皆さんこんにちは〜。
目の前の小学校から爽やかな歌声が聞こえて来て、
「春だねえ・・・」とウッカリ寝ぼけた事を呟いた私です。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、この度、東京スタッフのイサこと関川くんに
息子が誕生しましたよ、という、
割とプライベートなお話にて失礼致します!
いやもう、嬉しくて嬉しくて。
何なら自分の時より嬉しいです。
陣痛味わってない分、苦しんでない分、
手放しで嬉しいという、孫の誕生を喜ぶ心境です。
このニヒルな笑いさえも可愛く思える孫バカ。
あ、孫じゃなかったです、これまたウッカリ。
これは私だけでなく、アトリエの皆はもちろん、
彼と学生時代を共にしながら、
一緒にアトリエに通ったり、
手伝ったりしてくれた元学生の仲間たちや、
彼を知って下さっている方々にとっては
ビックリ嬉しいお話だと思います。
まさか結婚出来るなんて!って言う・・・。笑
TBSの和田さんにぜひお知らせしたいな、とか、
NHKの吉川さんにもお知らせしたいな、とか、
イサと出会ってから仕事で出会った人達が
次から次へと脳裏に浮かぶ七不思議。
イサとの出会いは、彼が多摩美の1年生で、
私たちが芸術人類学研究所の研究員になった時。
かれこれ8年ほど前になります。
学生時代の4年間は皆勤賞、
もしくはストーカーか?!って位、アトリエに通い、
アトリエをテーマに卒論を書き、
展覧会や大きな仕事の前には我が家に泊まりがけで
徹夜覚悟で手伝ってくれ、
アトリエが引越す時にも手伝ってくれて、
本当に何でも一生懸命やってくれる子でした。
それだけダウン症の人たちに惹かれて来たのだと思います。
時には学校を辞めたいと言い出した彼を止め、
恋の相談に乗ったり、後始末をさせられたり、
この8年で何とも言えない関係になっていました。笑
そんな彼がアトリエのスタッフになりたいと、
ありがたい事を言い出してくれたのが確か一昨年。
「息子に仕事を継ぎたいって言われたらこんな感じかな」
なんて、サクマ親父と話していたほど嬉しいことでした。
それでも、見学生とスタッフでは真逆の立場。
とても熱心で素直でいい所ばかりだけど、
彼が果たして仕事としてアトリエに向いているか、というと、
私も佐久間も正直悩む、最近までそんな日々でした。
ところがある日、
イサと何気無い仕事のメールのやり取りをしていた時に、
(お?)と、感じるものがありました。
何が書かれていた訳でもありませんが、
些細な文面や語尾から、やる気、熱心さ、
何より仕事に対する丁寧な心使いが感じられました。
彼の中で何かが変わったな、いい方向に変わったな、
と直感しました。
その日、サクマブログを読んでみたら、(普段は読みません 笑)
イサに任せた土、日の作品が良かったと、
イサが成長したと、珍しくイサが褒められていて、
やっぱりね〜と思ったのでした。
きっとあの土、日がイサにとってポイントだったのだと思います。
彼の中で質の良い自信が生まれ、
それを現場に還す事が出来たのだと思います。
そしてまた彼らから受け取る事も出来たのだろうと思います。
伸びるのはここからです。
これからが本当に楽しみで、待って良かったと、
心から思いました。
ダウン症の人達を見ていても、
今日この子変わったな、という日、
今、この子変わったな、という瞬間があります。
そこを見逃すか、しっかり見ているかで、
その後が全然違ってくるのですが、
スタッフの育成も全く同じだな、と改めて感じています。
最初に手間暇掛けて、
失敗しても大丈夫だよと受け止めて、
その時には一緒に責任を取る覚悟を見せて、
何より自分が一番率先して取り組む、
楽しみも苦しみも本気で味わう姿勢を
見ていようが見ていなかろうが、やる。
もうそれしかない気がします。
素直で熱心な子は必ず見てくれているし、
いつか伝わるのだと思います。
そういう意味でも、
人にとって大切なのは素直さだなあと、つくづく思います。
何だかとりとめのないブログになりましたが、
今日はイサに向けて、
心からのおめでとうと、
いつもありがとうの気持ちを込めて書きました。
お父さんになったイサが益々成長する姿を
見られるのが本当に楽しみです。
あ、イサJr.の名前は、
アトリエのみんなからの候補では
「ウド」だったそうですが、無事、
「浩都(ひろと)」君になったそうです。
引き続きどーぞよろしくお願いします!