2013/02/26

みんなからの手紙



こんにちは〜ブルブル。
毎回書いちゃう位、寒いですね。
ネコも思わず抜き足差し足になってました。

皆さん調子はいかがですか?
我が家は悠太が喘息と診断されちゃいまして。
ヘコむ暇なく徹夜で看病しつつ、
せめて私に苦しみや対処が分かる病気で良かった、
空気の良い三重に来たのは不幸中の幸い、
と気を取り直してみましたが、
うーむ、やっぱりトホホです。
まだまだアレルギーも大変なのに次から次へと・・・
と喉元まで出掛かった言葉をグビっと飲み込み、
母たる者ヘコんでばかりもいられません!
こんな時こそ、このファイルでございます。

じゃーん!
ちょっと前のこと、東京の保護者の方からプレゼントが届きました。
中にはなんと、東京クラスのみんなからお手紙が!

お正月に夜逃げ同然で引越しをしてしまった私達。
「送別会しましょうよ!」
と何度か保護者の方々から言われていたのですが、
実際に時間が作れなかったという事と、
大袈裟にしちゃうと次に東京来る時恥ずかしいし・・・
という私の勝手な思いから遠慮してしまったのでした。
でもやっぱりちゃんとお礼の気持ちを伝えたいです、と
あっちゃんママが代表になって皆さんに声を掛けて下さったとのこと。
ううう、ありがとうございます。
東京は生徒さんがいっぱいいるので、お声を掛けるだけでも大変だった事と思います。
サプライズだったのですごく嬉しかったです。
ズキューンっと来ました。
ちなみにめくった瞬間、一番衝撃があったページはこちら。
いや今回は皆さんしっかり作り込んで下さってる方が多くてですね、
マジメなページが続いた後にこれ見るとスゴいんですよ(笑)
仏像を思わせるこの達観した眼差し。
癒されますね〜。私だけですかね〜。
そしてこれ!
大ちゃんは普段、喋らないんです。
NHKのラジオをお聞き下さった方はご存知だと思うんですけど、
あの「ハロウィン・・・」の子です。
ハロウィンだって、あの場にいた人で聴き取れた人いなかったですからね。
私もサクマ君もオンエア聞いてびっくりだったんです。
あれは高性能マイクのおかげです。
音声さんのイヤホンにしか響いてなかった声です。
アトリエで唯一サクマ君には話し掛けるんですけど、
完全にモスキートーンです。
私とはついついアイコンタクトになってたんですけど、
その大ちゃんがですよ「よし子さんありがとう」とか
「ずっと仲間だ」なんて書いてくれた日にゃ泣けちゃうよって話です。

いや、もう全部ご紹介っていうか、自慢したい位なんですけど(笑)
勝手に名前公表しちゃマズいかなとか思いまして。
あ、大ちゃん大丈夫ですかね・・・。勢い余りました。
そんな中、保護者の方からもググっと来るお手紙を頂戴しました。
ちょっとご紹介させていただきたいと思います。

よしこさま&サクマさま&悠太くん

今回のよしこさんとサクマさんがされた決断の大きさに、
正直どーしてそこまで・・・何という人達なんだろう・・・と思ってしまいます。
以前○○が作業所でつらい思いをしていたことをご相談した時にも感じたことですが、
これほどまでに真っすぐにダウン症の人たちを愛し、大切に思い、
そしてダウン症の人たちの美質を信じて下さるお二人がいるということで、
逆に親の方が彼らを見くびっていたことに気付かされるのです。
そんな私たちにとって得難いお二人が、
宝物のような悠太くんとの三人で一緒の時を過ごすことよりも、
ダウンズタウンの基盤作りを優先させる選択をされたこと、深く受け止めています。
そしてお2人ならやりきってしまうだろうな、きっとワクワクしながら・・・
とも思っています。でも無理は禁物ですよ。悠太くんのためにも。
末永く宜しくお願いします。

