2008/05/05

志摩ジャングル




5月ですね。
こどもの日ですね。

ジャスミン、箱根ウツギ、アイリス、
庭ゼキショウ、そうだカモミールが裏に咲いてた!
と、志摩では次々と新しい花や
ハーブが咲いているようです。
肇せんせいと敬子せんせいは
庭のはっさくでひたすらジャム作り、
らしいです。
もちろん無農薬栽培なので、
とっても美味しく安心して食べられます。


私はというと、菖蒲湯に入ったりして
こどもの日っぽさを満喫しています。

きのうの教室は保護者の方から
手作り柏餅の差し入れがあったりして、
みんなで美味しくいただきました。
おやつがあると絵にも力が入るってもんです。

「なんであんなにしゃべりながら、
 食べながらこんな絵が描けるの〜?!」

と多摩美の学生達も驚いています。
絵が生まれる瞬間は実に自然です。
きっと最大限にリラックスしているから
自由な心で描けるんじゃないかな、と思います。

アトリエに通っている人たちは、
よく笑い、よくしゃべり、よく描きます。
もちろん、よく食べます。
新しいメンバーが増えても、
自然とそういうクラスになるのはフシギです。

そしてアトリエに見学にくる学生たちや
悩みを抱えた人たちは、
みんなの制作の様子をみて、一緒に笑って、
エネルギーをもらって帰っていくようです。
ちょっとした給油所のようでもあります。

もちろん、ダウン症の人自身が悩む日だってあります。
そんな時は見学の人はお断りさせていただいて、
ゆっくり話を聞きながら、制作を見守ります。
アトリエの時間じゃ足りなくて、
電話やメールをくれる子もいます。
内容は
お母さんには内緒の話とか、
お父さんに怒られちゃった話とか、
学校でいじめられた話とか、
いまお花見に来てて楽しい!とか、
きょうの夜ごはんはカレーなの!とか、
次のアトリエまだ〜?とか、
様々ですが、
一緒に喜んだり、悲しんだりしながら、
いちばん勇気づけられているのは
たぶん私です。

教室と「ダウンズタウン」の準備、
同時に進めているので大変なこともありますが、
アトリエに行けば
「ヨシコ!愛してるよ!」
と言ってくれる子がいて、
「大人になったら何になるの?」
と心配してくれる子もいて、
大笑いしている内に、
よーしまた1週間がんばるぞー!
という気分になるのです。

さて、オトナになったら何になろう??