2008/12/01

北海道の報告 その1



北海道から戻ると12月に!
そう、なんだか師走モードに突入しております。
日々のアトリエと平行して、来年に向けて
5、6個、いや、もっとかな?
なんだか色々なプロジェクトが同時進行しておりまして、
打ち合わせの嵐です。

さて、ようやく北海道視察のご報告その1です。
今回の目的は大きく2つありました。
ひとつは「浦河べてるの家」もうひとつは
「二風谷アイヌ資料館」の見学。
スケジュールの都合で、
北海道へ着いてまず訪れたのはアイヌ資料館。

静かな会場に展示された膨大な民具の数々からは
アイヌ民族の智慧、誇り、過去の歴史、現在を
圧倒的に感じることができました。
そして「文化」とはこういうことなんだ、と
深く納得させられました。
改めて、萱野茂さんの残された
アイヌ文化継承の仕事の意味を感じ取れた気がします。

私はダウン症の人達には「文化」がある、と
インタビューの機会などで人に伝えていますが、
作品を通して、文化、精神、を感じられるような
展示構成の為に非常に参考になった会場でした。
ダウンズタウンの中にミュージアムを作ったらこうしよう!
というヒントがたくさんありました。

そしてその日の内に二風谷から浦河へ移動。
その距離150㎞。バスやら電車を乗り継いで4時間。
写真は移動中の車窓からです。雨が降ってキレイです。



そしてついに浦河駅に到着!
もちろん無人です。しかも街灯が、ない。
北海道の闇はスゴいです。真っ暗、というか真っ黒。
しばし呆然とした後、線路の反対側に目を凝らすと・・・
遠くに灯りを発見!
暗闇の中で線路に落ちない様に気をつけながら
駅の陸橋を渡ります。完全に、肝試しです。
ビジネスホテルに無事辿り着いた時には、
なぜか達成感がありました。

翌日はべてるの家の見学へ。
9時15分から「金曜ミーティング」へ参加したり、
いろいろと見せていただいた報告と感想は、
次回 北海道の報告その2 で書くことにします。
「べてるの家」について書くことはなかなか難しいのです。
もう少し、考えてからにします。


さて、明日はアトリエに某カメラマンがお越しになります!
ずっとお目にかかりたかった方なので、楽しみです。