2013/01/08

新しい年


明けましておめでとうございます。
今年が皆さまにとって素敵な年になりますように。

昨日からお仕事が始まった方も多いのでしょうか。
東京は5日から、三重は6日からアトリエがスタートしました。

三重では来月から1ヶ月間始まる県立図書館での展覧会や
シンポジウムを控えて、なんだかワラワラしています。
引越しの荷物を片付ける暇も部屋もないので、
玄関に高く積まれた段ボール達は届いたまんま・・・。
誰かが来たら現代アートって事にしとこう!と言っていた矢先、
今日は早速松坂ケーブルテレビ(三重のローカルテレビ)の方が
年始のご挨拶に見えました。
慌ててアトリエに通す佐藤家。

皆さんはどんなお正月でしたか?

我が家は引越しで大わらわでした。
1人子守りに取られる分、予想を遥かに上回る効率の悪さ!
ほぼ1人で引越しをこなしたサクマ親父は、
後半「腰痛ぇ・・・」と呻いていました。

それでも、私の移動を聞きつけた学生OB達が連日、
自宅やアトリエに会いに来てくれたり、
メールをくれて、懐かし嬉しいひと時でもありました。

          
師走に仕事を抜け出して来てくれたモロちゃんが
新潟のご家族を引き連れて到着した瞬間。

お父様からは毎年アトリエの皆に美味しいお歳暮をいただいているのです。
ありがとうございます。
ちなみに今日のトップ写真のフルーツも今年のモロ家からの頂き物。


         
大阪から帰った日に駆けつけてくれたイサと語らうモロ。
アトリエに4年通って卒論をテーマにした同士でもあり。
2人とも久々の対面です。


写真を撮り忘れちゃったけど、
取材が入って忙しい日に子守りに来てくれた救世主ミヒロや、
サーカス団と葬儀屋を辞めて福祉施設で働く事になった文ちゃんが
久しぶりに会いに来てくれたり、
赤嶺ちゃんが自分の習っているベリーダンスのショーで
作品を展示してくれたりと、みんなに力をもらった年末でした。

何よりも、これまで出会った多くの大切な方々から
今回の私達の決断に力強い励ましのエールをいただいて、
涙が出るほど嬉しくて、有難かったです。
この嬉しさと、有難さと、心地良いプレッシャーは
これからずっと私やサクマの心で温められていくんだろうな、
辛い時に支えになるんだろうな、と、今から想像しています。

それにしても、
自分達ながらに大きな決断をした事に
移動する直前になって気付き(遅!)、
出発の日はシンミリしてしまった私でした。

            
こういう光景をしばらく見れなくなるんだ、と思うと、
これで良かったのか、正しい選択だったのか、
今はまだ答えが出せません。
次に家族が揃って暮らせるのがいつになるのか、
全く見当がついていない状況に不安がないと言えば嘘になります。
でもこれから、
これでよかったんだと、
家族が離れて暮らしてでもやってよかったと、
2人でユータに胸を張って言える為にも、
頑張ろうと思います。

これまでも、
アトリエの変化の時には痛みや苦しみを伴ってきましたし、
変わらない事と守る事はイコールじゃない気がするので、
仕事の事だけを考えれば正しかったと思っています。

三重に来る前にNHKのディレクターさんに
「お2人の原動力はどこから来ているんですか?」
と聞かれました。
一番は、応援して下さっている方々の存在です。
時にはダウン症の人たちが置かれている状況に対する不満や
怒りがバネになる事もありますが、
それ以上にアトリエのヴィジョンに共感して、
同じ様にダウンズタウンがあったらいいよね、
って思って下さる方々の熱い思いを受けて
私達も続ける事が出来ています。

誰も行った事のない道を、
1人で進むのは怖いですが、
それが信頼出来る仲間達とだったら、
楽しい道中になる、そんな感じです。

これからもアトリエ・エレマン・プレザンは
たくさんの人達とワクワクを共有しつつ、
着実に前進していきたいと思います。

温かく見守っていただけたら嬉しいです。
そして、応援して下さったら嬉しいです。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後に1時間ひたすらすべり台を逆走していたユータ氏を。
環境が変わったせいか、この2日間恐ろしくグズっていますが、
元気にやっております!