このお手紙をいただいて、とっても嬉しかったのと同時に
あんまりご心配をお掛けしちゃいかんな、と思いました(笑)
本当に私達夫婦は自分達でも純粋だなって思う位、
ダウン症の事となると突っ走っちゃって、
これまでも自分達の生活とか時間を後回しにして来たのが反省点でもあり。
家族が増えた今、気をつけなくちゃとも思うんですが、
堂々とこの仕事を見せて行きたいとも思います。
悠太がどんな人生を選ぶか分かりませんが、
私達が人生賭けてワクワク頑張ってる姿を見て欲しいなと。

皆さんのご期待に沿える様に東京と三重で頑張ろうと思います。
お手紙を下さった保護者の皆様、生徒のみんな、
どうもありがとうございました!
4月は東京に行くのでまたアトリエでお会いしましょうね。

ではでは最後に遠慮なく我が家の宝物を失礼しまーす。

2013/02/25

今日のお客さま

お久しぶりです。ジルーです。
いや、特に困ってる事はないです。
嬉しい時も悲しい時もこの顔なんです。
全部黒いからカメラはほとんど「露出アンダー」。
こちらは今日のお客さま、を連れて来たご近所のショウちゃん。
彼は志摩自然学校のボス。
テリトリーはアトリエのすぐ傍にある次郎六郎海岸であります。
「なんかおもしろいことない?」
って遊びに行くと何かしら提案してくれる場でもあるので、
志摩地方にいらした方はまず、志摩自然学校に行かれる事をオススメします。
この辺のマニアックな情報、いっぱいありますよー。
そんなショウちゃんと一緒にいらしたのは、NHKの番組制作会社の方。
写真はうちの作品をご覧いただいているところ。
今年、三重県は伊勢神宮の遷宮行事がいっぱいなんです。
そんな訳でBS NHKでは伊勢志摩の旅番組を作られるそう。
スポットのひとつとしてアトリエを、とお越し下さった様でしたが、
アトリエもちょうどNHKの企画が通ったとご連絡があった所だったので、
内容がかぶっちゃう!という事で、もしご紹介いただける時には
肇さんや敬子さんがこの辺のアーティストって形になるかもです。
ちょっと新しいですねー。

私も「絵描かれるんですか?」って聞かれたんですけど、
そしてよく質問されるんですけど、普段は描かないです。
私、絵とか描きはじめたら止まらなくなっちゃう気がして(笑)
シゴトどころじゃなくなりそうなので封印してるってのが正直なところです。
自分のやりたい事、もちろんいっぱいあるんですけど、
不器用なので色々同時に出来ないんですよねー。
ダウンズタウンが出来た暁には、
ダウン症の人達のアトリエの隣に小屋でも建てて、
絵描いたり粘土こねたりしたいもんです。
今はその思いを料理にだけ向けて実用的に活かしてます。
趣味と家事が一致しててよかったです。

ま、そんな事よりですよ、そうなんですよ、
遂に吉川さん(NHKディレクター)の企画が通りまして。
「通っちゃいましたああああ!うあ〜〜〜!!」
と先週お電話をいただいたのでありました。
吉川さんはアトリエに3年位通って下さって(もっとかも?)
ずっと企画を通したくてチャンスを狙っていた方です。
その様子を見ながらTVのディレクターって、
なんて根気のいる仕事なんだろう、って思ってましたが
やっとここで彼女と仕事の関係になれた事、嬉しいです。

全国ネットのテレビは案外初なので、
私もどういう事になるのやら、さっぱり分かっていませんが、
やるからには、というか撮っていただくからには
「観てよかった。」と思っていただける内容にしなくちゃな、
と、なぜか制作する人みたいな気分でいます。
アトリエの活動を通して、
ダウン症の人たちの持つ世界観や可能性、
そこに関わる人達にもたらされる可能性、
等々をお伝え出来たらと思っています。
そうする事で現在の課題等も浮き彫りに出来たら、
と言うのも密かな思いだったり。
あ、ここに書いちゃったので密かではなくなりました。
なんか最近、色々考えてるんですよねー。
ムフムフ。

