2008/12/14

美大生の感想 

プレ・ダウンズタウンに最近熱心に通っている
多摩美生のアカ姉さんが感想を送ってくれました。
いい感想なのでご紹介しようと思います。
アカ姉さんは本当はアカミネさんですが、
ややこしいのでアトリエのみんなから
「アカ姉さん」と呼ばれています。

いろいろ感じ取ってくれて、嬉しいです。
学生達が成長していくのを見ていると
受け入れて良かったなーと思います。
では感想(長かったので一部抜粋)をどうぞ!

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プレ・ダウンズタウンの感想     byアカ姉さん


プレ・ダウンズタウンに行くと、
帰り道、駅までの商店街の道が、お風呂上りみたいな
ほっこりほんわかした気持ちでゆらゆらと歩けます。
いつも、すごく幸せな、いい気分になれます。


土日に行われている絵のクラスは、
アトリエの中の空気に「ぎゅっ」としたかんじがある。
わたしも「なんだかすごいぞ、どんどんいい絵ができていくな。
次は何が出てくるんだろう?」という
わくわくどきどき感を味わいながら見学します。
そしてできあがった作品も
「ぎゅっ」って集中した素晴らしさがある。

プレは、そういった「いい意味での緊張感」があるかんじとは
またちょっと違っていて、自分もみんなに溶け込んで生活する、
といったかんじです。
ダウン症の人たちは、息をしたり、ごはんを食べたり、
お風呂に入ったりする延長として、なにかを創作している。
まさに「生活」の延長線上として、
なにかを作ったり描いたりしている。
それはとても自然な姿にみえます。
わたしはその横で、見学しています。
そのときわたしの全身の筋肉はゆるんでいて、
心もゆるんでいる。

プレの好きなところは、
お昼をみんなで一緒に食べるところです。
食べてるときの会話もすっごくたのしくて、
いつも笑いが絶えません。
プレに来ると「生活」という言葉のことを思います。
「生活」ってなんていい言葉なのだろう。
みんなでごはんを食べるとおいしいし、
ダウン症の人たちは、ごはんを食べたりすることと同列に
ごく自然に「作る」っていうことがある感じを受けます。

本当に、アトリエに来ると
「今日も1日たのしかった〜」という気持ちで、
あったかいお布団で幸せに眠れるのです。
安心して眠れる、というのは本当にすてきなことですが、
こんなにすてきな気持ちに、
ダウン症の人は普通にさせてくれます。

「こういうことなんだよ」っていうのを、
さらっとおしえてくれるので、わたしはいつも元気になれます。
友達をつれてきたくなるのは、
この、ダウンの持っている力を、知ってほしい!と思うからです。
本当は、わたしの友達たちだけでなく、
たくさんたくさんの人に知ってほしいといつも思っています。
ダウンズ・タウンを、はやく実現させたいなぁ
という思いは強まるばかりです。
プレダウンズ・タウンは、その名の通り、
ダウンズ・タウンへの一歩が始まったところだと感じます。
「ほんと、あのひとたちに会うと元気になるんだよー!」と、
いろんな人に言いたいです。