2008/09/30

雨の日会議



きのうはミーティングがありました。
ダウンズタウンに向けて
アトリエの今後に向けて
将来的にダウン症の人たちが自活していける為に
「うーむ」と知恵を搾ってくれています。
アトリエの知恵袋にはかなり色々なジャンルの方が
見えますが、今日は研究所部隊です。


これまでアトリエでやってきたことや
これからアトリエがやろうとしていることは、
どこにも前例がないので、
こうして「うーむ」と一生懸命
一緒に考えて下さる人が沢山います。
そこに「可能性」があるから、です。
でも、これは心のエネルギーがないと
出来ないこと、続かないこと、
でもあります。


向こう岸にある可能性に辿り着くには
たくさんの橋を渡らなければなりません。
図面を作る人、
橋をつくる人、
ボートをつくる人、
漕ぐ人、
双眼鏡を覗く人、
歌を歌いながら一緒に渡る人、
コツコツ真面目に渡る人、
荷造りを手伝ってくれる人、
向こうに着いてからの準備をする人、
みんなのごはんを作る人、

今、アトリエの周りでは
いろいろな役割の協力者が
確実に増えつつあります。
その人達はたぶん「ダウン応援団」です。
そして私達は全てのミーティングに出る時、
ダウン症の人、アトリエ、社会、
という3本を意識しながら参加します。
これは全体がブレない為に大事なことです。
どれかひとつが欠けるとバランスが悪いのです。




たくさん案を出し合って、
気付けば夜の9時近く。
ひとまずミーティングは終了して
第2回の会議も近々あることでしょう。

次は晴れるといいなー。

そうそう、こういうモードの時には、
ナガオカさんの本を読んだりします。
良いものを、あえて消費社会の中で
消費されないように伝えていく提案、
というスタンスは、
アトリエと重なる部分も多いです。






2008/09/25

研究所

今日は朝から多摩美へ。

作品達を預かっていただくことになったのです。
早速車にいっぱい作品を載せて
後ろでドドドッと崩れないように
あんまりブレーキを踏まないように
八王子までヒヤヒヤドライブです。

到着すると
台車2つと秘密の部屋の鍵を持った
イサ、エクセル、西くんの学生トリオが
待ち構えてくれていました。
このチームワークの良さは、
日頃イベントを手伝ってもらっている成果です。

そして無事に運び終えたあとは
夏休み明け初の研究所へごあいさつ。
ここが噂の芸術人類学研究所です↓


こちらはいつも幅広ーくお世話になっている
石倉さんです。
研究所のいろんなプロジェクトのことをご存知。

「あらためて撮られると照れますねー」

研究所と関わらせていただいてから
「世の中にこんな事があるなんて!」
と驚くことがいっぱいです。
それでも、
多岐に渡る研究やプロジェクトの数々は
みんなひとつに繋がっているように感じます。
その感じが心地よくて、心強くもあります。
研究所でおやつを食べている時は
いつも研究員にしていただけて良かったなーと
思います。

もちろん、食べていない時にも思っています。

な・か・ま・たち展 終了!




京都文化博物館での展覧会は
たくさんの方にお越しいただき、
無事に終了いたしました。

京都まで足を運んで下さった皆さま、
企画から準備までして下さった
女子美術大学同窓会の
京都・滋賀・奈良支部の皆さま、
どうもありがとうございました。

18日〜21日の4日間で、なんと、
1000人近くの来場者があったそうです。
「へえ!」と
思わず声を出して驚いてしまいました。

私は東京で仕事があって
どうしても会場へ行けず残念でしたが
送られて来た写真を見て、
「いい展覧会になったよ〜」
という三重からの電話を受けて、
「あーよかった」
と思っているところです。