ではでは 皆さん
風が冷たいので気をつけてくださいね。

2013/02/24

スタジオクリップさんの取材

みなさんこんにちは〜。
今日はどんなお天気ですか?
三重はキレイな晴れ+強風で寒いです。
でもそろそろ梅が満開です。

カメラが壊れたので買い替えたら
比率が変な設定になってました・・・。
なので、今日の写真縦長です。

やっとこさ歩き始めました、ゆーたさん。
まだまだ千鳥足です。
で、こないだサクマ君がジルー(犬)を置いていったので、
初めて一緒に散歩をしてみました。
いや〜感動しました、犬に。
超遅いゆーたを5、6歩進んでは待ってくれるジルー(涙)。
なんて成長したんだ〜
あんなに狂ったようにリードを引っ張ってばかりだったジルーよ〜
という話を敬子さんにしたら
「ジルーも年取ったのね。」
と、あっさり。
そうか、あれは成長じゃなくて老化だったのか。
と、感動は一瞬にして切ないキブンに・・・。

さて、昨日はアトリエ+取材でした。
今回は今お世話になっているスタジオクリップさんが
3月1日からリニューアルするWEBコンテンツの取材とやら。
東京から見えたキレイなお姉様達の前でいつもより興奮気味のヤッ君。
傍によると絶えず、
「かわええな。緊張するな。キレイなお姉さんや。」
と呟いてました(笑)
この日は図書館から頼まれ、追加巨大作品を制作する日でした。
今の展覧会が終わっても掛け続けたいとのご依頼。
嬉しいことです。
これから三重県立図書館では、
いつもダウン症の作品に触れていただける事になります。

先週は風邪をぶり返す中、
こんな事があったり、
近くの集会所をアトリエで使っていいですよ、
というお話をいただいたり、
COINNのCDが発売になったり!!
ザックリご紹介しますとそんな1週間でした。

さーて、今日この辺りは汗かき地蔵祭りです。
今からゆーたと肇くんと行ってきます。
漁師さんの網にかかったお地蔵さんが、
白い汗をかいたら大漁、
黒い汗をかいたら良くない事がある、
という言い伝えのあるお祭りです。

行ってきまーす。
皆さんもよい日曜日を〜。

2013/02/16

搬入の様子


皆さんこんにちは〜。
今日はかなり寒いですね。
志摩も珍しく雪がチラホラしています。
こういう日の海は銀色です。シブいですねー。

さてさて、今週はサクマ親父が志摩上陸。
1ヶ月ちょいぶりに束の間の一家団らん、のはずが、
搬入もトークライブも終わったところへサクマ親父が来るってんで
すっかり気が緩んだ私は風邪と喘息でダウン。
吸入やら点滴でとんだ休日となりました。
子守りしてもらえて助かりました、はい。
やっぱり子供には2種類の親(父と母)が必要だな、と
こちらへ来て節々で感じていたのですが、
今回来てもらって増々痛感でありました。
そんな訳ですっかりブログお休みしちゃいまして
ごめんなさい。

