2009/10/15
Book Project International 2009
いいお天気の東京ですね。
アトリエでは今日も全員がちがう鼻歌をうたいつつ
ハイレベルな作品が生まれています。
さて、今日はフランスにいる妹からのリポートをお伝えします。
夏のような写真はマルセイユから。
今年もマルセイユの国際アーテイストブックフェアに行ってきました。
ブックフェアはアーティストや絵本作家による手作り限定本の展覧会。
アーティストブックを作っている出版社や工房、
アーテイストたちが、2日間にわたりマルセイユに集まり、
今年は8カ国から(オーストラリア、スイス、フランス、イギリス、ハンガリー、イタリア、アメリカ、日本)
60人の出品者が参加しました。
アトリエも毎年招待出品しています。
今年も三重アトリエが中心になって
ダウン症の人方たちの作品集や、肇さん、敬子さん自身の作品を制作し、
出品しました。
このブックフェアには、アーテイストブック以外にも、
絵本や、小説、料理の本など、
ちょっと普通の書店では見かけないような面白い本も集まってきます。
アトリエからは今年、こんな本を出品しました。
毎年エレマンプレザンの版画集を楽しみにくるマダム ラステロさんも来てくださいました。
後から、
「来年もこのアトリエのすばらしい作品に私達が出会えるように、がんばってくださいね、
そして、アトリエの皆さんによろしくお伝えください」とのメールをいただきました。
アトリエの作品の前では、多くの人が立ち止まり、いろいろなコメントをしていかれます。
「ここに来るとなんだか呼吸ができる。」とつぶやいたり、
「Fantastique ! (ファンタースチック!すばらしい!)」と言っていかれたり、
「このアトリエがフランスにないのが残念!」と言う人もいました。
このブックフェア、国際的な規模ではパリの次に大きく大事なフェアなんだそうです。
ガラスで作られている3ページだけの、ページのめくれない本や、
布でできている本、
木の箱から話が出てくる本など、これも本?
って言うようなオブジェなどユニークな物がたくさんです。
シンポジウムや、講演会、版画ワークショップなどのイベントもあり、
子供から大人までいろいろな種類の本に出会えるフェアです。
私も子供のために版画ワークショップをしました。
はがきサイズの薄いアクリル版に絵を彫り、刷り、
楽しいワークショップになりました。
主催者のマダム ウベダさんも
「エレマンプレザンの作品をアトリエギャラリーに展示すると、
多くの人が感動するから、この作品をコレクションすることがうれしいわ。」
と言っていました。
いつか近いうちに日本に来たいとも言っています。
もう4年ぐらい同じことをいってますが・・・。
来年、来年と、毎年「来年」を楽しみに、
「三重のアトリエに行ったら竹林いくんだ」
って張り切っていました。
日本=竹林・・・?
以上Fumika Satoでした〜
2009/10/14
通販生活 秋冬号に載っています!
今月発売の
「通販生活」2009秋冬号/カタログハウス 185ページにて
アトリエと多摩美術大学芸術人類学研究所が共同制作した冊子、
「アール・イマキュレ」が紹介されています。
2007年に東京都現代美術館で行われたシンポジウムで
配布されたものです。
2009/10/13
健康第一!
日曜の朝、
アトリエのドアを開けると
イサが花束を持って立っていました。
愛の告白かと思いきや(笑)
「よしこさん、お見舞いです。」
そうなのです、私、先々週入院してしまったのでした。
水曜日のこと、
前日急に出た熱がひいたと思ったら
胃のあたりがシクシク痛み・・・
ついには我慢ができない程の痛みに襲われ
うんうん唸りながらタクシーで病院へ。
我ながらスゴいと思ったのは
病院に着くまではがんばったのですが、
到着した瞬間、気が緩み、さらに気を失い、
気付いたら転送先の違う病院のベッドの上にいたのでした。
いっぱい検査をした結果、
診断は「急性腸炎」でした。
これ、2年に1度くらいやってしまうのです、昔から。
原因は体力疲労による免疫低下らしいですが、
先生曰く
「ただの急性腸炎だから絶食すれば大丈夫!」
とのこと、3日間の絶食、点滴ライフを送って
無事、土曜日に退院しました。
みなさんご心配なさらないで下さいね。
思いがけずイサとアカネエがお見舞いのお花や
バラの実(写真の赤いやつです!)を届けてくれて
嬉しかったです。
退院後はサクマ作のおかゆ+肇さん梅干し。
おかげ様で順調に元気になってきました。
入院中は口から物を入れるなんて、
恐ろしくて想像も出来ませんでしたが。
病院の同じ部屋では、
今まで聞いた事もないような病気の方とお会いしたりして、
改めて、
普段何気なく過ごしている健康な状態、
病気ではない状態って奇跡に近いんだ、
という事を痛感しました。
私は持病に喘息と紫外線アレルギーがあるので、
体を全く気にせず動く事はなかなかありませんが、
それでも、
普通に生活をして、仕事も出来ているという事は
本当はとてもラッキーな事だと思い知りました。
今思えば大げさなんですが(笑)気を失う瞬間、
死ぬ時ってこんな感じかー意外に呆気ないな、と思ったり。
ちなみに急性腸炎では3回ほど気絶させられている私です。
痛みに耐えられない時は気絶するという本能は
なかなかよく出来ています。
いずれにしても、
大した病気じゃなくて良かったです。
退院してから、
仕事と生活を見直して、
もっともっと実りある生き方をしよう、
と思っています。
自宅とアトリエが同じだと
なかなか静養出来ないのが辛いところですが(笑)
みんなから元気をもらいつつ、
上手にお休みしながらやります〜。
それではこの頃の元気なみんなをご紹介!
