2011/06/06

湯島食堂




皆さんこんにちは〜。
今日はポカポカ、お天気の東京です。
アトリエではタオル干しまくりです。
毎日みんなが沢山手を洗うので、
タオルの消耗が、スゴいんですよ。
タオルのご寄付、いつでも喜んで受付中です。


さーて、今月は続々と更新しなくては!
実は溜まっていた情報が沢山ありまして。
遅くなってすみません、
というキブンで更新しますのでお許しを〜。

トップ写真は湯島食堂の寺田さんです。
今回、大変お世話になった方の1人です。

昨年末、湯島天神の2軒隣に、
素敵な食堂がオープンしました。
その名も「湯島食堂」。


湯島食堂のドアノブです。
ここを開けると・・・


何やらいい感じの階段が。
あ、この手前に玄関があります。


階段を登り切った瞬間、左の方から
「あー!サトウさん、こんにちは〜!」
と元気な声とお馴染みの笑顔が。
この食堂の料理人、本道佳子さんです。

私と名前が同じせいかも知れませんが、
初めてお会いした時から、
他人とは思えないような、不思議なお方。
田舎の道でバッタリ会った親戚のようでもあります。
何より、お料理の腕前、スゴいです。

本道さんとお会いする前、
湯島食堂のプロデューサーの仁田さんが
「本道さんのお料理食べるとめっちゃ元気になんねん!
しかもその後いい事が起こるんよ♬」
と仰っていて、ホンマかいな、
とちょっと思っていましたが(笑)

ホンマでした。
体が活き活きしてくる感じが分かる食事です。
そらぁハリウッドスターも本道さんをご指名する訳です。
重たいご病気の方も、
本道さんのご飯をもう一度食べたくて、
余命宣告をくつがえしたり、
色々逸話のあるゴハンなのです。
見た目は地味ですが、美味しいのです。



店内です。
窓から光がすーっと射し込んで、
私たちは2月頃に行ったのですが、
冬でもポカポカでした。

ま、ストーブも焚いてましたけども、
ストーブの上でお豆を煮てたりして、
まるで誰かのお家にいるみたいでした。
ついつい長居しちゃいそうです。

さてさて、「湯島食堂」さんとアトリエが
どんな繋がりかといいますと、
今回、お店のグッズを作るにあたり、
作品提供をさせていただいたのでした。



ハルコさんの作品を使用したショップカード。

 

サトミさんの作品を使用したスタッフ達のお名刺。

 

ミリさんの作品を使用したスタッフバンダナ(左)。

そして看板や、HPに使用されている文字は
ユウスケ君の書き下ろしです。
「島」の字がオモシロくなってますが、そこはご愛嬌。

昨年11月から取り掛かっていたグッズ制作は、
震災の影響もあって少々遅れましたが、
先週ようやく全て完成しました!

バンダナはアーバンリサーチDOORSとのコラボです。
限定40枚がショップで販売されています。

ただ、今回は布への発色が難しく、
原画本来のキレイな色を出す事が出来ず、
ちょっと心残りな結果でしたが、
力は尽くしたので仕方ありません。
一緒に仕事する方達と仕上がりの感覚が
共有できないとこういう事になるんだ、
と勉強になりました。

でも!
原画を見ていない方々からは大好評です。
大判なので使いやすいとのこと。
お店で見掛けたら、お手に取っていただけたら嬉しいです。

これまで、
無償協力という形が多かったアトリエですが、
今回は「湯島食堂」さんから、
お仕事という形でご依頼をいただけた事が、
大変ありがたい事でした。

作品が認められる、と言うことは、
存在を認められる、と言うことだと思います。
嬉しいです。

ダウン症の方達の作品を扱う場合、
どうしても間に何人もの人が関わる事になるので、
肝心の彼らに還元するシステムを作るのは大変ですが、
少しづつでも、みんなの生き甲斐や、
将来へ繋がればと思っています。

小さな一歩が繋がれば、
細くても心地よい道が出来るのでは、と思います。

梅雨の晴れ間が見つかったら、
ぜひぜひ湯島食堂へ遊びに行ってくださいね〜
小さなお店なので予約をオススメします。

湯島食堂 03−3831−2202  月曜定休
OPEN  10時〜16時