さてさて、
そんなに疲れた搬入がどんだけだったかと言いますと(笑)
こんな感じであります。
高い所は苦手と言いつつヒョイヒョイっと登って
作業をして下さっているのは企画総務課の平野課長。
お昼から始めた展示ですが、この時夜の8時過ぎ。
お年寄り+子連れで参戦した肝心のアトリエチームは
ヘロヘロになりつつあったので
図書館チームの皆さんがお手伝いしてくださって
本当に助かりました。
ありがとうございました〜。
結構高いんです。
右側に登っているのは肇さん。
これがお昼頃の会場です。
展示前はこんな感じでした。
この空間を見た瞬間(よく引き受けたよね・・)
と思っちゃった位、窓ばっかり。
右側のぐわーんってなってるのは、全部窓です。
普段ギャラリーや美術館で展示している人からすると、
え?作品、どこに飾るの?って部屋です。
しかし!
今回はそんな会場の為に描きおろし作品をご用意したので大丈夫!
床に並べた作品を悠太小僧に踏まれないように慌てて展示します。
あータペストリーの上に座ってますね・・・。
英太くん(作者)ごめん!
ってな訳で、抱っこ紐を使うと記録撮れず。
ってな訳で、図書館のお姉様に子守りしていただいたり・・・。
ありがとうございます。(涙)
ちなみに搬入日のお昼はこちら。
前の日に買った鯵鮨とみたらし団子です。
よく保護者の方に
「何かお手伝いあったら言ってくださいねー」
と声を掛けていただくんですけど、
搬入日にお弁当を差し入れしていただけると
超助かります!!
作業に入ると集中するので買いに行く暇も
ゆっくり食べる暇もないのです。
気付けば喉もカラッカラ。
8時間ぶっ通しで動き回ります。
そうこうしている内にエントランスでは何やら危うい作業が。
こちらも肇さんと平野さんコンビが頑張っております。
棒で磁石を自在に操る平野さんの業で
無事、敬子さんの手書き旗と奥のダウンズケンちゃん文字が収まりました。
2階のお部屋では作業が佳境に入っております。
今回は図書館での展示という事で、
これまで国内ではあまり発表する機会のなかった
「アーティストブック」も展示しています。
毎年フランスで行われているブックフェアへ出展している作品です。
そんな作品達をこのケースに入れるには、
重たいガラスを持ち上げなくてはなりません。
開いた瞬間パチパチ拍手の敬子さん。
タラララッタラ〜。
コレ何とかって言うカッコいい名前付いてたんですけど・・・
とりあえず吸盤です!
井戸本さんが吸盤係をやってくれました。
「いつでも声掛けてくださいね〜」
って言ってる時の笑顔です。
力仕事、ありがとうございました。
あ、ライティングもスマイリー井戸本さんのお陰でした。
今回の会場は色々な所から作品が見えます。
2階の作品は1階の図書コーナーからも見えます。
意外とこの楽しみ方がオススメです。
あと、個人的は2階の自動販売機に行く途中にチラっと
遠くに見えるこの光景が好きです。
地味なんですけど。
思わぬ所に絵が見えたときの「お!」って感じは一番です。

最後になりましたが、
初日のトークライブへお越し下さった皆さま、
今週展覧会を見て下さった皆さま、
ありがとうございました。
トークライブには70名の定員を大幅に上回るお申し込みを
いただき、当日は大勢の方にお越しいただき嬉しかったです。
なんだかトンチンカンだったね・・・やっぱりね・・・
と我が家では反省多々でしたが、アンケート結果は
9割以上の方が「大変満足」とご評価下さったそうで、ちょっとホッとしました。
平野さん曰く、こんな反響は図書館の企画始まって以来の事だそうです。
半分は今回の企画担当でもあり、市原悦子さんみたいな語り口で
司会をして下さった粉川さんのお陰だと思います。
いずれにしましても、
ダウン症の人たちの魅力が少しでもお伝え出来たなら、嬉しいです。
お話を聞いて下さった方が、次の方へ伝えていただけたら尚嬉しいです。

そうそう、そう言えばですね、
トーク後、本屋さんの書籍販売の隣でまさかのサイン会が準備されており!
佐藤家、人生初のサイン会でありました。
いやいや、それよりですね、
アトリエではポストカードと一緒にバッグを販売したのですが、
バッグをお買い上げ下さった方々がなぜか私にサインを頼むという
ワケの分からない展開になりまして。
「後で絶対後悔しますよ!やめた方がいいですよ〜。」
って何回も言ったんですけど・・・。
で、あの日バッグをお買い上げ下さった皆さん、大丈夫ですか?!
バッグに「佐藤よし子」って書かれて使えない事になってやしませんか?!
「それ誰?」とか突っ込まれて気まずい事になってやしませんか!?
なんか、あの日から気が気じゃないんですよ。
なぜか私の名前が書いてあるバッグを持ってる人達がいるって思うと、
脇の下がソワソワします。