腕ずもう連勝中のあっちゃん。
パワフルで優しいリョウちゃん。
面倒見のいいお姉さん、ナオちゃん。
いつも真剣なユウキちゃん。
ファンタ命の大ちゃん。
風邪をひこうがフラダンスを踊るカナちゃん。
たそがれジルー。
皆さん、お体にはくれぐれも気をつけて下さいね!!
2009/10/09
茶遊会へ
大きな台風が去りましたが、
皆さまのところは大丈夫でしたか?
アトリエ日記は海外の方から、
日本は九州から北海道の方まで、
ご覧下さっているようですので、
あちらこちらが気になります。
みなさまが元気ですように!
東京のアトリエでは
金木犀が香る季節になりました。
絵の具やオイルの匂いも消してくれるので
とっても爽やかで嬉しいです。
写真の柿とキウイ、
どっさりの栗は三重アトリエから。
みんなで美味しくおやつにいただきました。
やっぱり旬の食べ物はいいですね。
体にすんなり入っていく気がします。
肇さんと敬子さんがお庭で収穫したもの。
さてさて、茶遊会へ行って参りました。
私、ウッカリ「さゆうかい」と読んでおりましたが、
正しくは「ちゃゆうかい」と教えていただき、お恥ずかしい限り。
ちなみにアトリエのパソコンでは変換が出来ず、
「茶誘拐」という怪しい漢字になっちゃいます。
先週の月曜うおがし銘茶さんから
お招きをいただき、プレは築地まで課外授業へ。
本当はたくさんの生徒を参加させてあげたかったのですが、
会場があまり広くないということと、
月曜の出席者はハルちゃん、アキちゃんの2名だったので
学生ゆりあとスタッフの6人でおじゃましました。
店内で抹茶のお話を聞くみんな。
抹茶は葉っぱごと食べられるのでとても健康に良いとのこと。
なるほどなるほど。
広報部の島田舞子さんが丁寧にご説明下さいます。
と、そこへなにやらオシャレなお茶が!
なんと、抹茶のカクテルです。
子供達と私はノンアルコールをいただき、
あとの3人はせっかくなのでアルコールを!
仕事中ですが、ま、一口なので・・・。
隣のお匙に入っているのはこんにゃく+抹茶入酢みそ。
築地だけに干物も美味しいです。
飲んで食べたら「なんか元気!」という事で、
お茶の葉を抹茶にする為の石臼を挽くハルコさんとゆりあ。
ハルちゃんの顔を見ての通り、小さくても重たいのです。
次の階へ案内されていただいたものは
「濃茶」です。
噂には聞いていましたが、初体験!
温かくした器に絵の具のビリジアンのようなお茶。
「すぐに召し上がってくださいね〜固まってしまうので。」
というほど濃いお茶にみんなドキドキ。
今回はマシュマロにつけて、というか、
マシュマロで拭って食べます。
飲むというより、食べるといった方が合うようなお茶です。
正式なお茶会などでは次の方へ
どんどんまわしていただくものだそうです。
味は、すごーく苦いのですが
お茶の香りがフルーツのように香って素敵でした。
子供達はペロリと平らげ、うおがしの方からも
「お、大人〜!!」と驚かれていました。
さて、さらに次の階に下ると・・・
みんなが待ちに待っていた
通称シャカシャカの時間です。
シャカシャカ
シャカシャカ
みんなの熱望に応えてくださり
今回は特別にお茶を点てさせていただけたのでした。
うおがしの皆さんご無理を聞いてくださり
ありがとうございました!
もちろん、いただく時には三回まわして。
ちょっと順番が前後しましたが、
他の階ではお抹茶のアイス最中をいただきました。
「うまく食べられるかな・・・パクッ!」
「うう〜〜ん!!おいひー!!」
この通り、みんなとっても楽しかった様子。
立ちっぱなしの1日だったので
2人は帰りの電車でグーグーzzz。
スタッフも最後に店長さんからお茶の煎れ方を教わって
勉強になった一日でした。
前回のブログでお茶のことを書いたばかりでしたし、
日本茶を美味しく煎れるコツって
日本人でありながら知っているような知らないような、
だったので。
ポイントはどんなサイズのお急須でも
お湯は半分しか注がない事、らしいです。
それを繰り返して注ぐことで、
香りも風味もよいお煎茶がいただけるとのこと。
うおがし銘茶さんとはこれからも
色々とご一緒させていただく事になりそうです。
今回は下見も兼ねて伺ったので、
また次回には他の生徒達も連れて行ってあげたいな〜と思いました。
何よりも、ここのお茶は本当に美味しいので
しっかりパンフレットをいただいて帰ってきました。
アトリエで美味しいお茶をお出しすると
お話も打ち合わせも弾みます。
特にお仕事関係の方は、
ご厚意でお越し下さる事が多いので、
せめてお茶やお菓子は美味しいものを、
といつも思っています。
ちょっとシリアスな内容だったとしても、
そこに美味しいお茶があると、
ふと、夢や希望を語り合えることがあります。
これは不思議ですけど、それくらい、
お茶には力があるなーと思います。
きっとお互いにリラックスできるのでしょうね。
さらに今回は、
日本茶がいかに体に良いかという事も知れたので、
益々お茶時間を大切にしたいと思います。
アトリエにお越し下さる皆さん、
美味しいお茶を煎れてお待ちしております!
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