2009/04/17

人のチカラ

初夏のような日々から一変。
今日はなんだか肌寒いくらいですね。
みなさまお元気ですか?


そうそう、先日お花屋さんでこんな植物を発見しました。
宇宙っぽい!と思って買ってみました。
もしや、コケ?


さてさて、ここは多摩美です。
先週の月曜日と水曜日は終日多摩美でした。
お天気に恵まれて、作品撮影日和。
むしろ暑いほどでしたが頑張りました!


膨大な作品に埋もれるサクマさん。

過去作と近作を分けるサクマさん。
地道に作業すること6時間。
「打ち合わせでーす」と呼ばれて中断です。

夕方からは展覧会に向けミーティング。
右から会場設営をご協力下さる大室さん。
真ん中は研究所スタッフの大澤さん。
左は大室さんに弟子入りしている学生さん。

これは大室さん作の模型です。
会場想定をする為の必殺アイテム。
長谷川先生が夜な夜なご自宅で絵のレイアウトを
お考えになるとのこと。
日本と海外を行き来する先生はとってもご多忙です。
総勢9人、この日の打ち合わせは3時間に及び気付けば8時半。
体も頭もフルに使って腹ぺこです!


それでです。
「人のチカラ」というタイトルですが、
いやー1人の人間の力ってスゴい!と、
月曜日にしみじみ思ったのでした。
アトリエには日中子供たちが来ているので
今まで絵の整理はアトリエが終わった後や、
お休みの日、時には夜中に行っていました。
けれど、私達がどうがんばっても時間が足りない!
という状況がここ最近は増えつつもありました。
特に展覧会前の絵の選定はとても神経を使うので、
疲れている時には難しかったりもします。
とは言っても、その時々でお相手があるので
アトリエのスケジュールだけで動く訳にもいきません。

そんな時!
彗星のごとく現れし栗ちゃん。
栗ちゃんは昨年東京アトリエに加わったスタッフですが、
今回初めて月曜日のアトリエを彼女に任せ
同時進行で私と佐久間は多摩美での仕事に専念出来たのでした。
1人の人が増えると、
こんなにも可能な範囲が広がるんだなあ、
と改めて実感した1日でした。
現場を安心して任せられるということが本当に嬉しいのです。
これがなかなか、出来る人がいなかったのです。
ただ見ているだけなら簡単に出来ることなのですが、
ダウン症の人たちのペースに完全に沿って、
見守る、支える、実は半歩先に立っている、という、
言わば「佇まい方」は、
意外と誰にでも出来ることではないのです。

こんな日々の中で、
ひとつひとつのプロジェクトを丁寧に進める為には、
勇気を持って、相手を信用して、
仕事を任せていくことも大切、と実感しています。
正直、こんなに早く人材育成をする事になるとは
思ってもみませんでしたが、
栗ちゃんに出会ったのもきっと何かのご縁。
今や欠かせない人材になりました。

展覧会やシンポジウムなど、
アトリエに関わって下さる方が多くなるシーズンには
いつも人のチカラ、1人の人間に備わっている可能性に
感動しっぱなしです。
何度やっても準備は大変ですが、
みなさんの成功させようという熱意と、
ダウン症の人たちとご家族に喜んでもらいたい
という思いが私の原動力です。


お世話になっている皆さま、
いつもありがとうございます!!