それでは また。

2013/02/07

展覧会が始まります in 津

いよいよ展覧会が始まりまーす。
今回は図書館の一角へ大きな作品達を展示する予定。
普段の展覧会とはちょっと違う雰囲気になりそうです。
お近くの方も、そうでない方もお越しいただけたら嬉しいです。
トークライブがある9日のみ、
アトリエオリジナルポストカードを発売しますよ〜。

会期:2月9日(土)〜3月10日(日)
会場:三重県立図書館 文学コーナー(2階)
時間:9:00〜19:00
お問い合わせ:059−233−1181
※9日トークライブ 14:00〜15:30 事前予約制です。
※休館日:2/12、18、25、3/4

もっと詳しくはこちらをご覧くださいませ。
展覧会情報

※関係者の皆さまへ
 8日、9日は終日会場にいます。
 御用の方は直接、携帯へご連絡くださいます様お願いします。

2013/02/06

サイトウ家と海で


みなさんこんにちは〜。
今日は寒いですね。
三重も朝は冷たい雨が降っていましたが
さっきから晴れてすっかり青空です。
東京は雪だとか。
みんなが転びませんよーに、と思っています。

こんな日こそ、海の写真でも。
さて、先日コーリョーさんがいらした訳ですが、
ドアを開けたらミワさん(奥さん)とハルト君も!
毎回何かしら驚かされる登場です。
「ミワさんも今度おいでよー」
「やったー!行く行くー」
と電話で話してから1ヶ月足らず。
「もう来れた!アハハ!」
とコロコロ笑うミワさん。
いつ会ってもいい感じで大好きな方です。
         
うちから車でちょっと行きますと、
「海女カフェ」ってカフェがあります。
お昼は肇さんも一緒にそこまでドライブ。
海女カフェは目の前がすぐ海、というか、
いいの?こんな所で営業して、っていう位、
海の中に建っているので、お食事が届くまで
貝殻拾ったり、海を眺めたり出来ます。
で、やらかしました、うちの息子。
よく考えたら初の海だったんです、動ける様になって。
テッキリ連れて行ってた気になってたんですけど。
砂浜をハイハイで突き進み、何の迷いもなく海へ。
絶対止まると思い込んでいたので、
私は一部始終を隣で見ておりました。
びしょ濡れのユータを見た肇さんはびっくり。

肇さん「えぇ!!どーしたの!?」
私  「海に入った。」
肇さん「見てなかったの?」
私  「見てた。」
肇さん「止めなかったの?」
私  「思いつかなかった。」
肇さん「そんな事あるかよ?。」
私  「あるからこうなった。」

どうやら本人はお風呂と勘違いした様子。
たまに近所の温泉で広いお風呂に浸かっていたので、
てっきり温かいと思ったんでしょうね。
海に入った瞬間の困惑の表情がオモシロかったです。
いや〜ハイハイだと一瞬で全身びしょ濡れですね。
こりゃ発見でした。
ハルト君が着替えを持って来てくれていたのが幸いでした。
ホントに助かりました・・・。
ミワさんありがとうございました!!
今度美味しい干物と一緒にお返ししますねー。
食事が来たら誰も海なんて見ちゃいませんけどね。
  
帰り道、お騒がせ野郎は爆睡。
チャイルドシートで寝ると毎回首がこーなっちゃうんですけど、
大丈夫なんですかね?直角なんですけど。
4歳のハルト君の七部袖は1歳2ヶ月のユータにぴったり。
この状況を予見していたかのようでした。

と、我が家の節分はこんな1日でした。
みなさんはお豆蒔きましたか?
子供が大豆アレルギーだと豆撒き出来ず!
鬼退治出来ず!

