2008/12/14

いろいろなお客さま


きょうは寒かったですね。
外の冷気とアトリエのみんなの熱気で
ガラス窓がぼんやりして、
外の景色がやけに輝いて見えた1日でした。

きょうは午前中に
出版社の社長さんファミリーと某テレビ局のディレクターさんが
アトリエ見学にいらっしゃいました。
ダウン症の方の作品を通して共感出来たとき
夢はぐんぐん膨らんで、企画は盛り上がります。
今日はそんな予感がした出会いでした。
嬉しいです。

午後はアートセラピーもされている画家の方が見えました。
その方はこんな感想を仰って帰られました。
「このアトリエの現場では
 全てがバランスよく循環しているんですね。
 ダウン症の人たち、スタッフ、そこにいる学生たち、
 みんながいいものを与え合ったり、譲り合っている、
 そんな風に見えました。
 そしてよしこさん達が
 まるで何もしていないようにふるまいながら、
 しっかり見守っているという姿勢でいるのは、
 とても強い確信を持たれているからなのですね。
 迷いがないから出来ることなんですね。」

私はダウンズタウンのテーマにも
「循環」ということをずっと思っているので
今のアトリエが、ひとまず気配だけでも
「循環な感じ」を漂わせられているのであれば、
ちょっと嬉しいです。
やっぱり、何事もぐるぐると繋がっていますしね。
どこかで滞るのって
なんか不自然な感じがします。
渋滞とか、やですしね。
そして私たちのスタンスに関しても
よーく見ておられるなあ、と驚きました。
大当たりです。

そうそう、
きのうは写真家の中平卓馬さんがお越しになりました。
中平さんとアトリエのみんなが笑い合っている瞬間、
まるで映画のワンシーンのように美しいシーンが
何度もあってかなり感動しました。
ちょうど西日が射している中で
みんなの弾けそうな笑顔と、
中平さんのくしゃくしゃになった笑顔、
とってもいい雰囲気の教室になりました。
ちなみに中平さんは70歳だそうです。
70歳の方のくしゃくしゃ笑顔、いいです。

引越して以来、お客様続きのアトリエです。
いろいろな方が交差する中心には
ダウン症の人たちの作品あり、
おもしろトークあり、
お客さまも一体となったみんなの笑い声があります。

毎日、即興の音楽のようです。