
いいお天気の東京ですね。
アトリエでは今日も全員がちがう鼻歌をうたいつつ
ハイレベルな作品が生まれています。
さて、今日はフランスにいる妹からのリポートをお伝えします。
夏のような写真はマルセイユから。

今年もマルセイユの国際アーテイストブックフェアに行ってきました。
ブックフェアはアーティストや絵本作家による手作り限定本の展覧会。
アーティストブックを作っている出版社や工房、
アーテイストたちが、2日間にわたりマルセイユに集まり、
今年は8カ国から(オーストラリア、スイス、フランス、イギリス、ハンガリー、イタリア、アメリカ、日本)
60人の出品者が参加しました。
アトリエも毎年招待出品しています。
今年も三重アトリエが中心になって
ダウン症の人方たちの作品集や、肇さん、敬子さん自身の作品を制作し、
出品しました。

このブックフェアには、アーテイストブック以外にも、
絵本や、小説、料理の本など、
ちょっと普通の書店では見かけないような面白い本も集まってきます。
アトリエからは今年、こんな本を出品しました。

毎年エレマンプレザンの版画集を楽しみにくるマダム ラステロさんも来てくださいました。
後から、
「来年もこのアトリエのすばらしい作品に私達が出会えるように、がんばってくださいね、
そして、アトリエの皆さんによろしくお伝えください」とのメールをいただきました。

アトリエの作品の前では、多くの人が立ち止まり、いろいろなコメントをしていかれます。
「ここに来るとなんだか呼吸ができる。」とつぶやいたり、
「Fantastique ! (ファンタースチック!すばらしい!)」と言っていかれたり、
「このアトリエがフランスにないのが残念!」と言う人もいました。
このブックフェア、国際的な規模ではパリの次に大きく大事なフェアなんだそうです。
ガラスで作られている3ページだけの、ページのめくれない本や、
布でできている本、
木の箱から話が出てくる本など、これも本?
って言うようなオブジェなどユニークな物がたくさんです。
シンポジウムや、講演会、版画ワークショップなどのイベントもあり、
子供から大人までいろいろな種類の本に出会えるフェアです。
私も子供のために版画ワークショップをしました。
はがきサイズの薄いアクリル版に絵を彫り、刷り、
楽しいワークショップになりました。
主催者のマダム ウベダさんも
「エレマンプレザンの作品をアトリエギャラリーに展示すると、
多くの人が感動するから、この作品をコレクションすることがうれしいわ。」
と言っていました。
いつか近いうちに日本に来たいとも言っています。
もう4年ぐらい同じことをいってますが・・・。
来年、来年と、毎年「来年」を楽しみに、
「三重のアトリエに行ったら竹林いくんだ」
って張り切っていました。
日本=竹林・・・?
以上Fumika Satoでした〜