ではでは皆さん
風邪をひかないように気をつけてくださいね。

あ、それから、
ダウンズタウンの方は今朝市長さんがお見えになって、
何やらトントンと話が進み出しております。
一気に色々な事が動き出しそうな予感。
状況に付いていくのに必死です(汗)
いかに与えられた条件を活かせるか、こう見えて頭フル回転中です。
うまく地域活性化と繋がるといいな、と思っています。

展覧会が始まれば少し落着く予定なので、
皆さんには追ってご報告しますね。

2013/02/03

ポカポカ日和



どもー。おはようございます。
みなさんには海老仲間、いますか?
この辺の駐車場はこーゆー借り方、可能です。
うちもやろっかな、ダウン仲間。

昨日は全国的に暖かかったようですね。
志摩のアトリエはダウンパワー全開でした。
きっと東京も同じ現象が起きていた事と思います。
一気に梅の蕾がふくらみました。

さてさて、
今日はそろそろコーリョーさんがお見えです。
先月に続いて2回目。
前回は土砂降りだったので、再び志摩へ上陸。
天気予報では雨だったんですけど、晴れて何より。
この辺1年を通してほとんど晴れなんですけどね、
コーリョーさん雨男っぽいです。(笑)
今日こそ青い海をご案内してきます。

そして!
いよいよCOINNのアルバムが完成したと!
見せてもらうの楽しみです〜。
COINNはコーリョーさんのバンドなのです。

ではでは みなさん
気持ちの良い日曜日を〜。

志摩アトリエ、今日は子供クラスやってます。

2013/02/01

産まれると言うこと 〜出生前診断〜



皆さんこんにちは〜。
展覧会の搬入まで1週間となり、テンパリ気味の三重からです。

さて、そんな慌ただしい今、あえて
去年書きかけだったブログをアップしたいと思います!
珍しく、ちょっとマジメブログです。
以前、不妊治療で妊娠されたご夫婦が、
出産までの150日をどうやって過ごして来られたか、
というドキュメンタリーを見ました。
先に感想を言ってしまうと、とてもいい番組でした。
とにかく無事に産まれてくれたらもう十分、という奥さんと、
我が子がダウン症である事を受け容れらないご主人。
ご主人は流産や堕胎を願っていた時期もあったと告白するシーンもあり、
妊娠、出産から1年しか経っていなかった私には、
とても生々しく、様々な事を考えさせらた内容でした。

これは私自身が妊娠中に感じた事ですが、
女性は自分のお腹に赤ちゃんが宿った以上、
よほどの事がなければ「産む」「産みたい」
という本能が働くような気がします。
お腹の子がダウン症だったら、何か病気だったら、と、
私も妊娠中に何度か想像してみましたが、
何度考えても、どんな子でも自分は愛せる、という
思いしか出てこず、自分でも驚いた事を覚えています。
我が家がなかなか子宝に恵まれなかったせいもあるかもしれませんし、
いざ診断が下ったらどう感じるか、それは自分でも分かりませんが、
いずれにせよ女性が「堕胎」すると言う事は、
産む事と同じ位、よほどの覚悟がなければ出来ないと
その時身をもって感じました。

今、この流れの中で心配なのは、
お腹の子がダウン症と分かった時点で(産む、産まないの選択をする前に)
特に子育ての中心となっていくであろうお母さんが、
「ダウン症」について知ったり、勉強出来たり、
何よりも、心の不安を相談出来る機関が十分に準備されずに、
検査が先行していくことです。
情報が少なければ少ないほど、お母さんは迷われるでしょうし、
決断した後に後悔してしまうかも知れません。
その時に力強く支えてくれる人が、ご家族以外にも必要だと感じます。
むしろ、周囲に心身共に支えてもらえる環境さえあれば、
体力的に辛くても頑張れる事はあると思います。

