフルーツも今年のモロ家からの頂き物。


         
大阪から帰った日に駆けつけてくれたイサと語らうモロ。
アトリエに4年通って卒論をテーマにした同士でもあり。
2人とも久々の対面です。


写真を撮り忘れちゃったけど、
取材が入って忙しい日に子守りに来てくれた救世主ミヒロや、
サーカス団と葬儀屋を辞めて福祉施設で働く事になった文ちゃんが
久しぶりに会いに来てくれたり、
赤嶺ちゃんが自分の習っているベリーダンスのショーで
作品を展示してくれたりと、みんなに力をもらった年末でした。

何よりも、これまで出会った多くの大切な方々から
今回の私達の決断に力強い励ましのエールをいただいて、
涙が出るほど嬉しくて、有難かったです。
この嬉しさと、有難さと、心地良いプレッシャーは
これからずっと私やサクマの心で温められていくんだろうな、
辛い時に支えになるんだろうな、と、今から想像しています。

それにしても、
自分達ながらに大きな決断をした事に
移動する直前になって気付き(遅!)、
出発の日はシンミリしてしまった私でした。

            
こういう光景をしばらく見れなくなるんだ、と思うと、
これで良かったのか、正しい選択だったのか、
今はまだ答えが出せません。
次に家族が揃って暮らせるのがいつになるのか、
全く見当がついていない状況に不安がないと言えば嘘になります。
でもこれから、
これでよかったんだと、
家族が離れて暮らしてでもやってよかったと、
2人でユータに胸を張って言える為にも、
頑張ろうと思います。

これまでも、
アトリエの変化の時には痛みや苦しみを伴ってきましたし、
変わらない事と守る事はイコールじゃない気がするので、
仕事の事だけを考えれば正しかったと思っています。

三重に来る前にNHKのディレクターさんに
「お2人の原動力はどこから来ているんですか?」
と聞かれました。
一番は、応援して下さっている方々の存在です。
時にはダウン症の人たちが置かれている状況に対する不満や
怒りがバネになる事もありますが、
それ以上にアトリエのヴィジョンに共感して、
同じ様にダウンズタウンがあったらいいよね、
って思って下さる方々の熱い思いを受けて
私達も続ける事が出来ています。

誰も行った事のない道を、
1人で進むのは怖いですが、
それが信頼出来る仲間達とだったら、
楽しい道中になる、そんな感じです。

これからもアトリエ・エレマン・プレザンは
たくさんの人達とワクワクを共有しつつ、
着実に前進していきたいと思います。

温かく見守っていただけたら嬉しいです。
そして、応援して下さったら嬉しいです。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後に1時間ひたすらすべり台を逆走していたユータ氏を。
環境が変わったせいか、この2日間恐ろしくグズっていますが、
元気にやっております!