三重チームからの詳しい報告が出来ましたら
またここにもアップしますね。

2008/09/12

夕日の家






パソコンを立ち上げて
ふと目をあげたら
先日エイコちゃんが描いた絵が
黄金の夕日に照らされ輝いています。

おおお!!
と思わず写真を撮り
タイトルを見てみると・・・
なんと「夕日の家」。
や、やられました。
この作品は
夕日を照明にして
ちょっと風に揺られている
まさに今みたいな瞬間に見る作品
だな、と妙に納得。

エイコちゃんはそれを
予想して描いたとしか思えないほどの
完璧なシュチュエーション。

こうして書いている間に
もう夕日は沈んでしまいました。
太陽とエイコちゃんが
コラボした素敵な一瞬でした。

アトリエと自宅が一緒になったので
日々こういう素敵な場面に遭遇しています。
狭いけど、嬉しいです。
嬉しいけど、狭いです。

さて、お片づけの途中だったので
もうひと頑張り。

2008/09/09

あの倉庫がホテルに!

先日お伝えした倉庫のおはなしの続き。

三重チームから早速写真が届きました。
どうやら想像以上に大がかりだった様子です。
軽はずみに頼んじゃって
お礼は缶ビールセットだけで・・・
すみません!!!

色々なところで
色々な人達に支えられているアトリエです。

倉庫作りの様子を一部ご紹介。




まずはお掃除から。
緑のデッキブラシが似合う肇せんせい。




組み立て用の棚を作るフミカさんと犬。
普段はフランスの美大生ですが、今日は大工。




アトリエの猫たちも見守ってる。




敬子せんせいも登場。
「こんなに広いんだー。へー。大丈夫?」
と多分、言ってます。




豪雨の隙間をみはからって運びます。
ここまではアトリエの庭での作業でした。
トクダさん自前トラック大活躍!




雨漏りしないように、天井に浪板を付けます。
トクダさん、グリコマークみたい。
落ちないで下さいね。ドキドキ。




トクダさんと肇せんせいの仲良しハシゴです。




もちろん、2人は仲良しです。
左がトクダさん。ヨットだって作れます。




3段ベッド付き倉庫15号、完成!
右の14号も借りたので、ここは次回。
これで安心して置けます。


3日間、どうもありがとうございました!

2008/09/07

なつやすみ+倉庫探し






とっくに東京に戻ってはいますが
おシゴトも始まってはいますが
なつやすみの写真を2、3枚。

1枚目はのんきな木。
2枚目はイルカの子。
3枚目はお寺の上から見た海。

どれも志摩(三重)で撮ったものです。
ちょっと夏やすみをしてきました。

思い返せばここ数ヶ月、
アトリエがすごーく忙しかったのでした。
次のアトリエの物件探し&引越し
予想していなかった自分たちの引越し
それに伴って膨大な数の作品の整理、移動
飛び入りで入った東大図書館の展示、
などなど。
体に鞭を打つとはこのことか〜と
我らながらがんばった毎日でした。

そんなわけで、
電車の中で出来る仕事と犬を抱え
ピューっと志摩の海を見にいってきました。
海パワーを充電して
三重でも大事なことをしてきました。

というのも東京アトリエの引越しで
作品収納庫問題発生。(←中国語みたい)
これまで自宅の2室をまるまる倉庫に
充てていたのですが、
私達の引越しによって
倉庫を確保しないと文字通り
身動きが取れない状況に・・・!

そこで考えたのが
「倉庫作りプロジェクト」。
このことはまた後々お伝えしますが、
今回は「倉庫作りが始まるまでの倉庫」
を確保。
思わぬルートから紹介していただき
なんとか借りることが出来ました。
タマガワさん、ありがとうございました。

その後、その倉庫をトクダさんと
肇さん(父)とフミカさん(妹)が
作品達のホテルのようにしてくれました。
志摩チームのみなさん雨の中、
ありがとうございました!

「あの倉庫がホテルに!」の様子は
近々アップしますね。

※タマガワさん
 ネパールでボランティア活動もする、魚屋さん。
※トクダさん
 最近志摩アトリエのご近所になったスゴい人。