ダウン症だから堕胎する、というケースの裏には、
多かれ少なかれ、周囲からの無理解による反対もあると思います。
本来、皆に祝福してもらえる時期に、
自分や夫の家族から反対される事がどれほど辛いか、
想像しただけで寂しい気持ちになります。
そういう場合、多くは、
ダウン症の人達がどんな人達かを知らなかったり、
実際に関わった事がないというケースも多いように思います。
今の社会では、別々に生きている部分の方が多く、
彼らの事を知る機会があまりに少ないと思うので、
ダウン症の人たちについて知らない人が悪い訳ではありません。
でももし、周囲の人達がダウン症の人を知っていたら、
正しく理解していたら、と思わずにもいられません。

「産まれたらみんなで育てて行こうね。」
「今は安心して産む事だけを考えてね。」
「どんな可愛い顔か楽しみだね。」
傍でこんな声を掛けてくれる人達がいたら、
妊婦さんの不安はきっと少しは軽減されるでしょう。

最近アトリエは全国の医療関係者との出会いが多く、
昨年はお母さんへの告知を担当されている看護士さんが
東京アトリエまでご見学に見えました。
わざわざ金沢から飛行機で、お忙しい学会の合間を縫っての事でした。
こういった熱心で愛情深い先生方の存在は、
私達にとっても大きな励みとなります。
畑違いと知りつつも、
講演活動や、学会にお招きいただいた際に、
アトリエの活動をお伝えさせていただいている理由は、
お医者様から少しでもダウン症のお子さんを出産されたご家族に
プラスの情報も流して欲しい、という、まずはその思いです。
色々ありますが、まずはそこです。
立場上、言えない事も多くあるとは思いますが、
それでもお医者様だからこそ言ってあげられる言葉、
掛けてあげられる言葉も沢山あると思うのです。

米国では9割の人がダウン症と分かったら堕胎するそうですが、
ダウン症の中でも、無事産まれてくる事の出来る人はほんの僅かです。
その確率は、神様に選ばれて産まれて来た人たちと言ってもいいほどだそうです。
狭き門をくぐり抜けて来た人たちです。
アトリエで彼ら自身や、その作品に触れると、
「あなたは産まれて大丈夫。生きていく意味があるよ。」と、
自然界からの許しを得た人達だと感じる事が沢山あります。
そして、1000人に1人ダウン症の子供が産まれることで、
あんまり早い世界に、ちょっとブレーキを掛けてくれているような、
そんな気がします。

自分が出産をして改めて感じたのは、
この世に命を持って産まれてくると言う事は、
当たり前の様で、奇跡の連続だという事です。
なかなか妊娠しなかった時、つくづく、
命は人間が操作できる世界ではないんだな、と思い知りました。
産まれた子が重度のアレルギーと分かった時も、
やっぱり命は選べないんだな、と思いました。
どんな状況であれ、産んだからには育てるしかないですし、
誰もが誰かの力を借りて子育をしています。
ダウン症の赤ちゃんは、支えてもらう時期や内容が、
他の赤ちゃんと違うかも知れませんが、
命をみんなで大切に育てる、周囲にその気持ちさえあれば、
間違いなくみんなに愛される存在になると思います。

出生前診断については、
日頃、ダウン症の人たちの魅力を伝えている立場からすると、
やはり疑問を感じずにはいられない検査です。
それでも100歩譲って、
事前に産まれて来る子供がダウン症と分かる事で、
お母さんやお父さん、周囲の人が心の準備や具体的な準備を出来たり、
赤ちゃんの存在を祝福出来る環境になるのであれば、
それは大きな可能性にもなり得るとも感じます。
この問題に対し感情的になる事は建設的ではありませんが、
検査の是非だけが協議され、そこに関わる人達の
「心」が後回しにならない事を願います。

いま迷っている人や、苦しいと感じている人が、
自分の気持ちに素直な選択を出来る環境である事を願っています。
そしてダウン症のお子さんを出産された全ての方が
自信を持って子育てをされる事を願っています。
そしてアトリエ・エレマン・プレザンの活動が、
みんなの明るい希望となれたらいいな、
といつも思っています。

と、今日はちょいとマジメでした。
最後に目つきの悪い野良猫3トリオを〜。