2008/09/30

雨の日会議



きのうはミーティングがありました。
ダウンズタウンに向けて
アトリエの今後に向けて
将来的にダウン症の人たちが自活していける為に
「うーむ」と知恵を搾ってくれています。
アトリエの知恵袋にはかなり色々なジャンルの方が
見えますが、今日は研究所部隊です。


これまでアトリエでやってきたことや
これからアトリエがやろうとしていることは、
どこにも前例がないので、
こうして「うーむ」と一生懸命
一緒に考えて下さる人が沢山います。
そこに「可能性」があるから、です。
でも、これは心のエネルギーがないと
出来ないこと、続かないこと、
でもあります。


向こう岸にある可能性に辿り着くには
たくさんの橋を渡らなければなりません。
図面を作る人、
橋をつくる人、
ボートをつくる人、
漕ぐ人、
双眼鏡を覗く人、
歌を歌いながら一緒に渡る人、
コツコツ真面目に渡る人、
荷造りを手伝ってくれる人、
向こうに着いてからの準備をする人、
みんなのごはんを作る人、

今、アトリエの周りでは
いろいろな役割の協力者が
確実に増えつつあります。
その人達はたぶん「ダウン応援団」です。
そして私達は全てのミーティングに出る時、
ダウン症の人、アトリエ、社会、
という3本を意識しながら参加します。
これは全体がブレない為に大事なことです。
どれかひとつが欠けるとバランスが悪いのです。




たくさん案を出し合って、
気付けば夜の9時近く。
ひとまずミーティングは終了して
第2回の会議も近々あることでしょう。

次は晴れるといいなー。

そうそう、こういうモードの時には、
ナガオカさんの本を読んだりします。
良いものを、あえて消費社会の中で
消費されないように伝えていく提案、
というスタンスは、
アトリエと重なる部分も多いです。